ロアッソ熊本 VS サガン鳥栖 : サガン鳥栖 VS 愛媛FC

2008年6月26日 14:49

2008-19 ロアッソ熊本 VS サガン鳥栖 (KKウイング)
2008-20 サガン鳥栖 VS 愛媛FC(ベアスア)

二つの試合を振り返ります。

まずは、熊本戦。激しい雨の中、行き帰りの移動で往生したでしょうが、無事に皆様たどり着けたでしょうか。公式のツアーバスもなんとか無事に行き帰りできたとのことでよかったと思います。特に帰りは100m先も見えないくらいの視野の中、運転手の方は大変おつかれさまでした。

さて、試合を簡単に振り返ります。

雨の中の試合だったとはいえ、双方ともに攻守の切り替えが遅く全体的に間延びした展開ではありました。その一因は熊本の攻めの時のサイドの張り出し方にもあるのではないかと思いました。熊本は守備の時には4-4-2を引いていましたが、ボールを持ったときには、松岡が左サイドに張り出して4-3-3のいわゆる3トップのような形で臨んできました。

熊本のこのポジションに対応するべく、鳥栖のサイドの選手が自陣の低い位置でケアすることが多くなってしまいました。熊本が両サイドにまずはボールを渡すところ(ロングボールも然り)から始まりますので、ボールを奪うところ(奪おうとしかけるところ)がサイドになってしまいます。必然的にそこに人が集まるわけですが、そこボールを奪った際にあいている逆サイドのオープンスペースを使えなったことが鳥栖の攻撃の手詰まりになってしまいました。オープンスペースを使う攻撃につながらないのは、前を向いてボールを受けることができないのもありましたし、鳥栖のディフェンスラインは足元の技術に難があり、フィードが苦手であるという点もありますね。

また、衛藤、鐵戸という鳥栖のボランチはスペースをケアするというよりは、どうしてもファーストプレスタイプになってしまうので、前線でプレスできているうちはいいのですが、守勢に回ってしまうとディフェンスラインにひきずりこまれて、中盤を埋めながらポジショニングで奪う守備ができていません。そのあたりが互いのチームの間延びにもつながりました。

フォワードに長いボールを蹴って走らせる事も多く、ますます間延び気味になっていたので、思い切ってディフェンスラインをあげる戦い方ができれば全体のラインが上がってコンパクトに保てたかもしれませんが、鳥栖はオフサイドトラップをかけるのが苦手ですからね。相手が3トップ気味になった際のサイドの対応と中央のバランスそのものに難があったのかもしれません。

とにかく熊本戦はなんとなくチーム全体が停滞したまま終わってしまい、勝ち点3だけが収穫だったという感じでしたね。

そして愛媛戦。

愛媛戦はボランチが衛藤から義希に変わったことでカバーリングという概念が衛藤よりも強く現れました。そこが熊本戦よりも前半の入りでプレスが効いて更にバランスよくセカンドボールも拾えたところだったと思います。中盤のスペースを埋めたり、ディフェンスが上がっていった際にラインにはいってポジションが崩れないような動きができるのは彼の見えない特徴でもあると思います。

ポジショニングの意識というのは、非常にこの試合は意識が高いなという点がありまして、たとえばオーバーラップしていた選手がそのまま前線に入って代わりの選手が守備に入るという場面が熊本戦よりも多く見受けられました。キムシンヨンは相手の早いリスタートに備えて、チャンスを逸した後に自分のポジションに戻らずに自らが中盤に入り、前線までボールを追いかけた廣瀬(高地だったかな?)と意志を確認しあってポジションを元通りにできる時がくるまで前線に戻るのを控えている場面もありました。守備は、人に対する強さも必要なのですが、そもそも、そういう状況を作らせないためにスペースをつくらないという全体としてのバランスも重要ですので、この判断はよかったと思います。

ただ、熊本戦と変わらなかったのはバイタルから相手が入ってきたときのマークがぼやけているところ。完全マンマークではないので受け渡しのタイミングや攻守の切り替え時などのマーキングに問題が発生するのは当たり前なのですが、その割には人をはずしてしまう確率が高かった。対人守備で補ったり、シュートが室の正面(室のポジショニングを褒めるべきでしょうが)という幸運もありまして失点は1つだけになりましたが今後の不安材料ではあります。その失点もこぼれ球とは言え、クロスを上げる選手は完全にフリーでしたからね。ただ、監督は藤田のミスとはっきりと言ってましたね。

攻撃面では、廣瀬はこれまでの試合にも増して、ディフェンスラインの裏に対してダイアゴナルランで中央に入ってくる回数が多く、チャンスを生み出しておりました。そこに対して長いボールが正確にはいればチャンスも増えたのでしょうが、惜しかったねというキックや、また、キックが正確に行ってもトラップができないという、やはり基礎技術の未習熟が得点につながらない場面がありました。この辺りは再三再四言っておりますように練習あるのみですね。

走力という点では熊本戦と違って全力を出し切る戦いができていたし、スタジアムで見て非常に熱くなりました。高地の先制点も藤田が全力でディフェンスやキーパーに対してプレスをかけた結果でしたし、廣瀬のアシストもその前に出そうなボールを全力疾走で拾えまた事に尽きます。キムシンヨンも前線へのボールに対して、よく追いかけていました。後半になるとその走力が疲れに代わって全体的なプレスの緩さにつながっていましたので押し込まれる要因になりました。そのあたりをどう凌ぐかが今後の夏場を迎える際のポイントでしょうね。リードしている状態であればカウンター作戦に切り替えるのもひとつの手だと思います。そのカウンターでもある程度人数をかけてシュートまで持っていかないと、変な形での逆襲を食らいますからね。その辺りに関しては全体の意志の統一が必要ですね。

最後、谷口の最後のシュートは決めてほしかったですね。ゴールで幕切れだなんてなんて素敵な劇場だって感じでしたが、残念ながらはずしてしまって溜息のままいつのまにか試合が終了してしまってから歓喜の声に変わったのは微妙な気持ちでしたね(笑)

2008年九州Jリーグ4チーム選手相関

2008年5月15日 12:57

九州のチーム同士で、選手の行き来がないか調べてみたところ、このような結果がでました。

■福岡
なし

■鳥栖
柴小屋(大分)

■大分
ホベルト(福岡)

■熊本
小森田(福岡、大分)
矢野(鳥栖)
喜名(福岡)
有村(鳥栖、大分)
木島(大分)

福岡、鳥栖、大分は意外と選手が行きわたっていなかったですね。一昔前は、鳥栖はアビスパを出された選手を獲得することが多かったですよね。生津、三好、服部、ビスコンティ等々。

鳥栖としては、これまでは予算や地域性などを勘案して補強していたのが、技術やポジションなど、ある程度チームとしての思いの中で補強できるようになった証だと思います。サガンドリームスがチームを経営するようになって、大学卒の即戦力ルーキーも増えましたし、いわゆる生え抜きといった選手たちの試合出場率が格段に増えました。

逆にその路線をいま歩んでいるのが熊本。手短にと言っては失礼かしれないですが、近い地域で練習試合の相手にもなった当該対戦相手の中で戦力外になっている選手を獲得するというのは、その選手の特性もつかみやすいですし、チーム間の因縁を取り除けば実に理にかなった補強だと考えます。生活の拠点も大きく変わるわけではないですからね。

熊本サポーターは1試合、1試合の勝敗に左右されて一喜一憂するのではなく、身の丈経営でオラがチームを支えるという大きな観点で是非ともチームを見ていって欲しいと思います。

 

アビスパ福岡 VS ロアッソ熊本 (レベスタ)

2008年5月 7日 13:09

2008-11 アビスパ福岡 VS ロアッソ熊本

互いに前節に大敗を喫してしまい守備の立て直しが必須とされる両チームの戦い。九州ダービーとタイトルを打たれた試合ではあったのですが、目の前の敵よりも如何に自分たちのチームの力を発揮して戦う事ができるのかという試合であったのですが、思わぬ形でロアッソ熊本の勝利と相成りました。

まず、ロアッソ熊本ですが、攻撃面ではボールを持って隙を見つけるとロングボールを福岡のディフェンスラインの裏へ送っておりました。ただ、その攻撃が実効的であったかというと、中山が長野や柳楽に競り負けていたので必ずしも組み立てに直結するわけではありませんでした。しかしながら、そのセカンドボールを福岡が完全に支配していたかといえばそうでもなく、時折、熊本にとっても好都合な状態が作れていました。極端な言い方をしてしまえば熊本にとっての攻撃の起点はルーズボールを拾ったエリアと言ってもいいかもしれません。熊本としては、サイドバックなどをあげて人数をかけて攻撃に手数を加えるわけではないので、下手にボールポゼションをとって相手にとって高い位置でボールを奪われるよりは、蹴り合いの試合にして元々組織的ではない福岡の守備を乱す事ができれば自ずと崩れるという意識があったように思えます。

実質、その攻撃が効果を表すわけでありまして、1点目も4点目も上村からのロングボールを高橋の技術力(トラップの見事さ!)であまりにあっけなく得点に結び付けてしまいました。ロングボールに対処できなかった柳楽と宮本は周りが見えていなかったのか、あまりに簡単にボールに飛び込んでしまいましたね。それにしても、高橋の落ち着いた決定力は見事でした。もちろん、フリーキックも圧巻でしたが。

熊本の守備は特に後半から顕著になっていたのですが、意外にもサイドの選手に対しては特に厳しくマークをつけず、ボランチに入ったボールに対しては確実に人数をかけてプレスに入ってしました。なるほど、鈴木、タレイというところから長短のパスを織り交ぜられると対応がやっかいになります。おそらくそのパスの起点をつぶす事によってグリフィスの飛び出しや田中、久永へのスルーパスを未然に防ぐという狙いがあったように思えます。鈴木やタレイが前を向けずに後ろに下げると、福岡のディフェンスラインはフィードに難があり、また、フォワードを狙うにしても距離の長いボールになりますので、上村や河端、矢野と言ったディフェンス陣がしっかりと跳ね返す事ができておりました。

サイドにマークをつけずとは言いましたが、このからくりは、久永や田中にボールが入っても福岡のフォロー(ボランチやサイドバック)が遅いため、ワンツーや彼らのスルーパスなどで完全に突破される危険性は非常に少なく、ボールが入ったときについた選手が1VS1で飛び込んでしまわずに時間さえかける事ができれば、中央の守備をそろえたり、福岡のフォローへの対応も可能となります。また、久永や田中は圧倒的なスピードや圧倒的な技術(フェイント)でかわし切るタイプではなく、ドリブルで突破する際に"間"を取りつつ、相手の動きを読んで逆に動いてかわすようにして抜いていくタイプですので、ディフェンス側さえ誤らなければある程度の時間を稼ぐ事ができます。よって、必要以上にサイドを警戒するよりは、このようにボールの出どころである鈴木とタレイの局面でつぶす方が効果的ではありました。

前半終了間際の福岡の2点目がタレイから飛び出した中村へのフィードである点、鈴木が前を向いてドリブルを始めるとファールで止めざるを得なかった点などを考えると、ボランチに対するプレスはもしかしたら後半から修正が入ったのかもしれません。ちなみに、福岡の2点目は熊本にとってはタレイのフィードに対して飛び出したキーパーの小林が触れることができなかったのが致命的でしたね。

上村は2点をアシストしたのはよかったのですが、福岡の1点目はその上村がマークについていた大久保を完全に見失っていました。このプレイの前にちょっとした小競り合いがあったのでたまたま上村を見ていたのですが、コーナーキックが蹴られる瞬間に前ではじこうとして大久保よりも更に前に出すぎてしまった結果、頭を飛び越えてフリーにしてしまいましたね。ある意味、得点も失点も彼の出来次第で左右されるチームですね(笑)

さて、よく考えると、このコーナーキックもタレイが蹴ったボールですね。福岡は、現代サッカーとはちょっと離れますが、彼を完全な司令塔において、彼のためのチームを作りあげる方が勝ち点にはつながるような気がしますね。そのためにも相方には守れるボランチがいればと思うのですが、どうしても福岡の両ボランチは攻撃に特化してしまって、中盤での守備に貢献できません。

また、この試合でちょっと目をみはったのが小森田。彼も元福岡の選手でありますので、御礼参りというにはちょっと遅いかもしれませんが、きっちりと決勝ゴールという形で恩返しを行いました。彼は、福岡や大分時代には、ディフェンスラインの前にいた状態でボールをさばくだけでなかなか運動量が上がってこなかったのですが、今日の小森田はロングボールが入る際には、高い位置にポジションを取ってセカンドボールを狙ったり、時には自らロングボールを競ったりと、積極的に攻撃に関与しておりました。そのような運動量がチャジホが左サイドを突破した際にニアに飛び込んだゴールにつながりました。筆者としてはまったく動かない選手であるような印象であったので、この試合の小森田の活躍は目をみはりましたね。ボランチでありながらも攻撃に特化するという彼に与えている役割がうまくはまっているのでしょう。

福岡は攻撃の際に、ディフェンスラインの裏を狙おうというプレイが多くて、大久保や黒部という選手を生かす事ができませんでした。彼らが足元でキープすることによって、味方の押し上げや、起点より前方への飛び出し等が期待できるのかもしれませんが、すべてのボールがポストプレイヤーとなるべき選手の上を越えたり、横へ展開されたりしております。もっと足元へ入れてみたらおもしろいのになとは思っていました。

福岡の守備ですが、相手の狙い目は裏へのロングボールであることは明らかであったはずです。相手の明確な目的に対して対処の方法を確立できていなかったのが悔やまれますね。特に、高橋がロアッソの攻撃の軸...いや、攻撃はそこからしか成り立たないことは明白であったにも関わらず、その高橋にロングボールを通されていとも簡単に決められたのは十分反省の余地があるのではないでしょうか。得点にはなりませんでしたが、後半開始早々に左サイドにいた上村からのアーリークロスを高橋がフリーでヘディングした際に、マークの確認がまったくできておりませんでした。このように交替で入った山形とセンターにしぼった宮本のコミュニケーションのなさも気になりました。

司令官は、サイドの選手がえぐってクロスを中央の選手が決めるという、いかにもなドイツ的な戦い方を好んでおりますが、なかなか福岡では浸透しきれません。もしかしたら、いまの福岡は、昨年の愛媛のように快速ツートップで組んだ方が相手チームの裏へのフォローが分散されるので点につながるかもしれませんね。2点差があって相手が中央を固めてきた際には、大久保、黒部、ハーフナーにクロスをあげることによってゴールのチャンスが生まれてはいましたが、90分間できる戦い方ではないですからね。

この敗戦によって福岡の司令官が苦境に立たされた事は言うまでもありません。これからどのようにチームが向いていくのでしょうか。

 

サガン鳥栖 VS ロアッソ熊本 (ベアスタ)

2008年3月31日 13:20

2008-04 サガン鳥栖 VS ロアッソ熊本

強い雨と吹きつける強風という生憎のコンディションとなってしまった今年初のロアッソとの戦い。試合が終わってから冷静に振り返ってみると、試合をコントロールしていたのは鳥栖のように見えて、実は熊本の方だったのかもしれません。

序盤は鳥栖の出足が鋭く、熊本のディフェンスラインに対してまでも厳しくフォアチェックに行く積極的なディフェンスで主導権を握っておりました。ボールの奪いどころとしては喜名と小森田のボランチのところで奪えていたのが良かった所でありまして、ここで奪う事ができていたので、相手にフォワードまで繋がれることなく、また、こちらもいいところから攻撃を開始することができてリズムもよかったと思います。ただ、風下に立ってしまうと、熊本の攻撃をもろに受けていました。前半、あれだけ機能しなかった小森田と喜名がボールをだす拠点になって機能していたことを考えると、前半のうちに1点しかとれなかったのが最後まで利いたような気がします。

このように、前半は風上に立っていたこともあり、細かいつなぎにフリーランニングの選手も連動して小気味よくつなげていたとは思います。しかしながら、決定的なチャンスを作り出すことができなかったのは、熊本の統率が取れたディフェンスラインと集中力。筆者的には、この試合のマンオブザマッチは河端じゃないかと思うくらい、彼が非常に聞いていました。上村が競り合いに行ったカバーを彼がこなすことによって鳥栖のチャンスの芽を随分とつぶしていたと思います。クロスがあがっても、熊本のディフェンスラインはいわば4人のセンターバックのような人選であったのでかなりの確率ではじき返されていました。

ディフェンスラインと言えば、熊本はよく研究していると感じたのは、オーバーラップする日高と高地のスペースをつこうとの考えがあったのかフォワードの中山と高橋がよく両サイドへと開いていました。通常はフォワード同士は近くにいてふたりで崩すことが基本なのですが、互いに両サイドへ開いてボールを待っていたのは、どちらかのスペースの隙をつこうという考えだったのかなと。鳥栖の戦い方に合わせる動きをやられていましたね。

もうひとつ、熊本が鳥栖を研究しているなと思ったのは、清水がボールを持った時には、オフサイドトラップを狙って非常に高いラインを敷いてパスをださせない動きをしておりました。彼は長い距離のパスを通して決定的な仕事を行う事ができる選手ではありません。小刻みに繋いでフリーの選手へショートパスを送るという的確なプレイの方が得意な選手です。ですので、サイドでボールを受け、裏のスペースがある場合に狙いたくても、一瞬躊躇してしまっていましたね。

ただ、谷口もキムもラインを意識して飛び出しのタイミングを計っていましたし、逆サイドに通るくらいの勢いでもいいですので思い切ったパスを素早く出して欲しいところでした。躊躇してしまう事によって守備の人数がそろい、段々とアドバンテージがなくなっていきましたね。

熊本のこの高いディフェンスラインは、本来は一度でも破ることができたら得点に繋ぐ事ができる諸刃の剣であるはずです。恐れずに繰り返し裏のスペースを狙う事によって相手のディフェンスラインもほころびがでてきます。今日の清水にはチャンスを確実に生かそうとするあまり、ボールを失う事を恐れてしまっていましたね。

清水とは逆に軽率なプレイが目立ったのが高地、義希、衛藤といった攻撃のタクトを振るう面々。特に同点に追いつかれてからは何を焦っているのか、パスミスとポジションミスが非常に多くなりましたね。というのも、後半に入ってからは、フリーランニングで自由に動く事が返って仇となってしまって、中盤に大きなスペースを作ってしまっていました。衛藤、義希が高い位置を保って攻撃に参加することによってシュートで終わればいいのですが、ボールを奪われてしまうとカウンターの機会を作ってしまいます。前半は運動量もあるので中盤も組織が崩れることなく保っていたのですが、後半になると中盤の組織がやや崩れていたように感じました。一発でダイレクトでつなごうとするあまりに、悪い意味であまりに"簡単"にプレイする姿も多く見られましたし、単純なパスミスも見られました。

野崎は目立たなかったかもしれませんが、自由に動く高地のカバーに奔走していて、目立つ機会を与えられなかったと言った方がいいかもしれませんね。本来は野崎の突破ができるような状態にしてあげたかったのですがね。チーム事情と天候がそのようにさせてもらえなかったですね。

中盤の底を支える義希と衛藤の動きは今後の戦いの上でも核となるものです。得点に結びついてはいませんが、互いに隙を見てフォワードを追い越す勢いで前線に顔を出して行くのは、相手を崩す上では必須となるプレイだと思います。だからこそ、崩したときのシュートへのイメージと、彼らの動きを把握してカバーリングする清水と野崎の位置の選手が重要となりますね。無論、サイドの彼らが単独で突破したり、決定的なパスを出したりできるならば前線4人で攻撃が成立するのですが、そういった力がないので攻撃は今後も全員で作り上げなければならないと思います。

フォワードでは、前回のテレビ観戦でも述べたのですが、キムシンヨンがフィットしていないのが気になります。チームのメンバーが欲しい位置、欲しいボールの質に対する要求にこたえられていません。藤田が戻ればその辺りの負担がなくなってよりストライカー的な仕事をこなせるのかもしれませんが。。。キムが得点を取ったのはロングボールに対する彼のがんばりと、個人の身体能力で奪った得点です。決して熊本を崩してとった得点ではありません。そう考えると、鳥栖の得点力の低さはちょっと気になりますね。

そういえば、鳥栖は、ミドルシュートが少なかったように思えました。雨の日の鉄則である、積極的にミドルシュートを放ち、キーパーのファンブルを狙うという意図はあまり見えませんでしたね。逆にロアッソは後半に入ると、小森田、喜名と強いミドルシュートを狙い、赤星のファンブルにあわや中山のゴールというシーンがありました。

今回は、自分たちのサッカーをしようとすることが、返って天候とのミスマッチになってしまった感があります。雨によるボールの判断ミスは前半30分くらいまでには修正をしてほしかった所。強風や雨に悩まされていたかもしれませんが、せめて後半開始くらいまでにはボールの質と流れ方、はね方などを体に埋め込んでほしかったですね。そうなればパスミスもなく爽快な攻撃を繰り広げていたかもしれません。

最後になりますが、前半の終了間際、鳥栖のゴール前で熊本の選手がファールを犯してプレイが止まりました。確かに、赤星がそのまますぐに蹴っていればカウンターのチャンスになっていたかもしれませんが、1点リードしている状況、そしてボールが収まらずにに熊本のペースだった事を考えると、岸野監督の早いスタートをという指示を制してまで、ゆっくりとリスタートした赤星の冷静さの方を推したいと思います。

今回の攻め急ぎとパスミスは、選手のみではなく、チーム全体が作り出したものだったのかもしれませんね。

 

初物に弱いサガン鳥栖?!

2008年3月28日 10:24

筆者の感覚では、Jリーグに参入したチームとの初対戦はなぜか分が悪いイメージがあるのです。今回対戦する熊本も参入してきて初対戦の相手。最初にがつん!とやっつける事によって、その後の戦いを心理的に優位に持ってきたいところ。熊本の選手やサポーターから「鳥栖は意外と強くなかった」なんてイメージを持たれることだけは避けないといけないのです。

...というところで、感覚的に分がよくないと思っている参入直後の相手との初対戦を列記してみました。

2000 水戸(Away) 0-1 負け 

2001 横FC(Home) 0-1 負け 

2005 徳島(Away) 2-2 分け 

2005 草津(Away) 2-0 勝ち 

2006 愛媛(Home) 4-1 勝ち 

2勝2敗1分けですか。事実上、下のリーグから上がってきた当初のチームとの対戦の割には五分五分の戦いを演じております。これらのチームが参入後即上位に進出したわけでもありませんので、分がいいとは決して言えないですよね。

頭の中で「勝って当然」のような油断を持っているからこそこう言った感覚に陥るのでしょうか。しかしながら、今回の熊本も筆者的には「勝って当然」のイメージを持っております。それは、油断でも隙でもなく、昇格を目指そうかというチームであれば、下位(と目されている)チームに対してしっかりと勝ち点3を取ることが必須事項となるからです。また、曲がりなりにも(チームの経営戦略としてであっても)ダービーという名前がつけられている対戦相手にだけは負けるわけにはいかない!!!

日曜日は勝利以外の結果は望んでおりません。完膚なきまでに叩きつけるくらいの勢いで勝利を目指して欲しい所です。

 

ロアッソの高橋が鼻骨骨折

2008年3月26日 10:00

以下、ロアッソ公式サイトより引用
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3月23日(日)JリーグDIVISION2 第4節(湘南ベルマーレ戦)の試合中に負傷しました高橋 泰選手は、下記の通り診断されましたので、お知らせ致します。

検査結果:鼻骨骨折
加療期間:4週間程度を要する見込み
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これは...ロアッソにとっては大きな痛手でしょうね。もしかしたら、試合にでてこれるかもしれませんが、フェイスガードをしてのプレーとなりいつもどおりのプレーができるかどうか。ロアッソは中山と高橋のツートップが機能していい攻撃をしておりましたが、いかんせん、彼らと山内や北川、小林らの他のフォワードとの差がありまして高橋がでられないとなると戦力ダウンは否めないですね。

 

Jリーグザッピング(2008/03/15開催分)

2008年3月18日 09:45

ざっと流して試合を見た感想です。

大分 VS 柏
ウェズレイは去年の終盤よりは体のキレがありますね。たぶん新しいチームでモチベーションも上がっているのでしょう。シュート以外での仕事はハードに動くわけでもなく、典型的なストライカーという感じなのですが、ゴールを奪うシーンはやはり流石ですね。思い切りの良さがキック力と相まって素晴らしいゴールでした。ツートップのコンビがポストをこなせてつぶれてくれる高松と組むのがいいのかもしれません。ホベルトは殊勝なる出来。サッカーを知っている、コントロールできる選手が中盤の底に控えると非常に心強いですね。

浦和 VS 名古屋
ピクシーのガッツポーズにしびれましたw
浦和は、チームのモチベーションというか、以前からのエントリーでも書いていますが、監督の仕事は選手たちが試合に対して集中して戦える環境作りをするもの大事な仕事です。メンタルコントロールができていないのが致命的でした。試合に対して集中しているのでしょうが、都築のミスのような事が起きるのは悪循環の賜物でしょうね。
名古屋はサイドアタックと言っていますが、これはヨンセンというクロスに強いストライカーがいるからこそ成り立つものであると感じます。ヨンセンが怪我や出場停止の時にどのような攻撃ができるかがカギだと思います。そういう意味では玉田のコンディションがよさそうなので彼をもっとうまく使える攻撃ができると厚みがでていいですよね。

熊本 VS 草津
高橋にあっぱれを上げよう!!...って感じでした。
1点目のパスを出したのは福王でしたかね?あのパスも見事でしたし、冷静に流し込んだシュートもお見事。
圧巻は2点目のヘッド。首をひねって狙い澄ましてサイドネットへゴールを決めました。決してまぐれではない、狙いすましたシュートが熊本の初勝利をたぐりよせましたね。
高橋の良さが際立つのも、中山の補強が大きいと思います。去年から言っておりましたように、つぶれてくれる相方が欲しかったのですが、彼がボールを受ける事によって比較的自由に高橋が動けるようになりました。中山は惜しいシュートチャンスもありましたし、早く1点を挙げてほしいですね。そうなれば楽になってもっといいプレイができるでしょう。

もう一人、手繰り寄せたのはキーパーの吉田。とてもルーキーとは思えないポジショニングの良さで草津の攻撃を防ぎました。それにしても、氏原は決めておかなければならないシュートを惜しくもはずしておりました。彼のここ数年の決定力は全盛期に比べると少し陰りが見えますね。

また、車はよくハードワークのできる選手ですね。2点目のクロスもスルーパスに対していい走りを見せてダイレクトであげました。派手さはありませんが、そつなく堅実にプレイできる選手ですね。こういう選手がチームにフィッティングしてくるとぶれのない戦いの基盤になりえると思います。

札幌 VS 横浜FM
博多で飲み会があったために、後半40分前くらいまで見たのですが、家をでた瞬間に横浜FMが逆転してました(笑)
札幌は惜しかったですね。圧倒されているわけではない気がしましたが、攻撃の手立てが薄かったのも確か。そんななか、3人で得点を取りましたからね。J2だったら守り切っていたでしょうが、J1はなかなかそうは簡単にさせてくれませんよね。

 

今期の九州のJリーグ観戦予定数について

2008年2月 4日 12:05

今期のJリーグ日程がでたところで、九州のチームの中でホームゲームで観戦できる試合を割り出してみました。
日程が重なったところは、以下の優先順位にて日程を算出しております。

鳥栖 > 福岡 > 熊本 >大分

ということで、自分が行けそうな試合を数えてみたのがこちら。

鳥栖 21
福岡 19
熊本 9
大分 6

ということで、以下のチケットを購入しました。

鳥栖 : ドリームパスポート(プレミアA)
福岡 : アビークラブ&年間チケット(SA席)

ま、例年通りなんですが(笑)

熊本と大分の試合観戦も可能な限り行きたいと思います。

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