師匠と弟子の関係:小林監督と手倉森監督

2008年5月21日 12:45


山形:小林監督の談話
http://www.jsgoal.jp/news/00065000/00065198.html

仙台:手倉森監督の談話
http://www.jsgoal.jp/news/00065000/00065197.html

大分がJ1へ昇格、そして苦しみながらもJ1に残留した時の監督とコーチの間柄であったお二人です。コメントを読んでいくと互いにリスペクトしあってサッカーに取り組んでいる姿が目に浮かび、非常に胸を打たれます。

技術職の師匠と弟子の関係や、サラリーマンの上司と部下の関係などと同様、サッカーにおいても指導者の中で伝授する人と、それを受け継ぐ人というのは興味深い話ですよね。自分が監督になって実行しているサッカーは、その監督が選手時代にプレーしていたチームの監督が理想とするのサッカーだったというのも聞く話です。まあ、サッカーの質というのは数値で答えがでるわけじゃないので、じゃあ、その受け継ぐサッカーをは何ぞやという話になると具体的根拠はないのですが、それでも、守備、攻撃に関する観点や、選手の配置などいくつかのポイントというのはありますからね。

この両監督の根底にある部分は守備という点、そしてこれまで彼らに携わった人間から聞こえてくるコメントも含めると、人間関係の構築にもあると思います。チームを技術や組織だけでなく、メンタリティも含めてまとめあげる事ができる人柄が伝わってきます。コメントの中にも互いにリスペクトしていることが伝わってきますし、大分時代にもいい関係で仕事ができていたんだなとも想像ができます。だからこそ、苦しい戦いに勝ち抜いて昇格もできたし、残留もできたということでしょう。

小林監督はアビスパを追われるようにして出て行ったわけですが、いま、アビスパに最も足りないものを山形の地で着実に構築しているというのが非常に皮肉ですね。

 

J2感想(第4節)

2008年3月27日 09:32

甲府 VS 福岡
甲府も福岡も点の取られ方やチャンスの作られ方が非常によくない印象を受けました。ゴール前であるにも関わらずフリーの選手をつかまえきれていない事が多く。守備において個人での対応がうまくいくという前提があるような気がしました。個人が突破を許したときのリスクマネジメントできていないなということですね。
ところで、福岡の開始直後の失点は前の節からスタメンが変わって出た山形と吉田のパフォーマンスの悪さから生まれましたね。特に山形は何故長野と動きが重なってしまったのかが気になる所。

熊本 VS 湘南
湘南は石原の追加点が石原らしくていいなと思いました。彼は派手さはなくとも、足元の技術が正確で1VS1のチャンスを作り出したときの決定力が高いですね。

熊本はどうでしょう、点を取られはしましたが、アジエルがゴールポストにあてたシーンを見ても別段マークははずしていないし、ドリブルへの対処が一歩遅れただけでなかなかどうして思ったよりも守備が整備されているような気がします。先制点は飛び出したキーパーとクリア損ねたディフェンスのダブルのミスがもたらしたものですし、石原の追加点は左サイドの選手がちょっと怠慢だったかな。守備組織を作っても個人の対応のミスが失点に結びついてる感じです。選手層が厚いわけではないので、簡単に選手を入れ替えるわけにはいきませんから、でている選手たちがベストエフォートすることが結果につながっていくでしょうね。

C大阪 VS 仙台
アレー、ジェルマーノ、どちらも素晴らしいミドルシュートでした。セレッソは鳥栖戦よりも前線の動きがよかったんですかね。香川のシュートのシーンは彼のドリブルのスペースを作るべく前線がダイアゴナルランで撹乱していたのが印象的でした。仙台はチャンスはあったみたいですが、ゴールが決まらず不運だったという所でしょうか。

愛媛 VS 草津
決勝点は氏原がヘッドで競り勝ち、鳥栖戦にて好セーブを演じた"キーパー王子"高田がチャンスメイクをし、こぼれ球を再び氏原が押し込みました。氏原は結果が出てよかったですね。これから調子が上がってくるかな。

岐阜 VS 徳島
梅田らしい思い切りのよいシュートでした。大分ではただでさえ途中出場が多かったのに、鈴木慎吾の加入以来、更に出番が減少していたので岐阜に来てよかったんじゃないですかね。ここ2戦もフル出場ですし。ポパイのテーマ曲に乗った応援歌が思い出されます。林はスタメンをはずされましたね。徳島は結果もさることながら得点も取れていませんね。厳しいスタートになりました。

広島 VS 水戸
水戸は惜しかった!後半ロスタイムに決める所は広島も役者だなと思いました。広島がぶっちぎりと思っていたのですが、例年通り終盤に苦しむようになるのですかね~。別の意味で今シーズンの終盤が楽しみです。

 

Jリーグザッピング(2008/03/15開催分)

2008年3月18日 09:45

ざっと流して試合を見た感想です。

大分 VS 柏
ウェズレイは去年の終盤よりは体のキレがありますね。たぶん新しいチームでモチベーションも上がっているのでしょう。シュート以外での仕事はハードに動くわけでもなく、典型的なストライカーという感じなのですが、ゴールを奪うシーンはやはり流石ですね。思い切りの良さがキック力と相まって素晴らしいゴールでした。ツートップのコンビがポストをこなせてつぶれてくれる高松と組むのがいいのかもしれません。ホベルトは殊勝なる出来。サッカーを知っている、コントロールできる選手が中盤の底に控えると非常に心強いですね。

浦和 VS 名古屋
ピクシーのガッツポーズにしびれましたw
浦和は、チームのモチベーションというか、以前からのエントリーでも書いていますが、監督の仕事は選手たちが試合に対して集中して戦える環境作りをするもの大事な仕事です。メンタルコントロールができていないのが致命的でした。試合に対して集中しているのでしょうが、都築のミスのような事が起きるのは悪循環の賜物でしょうね。
名古屋はサイドアタックと言っていますが、これはヨンセンというクロスに強いストライカーがいるからこそ成り立つものであると感じます。ヨンセンが怪我や出場停止の時にどのような攻撃ができるかがカギだと思います。そういう意味では玉田のコンディションがよさそうなので彼をもっとうまく使える攻撃ができると厚みがでていいですよね。

熊本 VS 草津
高橋にあっぱれを上げよう!!...って感じでした。
1点目のパスを出したのは福王でしたかね?あのパスも見事でしたし、冷静に流し込んだシュートもお見事。
圧巻は2点目のヘッド。首をひねって狙い澄ましてサイドネットへゴールを決めました。決してまぐれではない、狙いすましたシュートが熊本の初勝利をたぐりよせましたね。
高橋の良さが際立つのも、中山の補強が大きいと思います。去年から言っておりましたように、つぶれてくれる相方が欲しかったのですが、彼がボールを受ける事によって比較的自由に高橋が動けるようになりました。中山は惜しいシュートチャンスもありましたし、早く1点を挙げてほしいですね。そうなれば楽になってもっといいプレイができるでしょう。

もう一人、手繰り寄せたのはキーパーの吉田。とてもルーキーとは思えないポジショニングの良さで草津の攻撃を防ぎました。それにしても、氏原は決めておかなければならないシュートを惜しくもはずしておりました。彼のここ数年の決定力は全盛期に比べると少し陰りが見えますね。

また、車はよくハードワークのできる選手ですね。2点目のクロスもスルーパスに対していい走りを見せてダイレクトであげました。派手さはありませんが、そつなく堅実にプレイできる選手ですね。こういう選手がチームにフィッティングしてくるとぶれのない戦いの基盤になりえると思います。

札幌 VS 横浜FM
博多で飲み会があったために、後半40分前くらいまで見たのですが、家をでた瞬間に横浜FMが逆転してました(笑)
札幌は惜しかったですね。圧倒されているわけではない気がしましたが、攻撃の手立てが薄かったのも確か。そんななか、3人で得点を取りましたからね。J2だったら守り切っていたでしょうが、J1はなかなかそうは簡単にさせてくれませんよね。

 

J1・J2開幕ザッピング

2008年3月10日 12:33

土曜日は所用(部活遠征)のために開幕試合に行けませんでした。

今日の朝、放送された鳥栖VS山形の飯尾のゴールシーンを見ましたが見事なシュートでしたね。はじめから(山形の選手がヘディングでクリアした瞬間に)シュートを打つという意志がないとなかなか狙えないゴールだと思います。開幕を勝利という結果で船出した鳥栖はメンタル面でもいい方向に向きますし、素晴らしいスタートが切れたと思います。次節に対戦がないのが残念な所ですが、3/20のセレッソ戦での結果も期待しております。ただ、キムシンヨンがでられないところが懸念されます。セレッソ戦がもっと後であれば藤田のコンディションが間に合う可能性があっただけに、2戦目でセレッソ戦が回って来たのはやや残念ですね。

さて、日曜日は遠征先から昼過ぎには自宅に戻れましたのでいろいろな試合をザッピングして見てみました。ちょっとだけ感想を。

甲府
選手と監督が変われば、戦い方を変わるのもやむを得ないとは思いますが、昨年までのような軽快なボール回しがやや影をひそめていましたね。その原因の一つは単純にミスが多かったからのように思えます。細かいパスを省略して、羽地に単純に合わせる機会をもっと多く作った方がよかったのかどうかは微妙な所ですがね。前田なども含め、新しい選手がフィットしてくると怖そうですけどね。この試合は甲府らしくない戦いかなとは思いました。

岐阜
地域リーグやJFLで見た感じよりも守備が粘り強くしっかりした気がします。相手のミスから得点が取れたのはラッキーでしたね。それまでにもチャンスを作っても点が取れていなかったので、助かったというところでしょうか。選手層が薄く、前線のタレントが厳しいため苦しい試合は続くかもしれませんね。片桐、小島は確かにいい選手なのですが、彼らが年間を通じての軸となれるかどうかがポイントだと思います。

水戸
ワイドな攻撃ができて(特に右サイド)昨年より前田監督が手掛けた守備一辺倒からの脱却が、監督を変えてからもじわじわと効果を上げてましたね。ただ、フィニッシュを決める選手がいないのが残念でした。ミドルシュートなんかもいいのはあったんですけどね。

C大阪
ひとりひとりの選手の質が高くて、昨年からの継続性もありますし一番怖い存在だと確信しました。一人少ない中でも耐えて耐えて耐え抜いて、さらに追加点を挙げておりますからね。香川はシュート力が増してさらに怖くなっていますね。

大宮
ペドロジュニオールはいい選手ですね。昨年も途中からいたと思うのですが、確変でもしたのでしょうか(笑)中盤に豊富なタレントを誇る大宮なので、彼個人による突破力とシュート力が確実なものとなれば、フィニッシュを決める選手に問題があった大宮としてはいい形で上昇できると思います。また、選手全員のコンディションが良くていい形でシーズンに臨めていると思います。監督も日本人である樋口さんで昨年の開幕当初と違ってコミュニケーションがとりやすいのでしょう。山形で発揮しきれなかった樋口さんのサッカーが大宮で開花するとなると楽しみですね。

新潟
こちらもダビィはいい補強だったように思えます。得点が取れませんでしたが、江角が当たっていましたからしょうがないですね。昨年の開幕時に感じたようなチーム力の伸びしろは特に感じませんでした。昨年は現場で見ていたのと、テレビで見ていたのとの違いからでしょうか。


 

入れ替え戦 広島VS京都 感想

2007年12月11日 10:02

第1戦を京都がホームで2-1で制し、第2戦は広島のホームで行われたものの、スコアレスドローという結果で京都が昇格を決めました。

選手個々の能力や実力を鑑みるとぱっと見はやはり広島の方が力が上のように思えます。これらの選手を抱えていながらなぜ広島は降格してしまったのかというのはついつい考えてしまいますよね。

こと、入れ替え戦だけを見ると一番の驚きはやはり加藤監督の第2戦の後半からの采配。前半から広島のサイド攻撃に悩まされた事もあって4バックへとシステムを変更。また、後半開始してしばらくしてから中盤を一人削ってフォワードのアンドレを投入してきました。

一般的には点を取られたくないという時には守備側の人数を増やすのがセオリーだと思います。ゴール前の人数で負けていたらディフェンダーを増やすし、中盤のポゼションで負けていたら中盤の人数を増やす。守りたいときには数的不利に陥らない戦い方というのをベースにしないと攻撃がモットーだとか、攻撃は最大の防御だとかいう戦い方ではいつか破綻をきしてしまいます。実際、選手個々の能力が高いとは言えない水戸であっても、守りに人数を割くことによって「ミトナチオ」という鉄壁の守備を築きあげました。

ただ、それは長いシーズンの話であって、入れ替え戦のような稀有な戦いであればこのような戦い方もベストなんだなとは思いました。前半は駒野に散々とサイドを破られていたので、4バックにしてサイドのスペースを抑える事を即効の対処法とし、逆に3バックのディフェンスまでもあがってくる広島の隙をついて3トップで先に点をとってしまおうという考え。スコアレスではありましたが、京都は前半と後半では比べ物にならないくらい決定的なチャンスを迎えていました。

入れ替え戦のような稀有な戦いであれば効いてくると思ったのは、やはりアウェーゴールの行方。点数の入り方次第で試合展開がめまぐるしく入れ替わります。例えば

広島-京都
0-0 京都が昇格
1-0 広島が昇格
1-1 京都が昇格
2-1 同点

0-1 広島は勝つには3点が必要

このように、普段のサッカーでしたら相手に1点取られたら同点となる場面であっても、相手に1点を取られただけで瞬間に形成が逆転してしまう緊張感があります。広島は負けているので攻めなければならない状態ですが、点を取られてしまうと3点を取らないと残留ができなくなくなるという不安。1点取るだけで逆転、しかし1点取られると絶望的。このような心理状態の中で戦うのは非常に難しかったでしょうね。

もし、京都は攻めの枚数を削ってでも守ろうとしていたらどうだったでしょうか。この場合は、守りに人数をかけた甲斐なく同点に追いつかれたならば今度は攻めないといけません。しかしながら、そうなってしまうと攻めの人数を削って守っていたメンバーですので点を取ることは難しいでしょう。攻めの人数を確保しながら(むしろ攻めの人数を増やして)守っていたのならば、万が一、点を先に取られたとしてもまだまだ点を取り返すチャンスは残ります。加藤監督はその辺りまで見据えていた采配だったのではないでしょうか。

広島の戦い方に関して思ったのは、個々の能力を生かそうとする戦い方だったと思います。実際に選手たちも、具現化はできなかったものの、監督のサッカーに対する理解と期待があったという話は聞きます。入れ替え戦でも実際に駒野の突破は演出できましたし、佐藤の飛び出してからのシュートもありました。ウェズレイは不調でシュートチャンスはなかったもののゲームメイクをやろうと頑張っていましたし、ストヤノフも最終ラインから何度もチャンスを演出しようとしてました。柏木もテクニックがありましたし、森崎兄弟も気の利くプレイを心がけていました。

でも、何かが欠けているなとは正直感じました。それは...

このチームは全体最適ではなくて個別最適になっているなという事です。

個々の能力を生かせるような、個々の長所を発揮できるような形にもっていくものの、チームの勝利のためにそれが一番なのかと言われると結果がこのような形になってしまっています。確かに、守備組織や運動量といったものが足りなかったという事もあるかもしれませんが、それ以上にチームの中での自分のやれることというのを意識した戦い方、また、監督が理想を追うだけでなく現実的に降格というものが迫ってきたときにそのような戦いをしようとしていればもっともっと彼らは結果を残せたのではないかなと思います。攻撃においても、守備においても一瞬の大きな煌きは見えますが、それは連続した灯ではありませんでした。他サポが言うのも憚れますが、勝利に対する泥臭さという点においてはぎりぎりで残留を決めた大宮や大分よりも少なかったということなんでしょうね。逆に甲府は泥臭さという点では勝っていたものの、選手個々の能力を補うまでには至らなかったということでしょうか。

経過はどうあれ、来年は横浜FC、甲府、広島がJ2で戦う事になりました。

 

Jリーグ 支配下選手登録に対する試合出場者数の割合

2007年11月 2日 09:47

さて、今期は怪我人も多く、レギュラーと呼べる選手もスタメンが試合ととも変わりなかなか固定できなかったサガン鳥栖。栗山と副島以外は全員試合にでたんじゃないの?って思いながら登録選手に対する出場の割合なんぞだしてみようと思い立ち、せっかくなんでJリーグ全部やっちゃえ!!という勢いで調べた結果が → データ画像の表示

途中契約や契約解除された選手とかの情報がもろもろ完璧ではないので、100%のデータではないことをご了承願いたく。青で塗られているマスはリーグの平均値を超えているチームです。

さて、やっぱりと言っていいべきか出場選手の割合はJ1、J2ともに上位チームになるほどに低い!強いチームには間違いなくレギュラーという選手が存在していてレギュラーが固定されているということは勝っているという証でもあります。勝っている時にチームや選手をいじる監督は少ないでしょうからね。

さて、ここでひとつ面白いデータが。J1は下位チームが出場割合が高いですが、J2は中位チームに出場割合が高いです。これは筆者的に分析すると、下位チームに関しては、J1は降格があるので絶対に下位から脱出しなければならないのであの手この手を打たなければならないが、、J2は降格がないので、レギュラーを固定するなり、若手を長期間起用することでチームとしての成熟や底上げを図っているのではないかと。

昇格・降格を考えると、J2の中位チームは昇格しなければならないので、あの手この手を打ってでも上へあがろうとするのが見て取れます。J1中位の川崎と千葉に関しては、川崎はアジアチャンピオンシップがありましたし(またもやアホなスタメン問題とかありましたし)、千葉はいまでこそ連勝で中位ですが、チーム状態は一時期どん底でしたからね。

そう考えると浦和レッズの数値は見事としか言いようがないですね。

また、出場選手割合は札幌とG大阪が60%代ですが、なんとヴィッセル神戸も60%代なんです。
...と思いきや、ただ単に支配下登録選手が多いだけでした。さすが楽天マネー。試合出場選手に関してはリーグの平均をしっかりと超えてらっしゃいますw

そんななか、鳥栖は出場割合で堂々とJ2で2位栄冠を獲得しました!(笑)
レギュラーメンバーが固定されない状態を如実に現わしていますね。うーん、いかんともしがたい。開幕戦でスタメンだった選手のうち、ホントのレギュラーと呼ばれるのは高地くらいでしょうか。レギュラーとまで言えなくても、次点で赤星と鐵戸くらいかな。

支配下登録選手に関してはJ1もJ2もあまり人数的には変わりがありませんでした。 

セレッソ大阪 VS 愛媛FC (テレビ観戦)

2007年9月17日 09:48

開始直後からは最近のセレッソらしくない立ち上がりの集中力のなさで試合に入ってしまいました。内村とジョジマールの積極的なドリブル突破に羽田と前田のセンターバックの対応が遅れ、愛媛に素早い攻撃を許してしまいます。愛媛は内村のクロスに両センターバックの間にうまくはいったジョジマールが上手くあわせて先制しました。

先制点を挙げて以降もチャンスは作るものの追加点に至らなかった愛媛に対して、地力に勝るセレッソがじりじりとポゼションを増してきます。ボールを前に送ってからのキープと押し上げが効かなくなった愛媛FCに対してセカンドボールを拾いまくるセレッソ大阪。押し込んだ時間帯でゴールが奪えなかったら逆に愛媛にもチャンスが出てくるところですが、同点ゴールは小松塁の折り返しを愛媛FCがオウンゴールすることによって生まれました。ボールを受けた時は後ろを向いていた小松でしたが、前を向いてゴールを目指すという積極さが生んだゴールでしたね。昨年、V.ファーレンで見た姿よりも一段と強さが増しています。

セレッソは立ち上がりに多少浮き足立っていましたが、同点ゴールが生まれてからはさらに前線からのプレスが増して愛媛のミスを誘い、ディフェンスラインの押し上げと共にボールを支配します。攻守のバランスに優れている面がうまく出てきたのが明らかに分かりました。

ボールを支配してからはサイドバックが上がる時間が作れていましたので、香川が中央へ入ったりボールをキープして作ったスペースにゼ・カルロスが飛び出していく攻撃は迫力がありました。小松のヘディングもゼ・カルロスのクロスからでしたし、セレッソの4点目も香川がドリブルでサイドを突破してあげたクロスをニアサイドで古橋が見事にあわせます。セレッソはチームとしての形を持っていますね。ただ、監督も言っていましたが得失点差を考えるともっともっと点が欲しかったところです。チャンスの数の割には4点で終わってしまいました。

愛媛FCのチャンスがなかったわけではありません。セレッソとしては大量リードで油断した面もあったのでしょうが、後半にはカウンターからの決定的なシュートも結構あり、ポストやバーに当たったシュートもありました。特に青野が入ってからはミドルの位置からのシュートも段々と増えてきました。まあ、愛媛としてはこのような場面で点が取れなかった事も残念だったのですが、ディフェンスが耐え切れなかったところがもったいなかったですね。セレッソのサイドからの形に対応することができていませんでした。

愛媛の宮原はボールに絡む場所がディフェンスラインに近い場所が多くて、決定的な仕事はできませんでした。対人の守備に問題があり、バイタルの位置やサイドの部分でドリブルで交わされたりというのもありましてセレッソの攻撃陣と合対峙して止めるにはやや力不足でした。彼をボランチの位置で使う監督の意図が知りたいところです。おそらく、フォワード二人、江後、そして大山と前に早い前線陣を操って欲しいという気持ちからでしょうが、いざ守備という事になるときついものがありますね。

さて、この試合ではスローインに対してオフサイドのフラッグを上げる副審がいました。最近、主審のみならず副審のレベルも問いただされなければならない事態に陥っています。それにしても、プレー中のオフサイドの判定ならばともかく、スローインにオフサイドフラッグだなんて。。。ちょっとひどすぎですね。


 

J2 夏の陣

2007年9月 7日 10:08

第3クール最終日である今節のJ2は今後の3位以内を占う上で非常に大事な一戦となりました。該当チーム同士の対戦表をご覧ください。

仙台 VS 鳥栖
福岡 VS C大阪
湘南 VS 東京V

3位以内を争っているチーム同士の対戦が組まれております。これを勝ち点での対戦表に直すともっとわかりやすくなります。

59 VS 54
56 VS 55
58 VS 56

これらの3試合が終わった時に、すべての試合が引き分けの場合を除けば必ず順位が入れ替わります。普通だったら「こことここの対戦はこっちが勝ってくれないかな?」みたいな他力本願の願望があるのですが、こういう混戦状態でしたら、もうどこが勝ってもどこが負けても自分のチームに有利か不利かだなんてわからないですよね。まあ、仙台以外の全チームの意見を総括すれば鳥栖が仙台に勝った方が勝ち点がつまっていいですよね。だから、他のチームのために仙台に勝つよう頑張りましょう!(笑)

まあ、相手のことばかり気にしても自らのチームが勝ち点を伸ばせなければ意味がないので、目の前の試合に集中することが一番大事です。仙台に勝てたら3位を争っているチームとの直接対決で3連勝となります。昇格するためには大型連勝や劇的勝利はつきものです。大宮も大分も広島も大型連勝をしていますし、甲府も柏も浦和も劇的な勝利を演じています。

個々の選手としては小粒かもしれませんが、組織力であればどこのチームにも負けないまさに砂岩のような戦いで第3クールをいい形で締めくくってほしいですね。

湘南の選手とサポーターの一体感

2007年9月 1日 09:24
先日の博多の森の試合後、湘南の選手たちがゴール裏に挨拶に行った時のことです。


えっと、サガン鳥栖のゴールが決まったときに必ずやっていたコールがあるじゃないですか。
「おーーーーーおおおーおおおーおおおーサガン!」
ってやつ。いまはやってるかどうかは知りませんが。

確か、あのリズムで
「おーーーーーおおおーおおおーおおおー湘南!」
ってやってたと思うんですよね。

そのリズムに合わせて湘南の選手が全員で横一列で肩を組んで左右にリズムにあわせてステップして歌っていたんですよ。

でんぐりがえしもいいですが、あんな感じで一緒に歌えてお互いに勝利の喜びを分かち合うのもいいなと思った瞬間でした。

明日はでんぐり返しが見られたらいいですね。

ベガルタ仙台 VS コンサドーレ札幌 (テレビ観戦)

2007年4月10日 12:28
現在負けなしの仙台と5試合連続無失点の札幌の試合が1-1の引き分けだったということで試合の様子を昨晩の再放送で見てみました。

札幌は攻撃がワイドですね。しかも後ろから追い越してくる選手の数が多かったです。シンプルにボールを前に渡してそこからサイドを変えるか、後ろから飛び出してくる選手に渡すか。ボールを長く持っている選手の印象がありませんでした。守備も三浦監督らしい2つのラインをしっかりとひいて、そのラインをできるだけ崩さないようにゾーンで守り、ボールを持っている選手へのアプローチは絶対に欠かさない。マークの受け渡しもしっかりとできていて守備が堅いチームの本領を見させてもらいました。

対して仙台も福岡戦で博多の森で見たときよりもまた一段とよくなっていた印象です。仙台は札幌の攻撃と違ってやはり軸はロペス。ロペスにボールを集めて守備の人数を引き寄せて、短い振り足でボールを縦に横に供給する姿はこれぞ司令塔という様でした。後半は負けていたというのもあるでしょうが、人数をかけて前線に分厚い攻撃。こぼれだまをジョニウソンがよく拾っていたので二次攻撃にもつながっていました。

仙台同点のシーンはお互いに選手交代が行われた後でした。テレビで見る限りは三浦監督が大きく声を張り上げて指示を出していたんですよね。そのあと右サイドからボールが入ってきて永井と大塚のマッチアップというか、永井のキープのシーンがアップされて三浦監督の姿が消えましたが。叫んでいるときは、なるほどゴール前に仙台の選手が3人いましたが札幌の選手も同人数くらいだったような気が。ひとり交わされると数的に不利になる状況だったですね。その通り、ボールを左足から右足へ持ち替えた萬代のゴールは見事でした。

そうそう、シュナもよく頑張っていましたね。札幌に2点目がはいったら試合が決定的になるというシーンを足だけで止めたりと反射神経のよさは相変わらずでした。仙台の新守護神として君臨していますね。

しかし、こういった札幌や仙台というようなチームに鳥栖が勝つのは大変かも.........でもサッカーって何が起こるかわからないから魅力なんですよね^^
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