ベガルタ仙台 VS サガン鳥栖 (テレビ観戦)

2008年5月 2日 17:44

鳥栖にとってはほぼ完敗と言ってもいいくらいの内容でしょう。
これまでの相手は、サッカーの質という点においても、鳥栖を大きく上回るパフォーマンスを見せてくるチームはあまりありませんでしたが、この試合の仙台は、鳥栖が自分たちのサッカーをさせてもらえないほどに守備、攻撃ともにインパクトのあるチームでした。

鳥栖は、とにかくボールをキープすることができませんでした。フォワードが不調でキープできなかったという事もあるでしょうが、中盤やディフェンスがボールを奪ってからフォワードに対していいボールがまったく入りませんでした。

福岡戦、そして仙台戦の無得点で共通するところは相手チームのセンターバックが二人とも体躯のあるストッパータイプであったという所です。フィジカルや1VS1の技術で完全に上回れないディフェンダーを相手にするので、フォワードのキープ力が低下しがちになるのですが、その際に如何にフォワードがキープしやすいように中盤の選手が丁寧にボールを供給できるか、また、如何にフォワードがキープできないこぼれ球を拾ることができるか、このようなチーム全体の押し上げに影響するプレーがうまくいかなかったので全体的に仙台に押し込まれました。

仙台はこれまでの相手チームになかったチェックの速さというところもありました。仙台の永井、千葉というボランチがこちらの攻め手に対して果敢につぶしにかかり、チャンスの芽をことごとくつぶしておりました。鳥栖自慢のプレスを逆に相手チームが行ってきたときにどのように対処できるのかという面がまだ確立されていませんでしたね。

鳥栖のセンターバックの二人も連携があまりとれていなかったのも気になります。仙台の二列目からの飛び出しへの対処やスペースに対するケアが、自分たちが仙台の攻撃のスピードがうわまっていてついていけなかった印象があります。

それでも、前半はシュートのピンチにおいて体を張って止めていたのですが、やはりセットプレイでの失点は痛いですね。セットプレイでの失点も練習や守り方、コミュニケーションによって強化できる部分は大きくありますので、今後の糧としてほしいですね。

さて、福岡戦の後に積極的なミスと受動的なミスという表現をしましたが、今回もレオナルドが致命的な3点目を与えてしまう大きなミスを犯してしまいました。

このような受動的なミスとは非常に怖いもので、これまでチーム内でも発生していなかったちょっとの油断やモチベーションの低下というのが段々とチーム内に恒常化してきて、ミスのスパイラルに陥る事があります。

受動的なミスは心の油断が発生原因の一つであります。チーム全体としてミスを許さない雰囲気にならなければ、次の試合でも必ず発生します。福岡戦、仙台戦のこのようなミスがこれからのスパイラルの前兆とならない事を切に願います。

ミスは偶発的に起こるものではありません。必ず何かが起因して起こるべくして起こるのです。相手チームのプレッシャーに負けない強さ、油断しない緊張感、チーム全体として引締め直す時ではないでしょうか。

次節のホームでの戦いに期待します。

 

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