アビスパ福岡 VS ベガルタ仙台 (レベスタ)

2008年5月27日 18:39

2008-14 アビスパ福岡 VS ベガルタ仙台

前日に行われたサポーターとのカンファレンスでより一層の不信感を募らせる事になってしまった福岡の経営陣。アビスパのサポーターとしては消極的続投でとても現体制を心から支援をしようと思えない状況とは言え、目の前の試合を放棄するわけにはいきませんので、この体制で残りのJ2リーグを戦っていくチームを応援しなければなりません。

試合開始前から、カンファレンスへの意思表示ともいえる応援の自粛。はじめは、しんと静まり帰ったスタジアムだったのですが、セットプレイのチャンスで自然と拍手が沸き起こり、そして歓声、悲鳴、安堵、さまざまな観客の生の声に応えるがごとく、福岡の選手たちが躍動し仙台から久しぶりの勝ち点3を得ることができました。このスタジアムの雰囲気というのがまさにサポーターの後押しであり、サッカーの応援というのを根本的に見直さなければならないのではとさえ思えるような雰囲気でした。

さて、試合なのですが、ほぼ完璧な形での勝利だったので福岡の攻撃、守備がよかったのは言うまでもありません。しかしながら、そのやり方としましては広島戦で行ったマンツーマンディフェンスとほぼ変わりがなく、相手が仙台であり、しかもツートップにトップ下を明確に置かないボックス型、という福岡が守ろうとしている陣形に相手がハマってしまった感があります。

筆者としては、たとえば早い段階から中島が1列下がって平瀬のワントップにするなり、関口、リャンヨンギのどちらかが上がってスリートップ気味の戦いにするなりなどと、フォーメーションを変えることによって福岡の守らせ方を変えてくると、相手が付け焼刃の守備なのでおもしろいかなとは思っていたのですが、手倉森監督の考えとしては、練習でやっていない(と思われる)戦術を突然試合で試すのは勇気がいるという判断だったのでしょう。田村を中原に代えて来たときも、大きく攻撃の方に手数をかけてポジションがぶれるような形ではありませんでした。あえて言うならば3-5-2の形で、トップの選手の人数を変えていなかったので、そのままストッパーが一人に応対するのみでよく、浮いている布部とルダンのプレーがそのまま生きていましたね。

福岡の守備は明確で平瀬、中島のツートップをストッパーの二人がマンマークでついて、スペースに入って来たときには山形、布部が前後からカバーリングに入る。サイドにいる関口、リャンヨンギにはサイドの選手がきっちりとマーキングを行い、もしもマークの選手を放す時には明確に受け渡しを行う。こういう形の守りで仙台相手に通用したポイントとしては、ボランチの永井や千葉がフリーランニングで飛び出すタイプではなく、攻撃に携わる時はボールに絡みながら上がっていくというプレイスタイルにあると思います。ボランチが攻撃に参加してきた場合は、ボールに対する守備になりますのでマークの対応がしやすかったですね。それでも、永井のドリブルを止め切れずにPKを与えてしまったときにはこれまで同様の負けパターン(失点 → 守備の軸がぶれる → 更なる失点)という流れかとは思いましたが、神山がまさに神がかりなセーブで福岡を窮地から救いました。こればっかりは監督はどうしようもないですからね(笑)

気になると言えば、ルダンが入ってきたときに長野が司令官に対して大きく手を広げて「どうするんだ」みたいなポーズをしたことですかね。せっかくうまく行っていた守備を壊されたくないという意思表示だったように思えますが、布部を1列上げ、ルダンをスイーパーに置くというのは、やり方を変えずに選手に配置で対応するという非常に理にかなった交代だったと思えます。常日頃からこのような采配だったら文句もでないのでしょうけど(笑)

攻撃ですが、大久保のワントップということで、早めの攻撃に移るためにはボールを足元に納める形にしたかったところでしょうが、どうしても高いボールになってしまってきれいなポストプレイというのは見られませんでした。しかしながら、久藤、タレイ、鈴木という技術力の高い選手が中盤に控えているので速攻をしかけずとも、遅攻のパス回しで十分形にはなっていました。

中でも、鈴木惇のスペースに入っていく動きと正確なパス、そして久藤の落ち着いたボールさばきと前へのパスは効果的で、仙台が隙を見せた瞬間を見逃していませんでしたね。両サイドの田中、中島は外に張り付きすぎな状態であっても長いパスがばしばし通ってくるので走りがいもあったでしょう。こういう息の合ったプレイがやがてチームの信頼関係向上となり、互いに相乗効果を生み出しますよね。大久保があげた2点目も久藤からの素早い前方へのパスが非常に見事でした。もちろん、決めた大久保も前へと向かう突破の姿勢が生んだゴールですね。

1点目をあげた田中はサイドを深く切り込むところまではいいのですが、クロスに関しては福岡サポーターの溜息を誘う事が多かったですね。彼が目立つのは中にしぼってから左足でのシュートが多く、それはそれでもいいのですが、やはり彼の仕事はどちらかと言えばアシストを決める事がチームのためだとは思います。クロスの精度があがらないともう一段階上の選手にはなれないでしょう。

しかし、それにしてもやはり福岡は技術力の高い選手が多いですね。鳥栖の場合はボールを持ってプレッシャーがかかるとバタバタしてしまう事が多いのですが、福岡は個人能力が高いのでそういった中途半端な逃げのキックでボールを失う事は鳥栖よりも少ないですよね。仙台のプレスと個人能力にきりきり舞いだった鳥栖を考えるとやはり潜在能力の高いチームではありますよね。広島のペトロヴィッチ監督が第一クールが終わると「福岡も怖い」みたいな事を言っておりました。

最後にひとつ。仙台ゴールキーパーの林ですが、フェアプレイを見せてくれました。福岡の久藤が倒れているときに福岡の選手はプレーを続け、シュートまで持ち込みました。林は福岡は味方が倒れている時に攻めてきたと割り切ってカウンターに入ってもよかったのだと思いますが、すぐにボールを外にだしました。怪我をしている選手のためにプレーを止めることに関しては、規約などでも論議を生んでおりますが、筆者は素直に良いプレーだと感じました。

さて、次節は鳥栖が福岡と対戦するわけなのですが、警告累積で出場停止のキムシンヨンがいない中、どのような選手構成で福岡に挑むのかが楽しみではあります。単純に谷口を入れてツートップのまま挑むのか、恐らく同じやり方でくるであろう福岡にはまらないように藤田のワントップでやってくるのか、いずれにしても第一クールでの敗戦の借りを返さなければなりません。筆者的には上述したように、義希と衛藤の攻撃参加がキーポイントになると思います。


 

試合に集中できる鳥栖 試合に集中できない福岡

2008年5月24日 23:16


甲府戦の鳥栖は、最後はねばりきって守りましたね。最後は焦るプレーが多かったと思います。スローインを味方の背中にあてたり、クイックプレーでフリーキックのチャンスをふいにしたり。この場面、フリーキックのチャンスをふいにするだけでなく、押されているチームのポジション(ライン)を押し上げたかったのに、さっさとはじめてさらっと奪われることによって、甲府の攻撃にさらされる時間を減らすことができません。まだまだ若いし、未熟なチームだと感じました。

余談ですが、試合後の岸野さんのインタビューで、ブサイクな勝ち方、藤田を代えたかったけど交代枠がなかった、など、筆者が思っていたことを述べていらっしゃったのがうれしくてしょうがりませんでした(笑)

第一クールでだいたい、サッカーのレベル観や鳥栖のサッカーとの相性が判断できる状態になりました。徳島サポには申し訳ないですが、負けてはいけない相手です。広島、仙台、湘南に勝てる状態を想像できない鳥栖にとっては、自分達よりも下位のチームには絶対に負けてはなりません。是非とも勝ち点3を手土産に帰ってきて欲しいです!明日はテレビの前で絶叫したいと思います(笑)

さて、福岡。組織で守備ができない福岡は、個人の力で守らざるを得ません。横浜FC戦、このBlogでとことん指摘している山形の対人プレーの守備力の皆無さでアンデルソンと池元に決められて試合を決められました。C大阪戦、個々の能力(特に鈴木淳のはつらつさ)でいい試合をしてましたが、失点シーンは布部が香川を止めきれませんでした。

そんなこんなで猶予期間で得られた勝ち点はゼロ。ところが、チームがよくなる「兆し」というのが見えたという裁判では証拠にも根拠にもならない感覚的な判断で司令官の続投を決めた福岡。いまの司令官との契約を続ける明確な根拠はなにひとつだされずにサポーターは納得するのでしょうか。

挙句の果てには「クラブ経営を考える機会になった」、「リトバルスキーの知名度を考えて」などとサポーターの心を逆撫でする発言。今年のアビスパ福岡はどうやら、社長に対してクラブに対する気持ちや経営に対する姿勢を学んでいただき、そして対外的な営業は監督の知名度に頼って行うという1年のようです。判断することができない経営者、責任を取る事ができない経営者、今年のチームの目的、チームが実現するスコープとは一体なんなのでしょうかね。

明日は、ホントは新日鐵大分の試合を見にいきたかったのですが、地域の行事の関係で午前中がつぶれるので、午後からレベスタへ出かけてきます。スタジアムの雰囲気が楽しみです(苦笑)


 

岸野監督、甲府戦後のインタビュー全文

2008年5月23日 00:35

甲府戦の後、スカパーの「Jリーグアフターゲームショー」にて岸野監督が出演されて野々村さんのインタビューに答えてました。岸野監督の熱い想いが聞けてさらに応援したくなったと同時に、松本監督の継承者としてこんなに素晴らしい監督が鳥栖に来てくれた事を幸せに思います。では、以下、全文をテキストに起こしましたのでご覧ください。

アナ「今日、2-0で見事勝利を収めました...

岸野→小声で『2-1」

アナ「あ、2-1で、失礼しました、サガン鳥栖の岸野監督にお越しいただいております。おつかれさまでした」

岸野「ども、ほんまに疲れました。」

アナ「今日の試合、三連敗は絶対に許されないという中でですね、今日、見事な勝利でした。振り返ってみて如何でしょうか?」

岸野「いや、勝ったからいえますけど、きつかったですよ。一杯一杯で、最後、2点とって楽に試合を進めなければいけないんですけど、後半の早いうちに1点かまされて、結構みんな動揺して、最後はブサイクですけど...超ブサイクですけど、守って逃げました。けど今日は勝ち点3取るのが非常に大事だったですし、僕は甲府に勝ったのがはじめてなんで、むちゃうれしいですね。」

アナ「では、スタジオの野々村さんお願いします」

ノノ「岸野監督おめでとうございます!」

岸野「どうも、ありがとうございます!」

ノノ「前半はほぼ狙い通りだったかなと思うんですけど、どうでしょう?」

岸野「いや、そりゃ点入ったんで、言うてくれててうれしいんですけど...あ~...上手い具合には...キムシンヨンが持ち味だしてくれて、まー、ぶっちぎって...アシストしてくれて...藤田が2点取ったっていうのはすごいうれしいですけど...ま...一杯一杯だったですよ、ホンマ。」

ノノ「ただ、甲府とやるとなるとこう言う展開になるだろうなっていうのは想像ついたんじゃないかなとは思うんですけど?」

岸野「うんとね...。ま、結構ね...。甲府ってつなぐっていうじゃないですか...。

繋がん。

ノノ「ま、今日は確かに美尾から長いボールっていうのもあったし。ただ、打ち合いには、他のチームに比べるとなりますよね?」

岸野「そうですね、あの...はっきり言うて、甲府の方が上手ですよ。誰が見てもわかるし。けどお互いに蹴りあっていたんで...。内容としたら...。まだ...ホントに...ええのかなみたいなそんな気はしますよ。もっともっとしっかりつないで、いなして、お互いにそんな事ができるように...したいと思いますよ、ホンマに。」

ノノ「後半はホントにパワー切れというか、かなり苦労しましたけれども、逃げ切れる事ができた要因はなんですか?」

岸野「そりゃ僕のガッツじゃないですか、ま、それは余計ですけど(笑) 選手の...こないだ、ホントに広島に1-0で負けたんですけど、あそこの中である程度...ホントに、ほぼ、ずっと押されたんですけど、ある程度結構守れてたんですよね。それがやっぱり大きな自信...自信っていうか、そこのところが生きると思いますよ、ホントに。」

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ここで、スタジオのメッセージより「岸野監督も藤田選手には頭があがらないのでは?」という質問。
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岸野「いや、あのね、あそこで2点で終わるのが藤田のアカンところなんですよ。だから、まだ貪欲に三点でも四点でも取りにいくというものがなかったら、さっさと代えますよ、僕は。もう途中でバテテたんで、人を代えられなかったんですけど...交代枠使ってたんで...けど、あのチームのためにっていうのは、絶対大事なんで、基本的には二点取ったら三点とらすっていうか、ハットトリック狙うってことでなかなか代えないんですけど、ゴールに向かう姿勢が途ぎれたら...僕は...絶対に代える。ただ、本人もそれは絶対にわかっているんで、最後また盛り返して頑張っていたんですけど...二点ではなくて、三点、四点、五点、って今日はまだ点取れるチャンスは絶対にあったんで、もっと、オレあかへんっていう...練習してもらいたいです。ホンマ。」

ノノ「今日の勝利で、昇格というところでは第一クール含めて、かなりいい位置につけてると思うんですけど、振り替えってみると、第一クール、どうでした?」

岸野「いや、えっとね、あの...、さっきも会見で言ってしまったんですけど、J1に上がられる条件を持っているのは...

広島だけ。

あとは...そんなレベルじゃない。

J2の...蹴って走る...なんか...全然まだできてませんよ。

だから、上がってええ資格もってるんはオレは広島だけやと思います。ただ、これから、そういうことをできるように、鳥栖もしたいと思います。昇格がなんとかかんとかっていうのは...大それたことは...まず、目の前の試合を必死になって、勝ち点3を積み上げるかどうかなんで、まったくそんなものは見えてもないし、けど、周りが言うてくれるのはありがたいと思います。」

ノノ「ただ、やっぱり上位にいけるだけの手ごたえはこの第一クールでつかんだと言ってもいいですね?」

岸野「そうですね、あの、ホントにぎりぎりで勝った試合...今日なんかもそうなんですけど、これを第二クールはもっと勝ちたいし、引き分けた試合は勝ちにもってこなあかんと思うんですよ。負けた試合も、少なくともゼロで終わって、絶対ゼロで終わって、あの、負けへんと。そういう風にしたいですよね。」

ノノ「今日は遅くまでありがとうございました」

岸野「とんでもないです。また頑張ります。ありがとうございました。」

師匠と弟子の関係:小林監督と手倉森監督

2008年5月21日 12:45


山形:小林監督の談話
http://www.jsgoal.jp/news/00065000/00065198.html

仙台:手倉森監督の談話
http://www.jsgoal.jp/news/00065000/00065197.html

大分がJ1へ昇格、そして苦しみながらもJ1に残留した時の監督とコーチの間柄であったお二人です。コメントを読んでいくと互いにリスペクトしあってサッカーに取り組んでいる姿が目に浮かび、非常に胸を打たれます。

技術職の師匠と弟子の関係や、サラリーマンの上司と部下の関係などと同様、サッカーにおいても指導者の中で伝授する人と、それを受け継ぐ人というのは興味深い話ですよね。自分が監督になって実行しているサッカーは、その監督が選手時代にプレーしていたチームの監督が理想とするのサッカーだったというのも聞く話です。まあ、サッカーの質というのは数値で答えがでるわけじゃないので、じゃあ、その受け継ぐサッカーをは何ぞやという話になると具体的根拠はないのですが、それでも、守備、攻撃に関する観点や、選手の配置などいくつかのポイントというのはありますからね。

この両監督の根底にある部分は守備という点、そしてこれまで彼らに携わった人間から聞こえてくるコメントも含めると、人間関係の構築にもあると思います。チームを技術や組織だけでなく、メンタリティも含めてまとめあげる事ができる人柄が伝わってきます。コメントの中にも互いにリスペクトしていることが伝わってきますし、大分時代にもいい関係で仕事ができていたんだなとも想像ができます。だからこそ、苦しい戦いに勝ち抜いて昇格もできたし、残留もできたということでしょう。

小林監督はアビスパを追われるようにして出て行ったわけですが、いま、アビスパに最も足りないものを山形の地で着実に構築しているというのが非常に皮肉ですね。

 

サガン鳥栖 VS サンフレッチェ広島 (ベアスタ)

2008年5月18日 23:46

2008-13 サガン鳥栖 VS サンフレッチェ広島

選手個人の技術力の差 が如実に現れた試合でした。選手たちには非常に酷かもしれませんが、今日の試合を見ていると終わってしまえば「サッカーが(ボールを蹴ることが)上手いか下手か」そこだけで既に試合が決まっていたような気がします。

広島の攻撃は実にワイド、そしてリスクをリスクと感じさせないポジショニングでありました。右サイドのリハンジェ、左サイドの服部がワイドに構えているので、鐵戸、野崎がマークを見なければならず、どうしてもそこに引っ張られてしまってました。そのポジショニングによって、チーム全体がディフェンスラインとサイドハーフが同じラインになってしまうぐらい、ラインが引いてしまいがちでした。また、両サイドのハーフが絞ることができないので、中央にクリアされたセカンドボールを拾うことができずに常に押し込まれる状態が続いてしまいました。

そうすると、そのスペースをフォローしてセカンドボールを拾うため、また、槙野、森脇、ストヤノフの上がりをマークするために、フォワードのキムや藤田までが引いてしまわなければならず、更にチーム全体が引いてしまう形になります。後半開始早々は、森脇、ストヤノフ、槙野があたかも3ボランチかのように前へ張り出して、その後ろを青山と森崎弟でカバーするという超攻撃的なシフトも見て取れました。

広島のそのシフトに穴がないわけでは決してありません。センターバックが上がるということはその部分にスペースができるということであり、高い位置でボールを奪うことができれば決定的なチャンスにもなりえます。キムシンヨンがゴール前でつっかけて奪って藤田のシュートというシーンもありました。しかしながら、それ以降は広島の選手たちは高い技術力と、非常に落ち着いたパス回しで鳥栖に高い位置でボールを奪われることもなく、また、たとえ鳥栖がボールを奪ってもボランチの二人のプレスによって素早くつぶされるためにそのスペースをつくような早いカウンターを繰り出すこともできませんでした。

鳥栖の攻撃が遅かったのは、青山、森崎の寄せの早さもさることながら、トラップミス、パスミス、そしてミドルレンジからのシュートミス。鳥栖はボールを奪った瞬間に攻撃に切り替わって本来はチャンスになるはずなのですが、ボールを引っ掛けて奪ったと思っても、そのボールを確実にマイボールにできずにすぐに奪われ、また相手の攻撃を許す事が多かったです。また、マイボールにして早い攻撃をしようと藤田が飛び出すタイミングでロングパスを狙ったり、遠い位置からでもミドルシュートを打っても、残念な方向にボールが向かってしまう事が多く。選手の狙いはわかって、しかもいい狙いなはずなのですが、単純な技術力不足でチャンスがチャンスになっていませんでした。

このように、基本的な技術の違いが広島の選手と顕著に現れていました。広島は佐藤寿人の飛び出しで得点チャンスを生み出していましたが、それ以上にその寿人の飛び出しや両サイドのスペースをついた選手に対する森崎、ストヤノフ、槙野らの後ろから組み立てる選手たちのパスの正確さが目を引きました。スペースを狙って走る選手を生かすためにはそこへパスを通す技術がなければボールが繋がりませんしチャンスにもなりません。もちろん、ボールに対する寄せのタイミングなどもあるでしょうが、それを差し引いても単純に鳥栖の選手よりも広島の選手のキックの精度が上まっていたと思います。

この試合は鳥栖の選手で誰かサボった時点、攻撃と守備の切り替えが遅れた時点で勝負が決まると思っていたのですが、やはり、野崎の戻りの遅れと石田のマークミスが致命的な失点に繋がってしまいました。野崎が見なければならないリハンジェをフリーにしてしまったこと、さらにボールが流れた先の服部をフリーにしてしまったこと。チーム全体で粘りの守りを見せてきたのですが、体力が衰えた終盤に残念ながらフリーの選手を作ってしまいました。あの位置で自由にボールを蹴らせたら、「シュートと思ったらパスに切り替えた」というくらい技術のある選手ですので決定的な仕事をします。

ただ、キムシンヨンを谷口に代えた事、鐵戸を石田に変えた事、これらの采配は90分を0-0で終わらせる事ではなく、鳥栖が勝ち点3を狙って攻撃的な意図を持って変えて出した選手です。彼らがでることによって攻撃的なポジショニングを取るわけですから、彼らが出ること自体、守備のリスクを抱えています。今回はそのリスクを負ってでも得点を狙ったことによる代償での失点でありますので、点を奪われたこと自体はしょうがないことだと思います。90分を0点で終わらせる戦術、采配を取ろうと思えばできたと思いますし、その戦術を岸野監督が取らなかっただけだと思います。ただ、その場合には鳥栖に得点は生まれる可能性はほぼ皆無だったでしょうけどね。

さて、交代で入ってきた谷口はシュートを打つのはいいのですが、攻撃はただ単にシュートで終わればいいというわけではありません。シュートを打つからには可能性のあるボールを蹴ること、そしてシュートを打ってはいけない場面、よりよい体制にある選手にボールをパスするということもシュート以上に大切な事だと思います。また、ボールに対する寄せ、そして相手のディフェンダーの上がりに対する守備、キムシンヨンと比べるとやや劣る面が見受けられます。藤田のプレスに対して自分がどこにポジショニングをとったらいいのか見えてないように感じます。彼は若いので試合を経験することによっていろいろと学んでいって欲しいと思います。

石田は守備が要求されるハーフで使われるのは少しだけ厳しいものがありますね。どちらかと言えばフォワードで自由に動く仕事を与えたい選手ですね。あまりに自由すぎて、左サイドにポジションチェンジしたら、野崎が左サイドにいたままになってしまって石田と二人がかぶってしまい、大きなスペースを右サイドに作ってたときはちょっとドキドキしました(笑)

しかし、この試合を通じて可能性を感じたのはフォワードが引いてきてボールを受けてワンタッチでサイドへ流し、そこからパス&ゴーでもう一度ワンツーで抜けるという動きをチーム全体の意図といて何回か狙っていたのは組織的な攻撃の基盤を感じました。なかなか上手くいかなかったのですが、この動きをチーム全体で続けていくことが、第二クール、第三クールへ向けて大事だと思います。

今回、広島にかなわなかったのは、次の試合で技術面を向上させるべきなのか、組織力で対応するべきなのか、その答えは見つかりませんが、とにかくトレーニングで少しでも力を向上させるべく頑張って欲しいですね。

そして、大事なのは次節の甲府戦です。勝ち点差が離れたり、連敗を喫したりするとチームの雰囲気、モチベーションが悪くなりがちなので気持ちを切り替えて甲府から勝ち点3を奪って欲しいと思います。開幕から十数試合終わって、そして気候も暑くなって来たので体力的には厳しいところですが、ここが踏ん張りどころですから頑張って欲しいですね。

 

2008年九州Jリーグ4チーム選手相関

2008年5月15日 12:57

九州のチーム同士で、選手の行き来がないか調べてみたところ、このような結果がでました。

■福岡
なし

■鳥栖
柴小屋(大分)

■大分
ホベルト(福岡)

■熊本
小森田(福岡、大分)
矢野(鳥栖)
喜名(福岡)
有村(鳥栖、大分)
木島(大分)

福岡、鳥栖、大分は意外と選手が行きわたっていなかったですね。一昔前は、鳥栖はアビスパを出された選手を獲得することが多かったですよね。生津、三好、服部、ビスコンティ等々。

鳥栖としては、これまでは予算や地域性などを勘案して補強していたのが、技術やポジションなど、ある程度チームとしての思いの中で補強できるようになった証だと思います。サガンドリームスがチームを経営するようになって、大学卒の即戦力ルーキーも増えましたし、いわゆる生え抜きといった選手たちの試合出場率が格段に増えました。

逆にその路線をいま歩んでいるのが熊本。手短にと言っては失礼かしれないですが、近い地域で練習試合の相手にもなった当該対戦相手の中で戦力外になっている選手を獲得するというのは、その選手の特性もつかみやすいですし、チーム間の因縁を取り除けば実に理にかなった補強だと考えます。生活の拠点も大きく変わるわけではないですからね。

熊本サポーターは1試合、1試合の勝敗に左右されて一喜一憂するのではなく、身の丈経営でオラがチームを支えるという大きな観点で是非ともチームを見ていって欲しいと思います。

 

アビスパ福岡 VS サンフレッチェ広島 (レベスタ)

2008年5月12日 13:24

2008-12 アビスパ福岡 VS サンフレッチェ広島

前節、熊本に敗れた後、進退伺いを出した司令官に対して3節の猶予を与えた福岡経営陣。筆者の感覚では、J1への昇格を本気で目指しているチームにも関わらず、3試合...勝ち点9を失う事の重さをご理解されていない様子だと受け取りました。それは、監督の交代を急ぐか否かの部分ではなく、J2は勝ち点1どころか得失点差で涙を飲む事さえありえるリーグなのにも関わらず、猶予という形で時間を与えるという経営陣の方針です。もちろん、昨年のヴェルディのように司令官を変えずに連敗後チームを立て直した実例もあります。勝負はげたをはくまでは分からないのですけど、監督に預けるのか、いち早く手を打つのか、早めの方針を出さないと動ける部分も動けませんよね。少なくともこの広島戦で残された猶予のうちの1試合が結果を残すことなく消化されました。

福岡は広島に対しての防御策なのか、戦い方がうまくいかない事に対する戦術変換なのかは分かりませんでしたが、なんと今季初めて3バックで広島に対して挑んできました。しかも、前半開始当初は見る限りではほぼマンマークに近く、ストヤノフのオーバーラップに懸命にマーキングする黒部という珍しい構図も見てとれました。開始当初は目の前の選手に集中するという効果もあってか思いのほかしっかりと対応できているように見てとれました。

しかしながら、寿人のワントップに対し、マーキングに当たるのがゾーンで渡されていたのかもしれませんが、寿人が中央に入った時に3バックの中央に位置していた山形が直接見る形になりました。3バックの中央の選手がつり出されてしまうと、ケアする人間が誰になるのかという問題がやはり発生するのでありまして、前半の寿人のシュートがクロスバーを叩いたシーンはその問題点が明確に見てとれました。いとも簡単にスペースに向けて出されたパスと、そこを狙う寿人のスピードに追いつけなかった山形をフォローする選手はいませんでした。

このとき、他の選手はどうだったかというと、柳楽は一人余っていましたし(ツーシャドウの選手がまだ低い位置にいたから)、宮本はツーシャドウの一角の選手のマークを見ていました。5バック気味にという話だったかもしれませんが、久永はリハンジェ、中村は服部についているわけでありまして、山形をカバーできる要素はどこにもありません。これまでの敗因で1VS1の守備が原因と言っていた司令官は、再び、広島の攻撃陣に対して工夫もなく1VS1の弱さを露呈する形になったわけですよね。寿人がノートラップでシュートを打ちやすい左足が使えるエリアを空けていたのも余計に目立たせる結果となりましたね。

余談ですが、何年も前から言っているのですが、3バックにした時のサイドの選手で運動量、攻撃力、守備力がもっともバランスの取れている選手は大分の高橋と思います。

さて、広島の攻撃が素晴らしかったのは、必ず「ワン、ツー、スリー」までは動きが連動していること。

たとえば、ツーシャドウである森崎浩と高柳がサイドの開いてマークを連れていくとそのスペースを狙って寿人がポストプレイに入ってき、ポストを受けた寿人の元へ今度は両サイドのどちらかの選手か(リハンジェ、服部)もしくはボランチ(青山、森崎和)がボールを受けにくる。もしくは、槙野、森脇がボールを持って上がってくると、サイドの選手が受けるための引いてきたエリアに対してツーシャドウが入ってきてボランチ経由でボールを受け取る。

などなど、スペースを作る動き、スペースを狙う動き、そしてそのスペースでボールを受けた選手をフォローする動きが非常にピッチ上で目立っておりました。逆に言うと、J1の上位レベルのようなスリーからの更なる連動や、細かい流れるようなパス交換はありませんでしたが、このワン、ツー、スリーを徹底することにより、必ずいつかはほころびがでてくるという丁寧な動きを続けておりました。

先制点は実にその動きが顕著に結果に現れたわけでありまして、

ワン:
ツーシャドウはボランチがドリブルであがっていくスペースを作り、寿人は中央のスペースを作るためにマークを引き連れてサイドへ逃げる動き。

ツー:
寿人が作ったスペースに猛然と走りこむ森崎浩と、森崎和は中央をドリブルをしかけてサイドに開いた寿人へパス。

スリー:ボールを受けた寿人はスペースへ走りこむ森崎浩へダイレクトの落とし、このとき、左サイドにはゴール前へフリーで走りこむ服部。

このワンツースリーはボールを受けた森崎がそのままシュートしたことによってツーで既に完成系に至ったわけなのですが、思わず感嘆の声をあげてしまうほどの奇麗な崩しでした。福岡は人数が足りなかったわけではなく、2人に対して6人の守備陣が反応していたのですが、寿人と森崎の動きにまったくついていけていませんでした。

これは個人批判ではなく、あくまで司令官に対する質問なのですが、それにしても、山形は、寿人のポストやスペースへの動きに翻弄され、更には森脇のシュートがポストに当たった際にも、その前のプレイで簡単に飛び込んで行って森脇のシュートフェイントに交わされ、以前から彼の守備力のなさをこのサイトで散々と指摘しておりますが、それでもまだ、3バックの中央という非常に大事なポジションで使われるほど司令官に見出されている守備能力とは一体どのあたりなのかというのを知りたいですね。彼はどちらかと言えば攻撃に特化する選手だと思うのですが。そういう意味では布部も同じでありまして、3点目を失うきっかけになった左サイドでの服部のドリブル突破を許したのはまぎれもなく布部です。

広島の3点目も実に秀逸でありまして、服部がドリブル突破をした際に福岡のディフェンスはすべてが寿人の方へ向いていましたね。その前のプレーのフリーキックを蹴った森崎浩に対しては誰もついておりませんでした。森崎浩はフリーキックがバーに当たった瞬間は頭を抱えたかもしれませんが、再びシュートチャンスが訪れた時にははずしませんでしたね。きれいなシュートでした。

福岡は守備はともかく、攻撃はホントにもったいないシーンが続出でありまして、せっかく黒部、大久保という高い選手が中央に構えていて広島の3バックを中央に引き連れているんですが、すべてがさっきの広島の例で例えると「ワン」で終わっていました。広島としては3バックという特性上の問題でもある、両サイドのスペースというのはいかんとも守りづらいところ。中央の二人が広島ディフェンスを引き連れることによってそのスペースが空いていたのですが、そこを狙うべく選手がほとんどいなかったのがホントにもったいなかったと思います。

ボールのないところでそのスペースを狙う事により、たとえボールは引き出せずとも、相手の選手を引きつけていくだけで、タレイ、城後が動けるエリア、狙うエリアというのを作ることができます。いや、むしろタレイ、城後、鈴木がそういったところを狙う動きをしなければならないのかもしれませんね。鈴木は前半で替えられましたが、戦術、パートナーとのミスマッチが非常にかわいそうでしたね。後半に田中が入ってサイドの動きを活発にしたのがその現れでしょう。

ミスマッチと言えば、後半にいつものごとく続々と投入されるパワープレイ要員なのですが、先発でボランチに入っていた鈴木、城後、タレイとの総入れ替えの結果、田中が放り込みの船頭となっておりました。この試合ではフリーキックなどのミスが多かったかもしれませんが、タレイを残すという手はなかったですかね、もしくはこの最終形を念頭において鈴木を残しておくとか。刻一刻と変化するピッチの状況に合わせた戦いをするのも必要なのですが、ビハインド時の点の取り方や最終局面での戦い方を頭に描いていると、交代選手ももう少しうまくやりくりできるのではないかと思います。

...と、司令官ばかりを指摘しておりますが、後半ロスタイム前のハーフナーのシュートは決めなければいけませんよね。ま、福岡の選手も口々にインタビューで答えておりますが、あのようなひとつひとつのチャンスを確実に決めること、そして目の前でマーキングした選手には絶対に仕事をさせないこと、この2つが成し遂げられるだけでも戦況は変わるのでしょうが、それができない状況だからチーム組織で何とかしなければいけないんですけどね。...と結局司令官に戻ってしまったわけなのですが(笑)

いずれにしても、広島の強さが際立った試合ではありました。次節の鳥栖はどのようにしてこの広島を相手にするのかが楽しみです。

湘南ベルマーレ VS サガン鳥栖 (テレビ観戦)

2008年5月11日 18:26

自分達の戦いをするべく挑んで敗れた仙台戦。

相手の良いところを消すべく挑んで敗れた湘南戦。

どちらもJ1昇格を直接争うであろう相手との対決で敗れてしまいましたが、戦い方は全く異なります。選手たちのショックはどちらの方が大きいでしょうか。そして、次節の広島戦ではどのような形で挑んでいくのでしょうか。

鳥栖はアジエルという相手の絶対的エースに仕事をさせないように、山城をマンマークにつけ、岸野監督曰く「10-10で戦う形で」戦いを挑みました。この作戦ですが、中盤の位置では非常に機能していたと思います。アジエルに対して前を向かせない形を作ったり、パスカットを狙えたりというプレイは見せてくれました。しかしながら、肝心のゴール前でのマークはというと、なまじっか他の守備の選手が入るのでマークが甘くなる所がありましたし、何よりも高さという点でまったく対応できていませんでした。山城は元々が守備の選手ではありませんので、ボールを持って前を向かれたり、フィジカルの勝負になると、残念ながら彼がマンマークについている意義というのが感じられない状態になってしまいましたね。

菅野監督が試合直後にインタビューで語りました。

「むしろ積極的にクロスをアジエルに対していれるように」

「アジエルにひとりついている分、スペースができるから周りがそこを使うように」

このように、相手の方が一枚も二枚も上手でありました。実際、前半からも作戦空しくポストやバーを叩くシュートを何度も打たれておりました。徳島のドゥンビア、熊本の高橋のように、エース以外のところでは攻め手が薄いようなチームであれば効果的であったかもしれませんが、加藤、坂本、石原と強烈な選手たちが周りをサポートしている湘南相手では、この戦い方をすることによっていつもの守備組織がつくれないので、厳しかったかもしれませんね。

ただ、後半の終盤は2点差があったからとはいうものの、キムシンヨンが入ってからはボールポゼションしてシュートチャンスを作っていただけに前半からいつもの戦いができていればという思いは少なからず燻りますね。前半からいつもの選手が入っていればもしかしたら勝てたのではないかという思いは高まります。

攻撃面では、後半になって、再三クロスをあげていたのですが、野崎の低い位置からのクロスは可能性のあるボールを蹴ることができませんでした。チャンスをことごとくつぶしていた元凶にもなっていたのですが、キムシンヨンへのアシストとなった深い位置へのドリブル突破は非常に魅力があります。鳥栖はハーフの位置でパスが出せる選手、昔で例えるならば濱田のような仕事をするべき選手がいないので、チームとしての戦い方、チャンスができる方法というのがこのあたりに隠されているのではないかなとは思います。チーム全体でサイドの深いところからのクロスで藤田、シンヨンのシュートチャンスをもっともっと作り出したいですね。福岡戦でのパワープレイも実りませんでしたし、チームとして低い位置から一発でチャンスをつくろうというのはどうしても厳しいものがあるのかもしれません。

今回の試合は、あくまで結果論なのでしょうが、山城のアジエルへのマンマークとしての投入は、敗れて勝ち点を取れなかったという結果でしたので大失敗だったと考えます。ただ、岸野監督としては、いまの鳥栖がこういった相手に応じた戦い方ができるのか、湘南へそのやり方が通じるのかというのを試してみたかったのだと思います。そういう意味では、もちろんこの試合の分析が必要なのでしょうが、ただがっぷり四つで負けるよりは、何かのヒントにもなったでしょうし、今年の残りの湘南戦で2勝できれば価値のある敗戦だったと言えるのではないでしょうか。

ただ、それにしても、何かもやもや感が残る試合でしたし、この一戦がきっかけで歯車が狂わなければいいなとは思います。

アビスパ福岡 VS ロアッソ熊本 (レベスタ)

2008年5月 7日 13:09

2008-11 アビスパ福岡 VS ロアッソ熊本

互いに前節に大敗を喫してしまい守備の立て直しが必須とされる両チームの戦い。九州ダービーとタイトルを打たれた試合ではあったのですが、目の前の敵よりも如何に自分たちのチームの力を発揮して戦う事ができるのかという試合であったのですが、思わぬ形でロアッソ熊本の勝利と相成りました。

まず、ロアッソ熊本ですが、攻撃面ではボールを持って隙を見つけるとロングボールを福岡のディフェンスラインの裏へ送っておりました。ただ、その攻撃が実効的であったかというと、中山が長野や柳楽に競り負けていたので必ずしも組み立てに直結するわけではありませんでした。しかしながら、そのセカンドボールを福岡が完全に支配していたかといえばそうでもなく、時折、熊本にとっても好都合な状態が作れていました。極端な言い方をしてしまえば熊本にとっての攻撃の起点はルーズボールを拾ったエリアと言ってもいいかもしれません。熊本としては、サイドバックなどをあげて人数をかけて攻撃に手数を加えるわけではないので、下手にボールポゼションをとって相手にとって高い位置でボールを奪われるよりは、蹴り合いの試合にして元々組織的ではない福岡の守備を乱す事ができれば自ずと崩れるという意識があったように思えます。

実質、その攻撃が効果を表すわけでありまして、1点目も4点目も上村からのロングボールを高橋の技術力(トラップの見事さ!)であまりにあっけなく得点に結び付けてしまいました。ロングボールに対処できなかった柳楽と宮本は周りが見えていなかったのか、あまりに簡単にボールに飛び込んでしまいましたね。それにしても、高橋の落ち着いた決定力は見事でした。もちろん、フリーキックも圧巻でしたが。

熊本の守備は特に後半から顕著になっていたのですが、意外にもサイドの選手に対しては特に厳しくマークをつけず、ボランチに入ったボールに対しては確実に人数をかけてプレスに入ってしました。なるほど、鈴木、タレイというところから長短のパスを織り交ぜられると対応がやっかいになります。おそらくそのパスの起点をつぶす事によってグリフィスの飛び出しや田中、久永へのスルーパスを未然に防ぐという狙いがあったように思えます。鈴木やタレイが前を向けずに後ろに下げると、福岡のディフェンスラインはフィードに難があり、また、フォワードを狙うにしても距離の長いボールになりますので、上村や河端、矢野と言ったディフェンス陣がしっかりと跳ね返す事ができておりました。

サイドにマークをつけずとは言いましたが、このからくりは、久永や田中にボールが入っても福岡のフォロー(ボランチやサイドバック)が遅いため、ワンツーや彼らのスルーパスなどで完全に突破される危険性は非常に少なく、ボールが入ったときについた選手が1VS1で飛び込んでしまわずに時間さえかける事ができれば、中央の守備をそろえたり、福岡のフォローへの対応も可能となります。また、久永や田中は圧倒的なスピードや圧倒的な技術(フェイント)でかわし切るタイプではなく、ドリブルで突破する際に"間"を取りつつ、相手の動きを読んで逆に動いてかわすようにして抜いていくタイプですので、ディフェンス側さえ誤らなければある程度の時間を稼ぐ事ができます。よって、必要以上にサイドを警戒するよりは、このようにボールの出どころである鈴木とタレイの局面でつぶす方が効果的ではありました。

前半終了間際の福岡の2点目がタレイから飛び出した中村へのフィードである点、鈴木が前を向いてドリブルを始めるとファールで止めざるを得なかった点などを考えると、ボランチに対するプレスはもしかしたら後半から修正が入ったのかもしれません。ちなみに、福岡の2点目は熊本にとってはタレイのフィードに対して飛び出したキーパーの小林が触れることができなかったのが致命的でしたね。

上村は2点をアシストしたのはよかったのですが、福岡の1点目はその上村がマークについていた大久保を完全に見失っていました。このプレイの前にちょっとした小競り合いがあったのでたまたま上村を見ていたのですが、コーナーキックが蹴られる瞬間に前ではじこうとして大久保よりも更に前に出すぎてしまった結果、頭を飛び越えてフリーにしてしまいましたね。ある意味、得点も失点も彼の出来次第で左右されるチームですね(笑)

さて、よく考えると、このコーナーキックもタレイが蹴ったボールですね。福岡は、現代サッカーとはちょっと離れますが、彼を完全な司令塔において、彼のためのチームを作りあげる方が勝ち点にはつながるような気がしますね。そのためにも相方には守れるボランチがいればと思うのですが、どうしても福岡の両ボランチは攻撃に特化してしまって、中盤での守備に貢献できません。

また、この試合でちょっと目をみはったのが小森田。彼も元福岡の選手でありますので、御礼参りというにはちょっと遅いかもしれませんが、きっちりと決勝ゴールという形で恩返しを行いました。彼は、福岡や大分時代には、ディフェンスラインの前にいた状態でボールをさばくだけでなかなか運動量が上がってこなかったのですが、今日の小森田はロングボールが入る際には、高い位置にポジションを取ってセカンドボールを狙ったり、時には自らロングボールを競ったりと、積極的に攻撃に関与しておりました。そのような運動量がチャジホが左サイドを突破した際にニアに飛び込んだゴールにつながりました。筆者としてはまったく動かない選手であるような印象であったので、この試合の小森田の活躍は目をみはりましたね。ボランチでありながらも攻撃に特化するという彼に与えている役割がうまくはまっているのでしょう。

福岡は攻撃の際に、ディフェンスラインの裏を狙おうというプレイが多くて、大久保や黒部という選手を生かす事ができませんでした。彼らが足元でキープすることによって、味方の押し上げや、起点より前方への飛び出し等が期待できるのかもしれませんが、すべてのボールがポストプレイヤーとなるべき選手の上を越えたり、横へ展開されたりしております。もっと足元へ入れてみたらおもしろいのになとは思っていました。

福岡の守備ですが、相手の狙い目は裏へのロングボールであることは明らかであったはずです。相手の明確な目的に対して対処の方法を確立できていなかったのが悔やまれますね。特に、高橋がロアッソの攻撃の軸...いや、攻撃はそこからしか成り立たないことは明白であったにも関わらず、その高橋にロングボールを通されていとも簡単に決められたのは十分反省の余地があるのではないでしょうか。得点にはなりませんでしたが、後半開始早々に左サイドにいた上村からのアーリークロスを高橋がフリーでヘディングした際に、マークの確認がまったくできておりませんでした。このように交替で入った山形とセンターにしぼった宮本のコミュニケーションのなさも気になりました。

司令官は、サイドの選手がえぐってクロスを中央の選手が決めるという、いかにもなドイツ的な戦い方を好んでおりますが、なかなか福岡では浸透しきれません。もしかしたら、いまの福岡は、昨年の愛媛のように快速ツートップで組んだ方が相手チームの裏へのフォローが分散されるので点につながるかもしれませんね。2点差があって相手が中央を固めてきた際には、大久保、黒部、ハーフナーにクロスをあげることによってゴールのチャンスが生まれてはいましたが、90分間できる戦い方ではないですからね。

この敗戦によって福岡の司令官が苦境に立たされた事は言うまでもありません。これからどのようにチームが向いていくのでしょうか。

 

サガン鳥栖 VS 水戸ホーリーホック (ベアスタ)

2008-10 サガン鳥栖 VS 水戸ホーリーホック

晴天に恵まれ、風薫る五月というにはあまりにも暑い中で行われた水戸戦。鳥栖としては前節に仙台に0-3と完敗を喫しているだけに、どうしても勝ち点3が欲しいところ。しかしながら、水戸はその仙台に3-3と引き分けるという開幕当初に比べるとやりたいサッカーが実現しつつあるチーム。ここで敗れると後々まで響いてきそうなこの試合でしっかりと勝ち点3と得失点+3を稼いだのは最高の結果でした。

暑い中でのスタートであったので、前半は互いにスローペースでのスタートという形でしたが、どちらかというと、鳥栖の方が手詰まり感を起こしつつスペースをめがけて蹴る展開で、水戸は最小限の人数でありがならもつないで攻めようという形でありました。これまでの水戸には感じなかった意思を感じましたね。互いにリスクマネジメントがしっかりとしていた極端にカウンターを受けるシーンはありませんでした。

このような感じだったので、前半は、どちらも決定機をつくるにはなかなか至らない状態でありましたが、崩せる一歩手前まで持っていけたのは鳥栖の方でした。キムシンヨンがサイドでいい形でボールを受ける事ができたり(クロスはミスに終わりました)、今期初出場の鐵戸が、特にパスに置いていい動きを見せてチャンスを作っていました。鐵戸が際だったプレイはシンプルに縦に突破してクロスを上げることと、狙えるときは、バイタルエリアに構えているフォワードに直接ボールを入れること。これらのプレイをきっちりと正確に使い分けることができていたのが非常によかったと思います。厳しい状況では無理にドリブルを仕掛けることもなく、プレーの判断のよさも光っておりました。。一つだけ上げるとしたらショートパスのスピードでしょうか。その1~2秒で展開が変わることがあるので、ショートパスであってもしっかりとしたスピードで繋いで欲しいなとは思いました。

ただ、前半も途中まで来ると、気が早いのですがスコアレスドローも考えられるような互いの守備でしたが、水戸の中村の退場によって一気に状況が変わりました。それまで攻めあぐねていた鳥栖が数的有利を生かしてボールをつないで崩すことができました。開幕から、ランニングによってスペースを作りつつ、細かくボールをつないで局面的な数的優位を作り出すという自分達のサッカーをしっかりとできているからこそ、相手の退場によって数的優位に立つことが、そのまま試合においても優位に立てるのかなと思いました。

数的優位に立って一番良かったことは、高地をトップ下の位置でフリーマンで置いて、彼が自由に動ける状態を作れたことでしょう。ドリブルでも崩せますし、ワンツーというアイデアも出せる彼が、一番生きる形であったように思えます。水戸が一人退場してからは引ききっていたので、高地が低い位置にボールを受けに来た時よりも、高い位置でボールをさばく時の方が生きていたと思います。

ここで、鳥栖の得点を振り返ってみます。

義希がミドルシュートを打つ前に彼にボールを落としたのは後ろ向きでボールを受けた高地。

高地が決めたフリーキックは、ファールをもらった野崎に対してボールを落としたのは藤田。

石田のミドルシュートに対して、ポストプレイでボールを落としたのも藤田。

前節の仙台戦で筆者が課題としてあげておりました、フォワード(の位置の選手)のポストプレイやボールをしっかりとためるプレーがあったからこそ得点に繋がっております。もちろん、シュートを決めた彼らのプレーは数的優位が関係ないほどの見事なシュートだったのですが、それもフォワードの正確な落としがあったからこそのシュートチャンスであり、得点でありました。

前半にチャンスが生まれなかったのは、前を向いた藤田がラストパスを焦ってミスになっていたところや、フリーのシンヨンがダイレクトで蹴ってクロスをミスしたりと、前線の選手のパスミスも原因の一つかと思います。藤田、シンヨンというところがしっかりと攻撃の起点になることが今後も重要なポイントだと再認識させられた試合でした。

岸野監督の采配ですが、後半になって、4-1-4-1で義希をアンカーとして、トップの藤田の下にフリーマンの高地と、守備も見つつなのですがやや高い位置のポジションを置いた衛藤を中央に置き、両サイドに鐵戸と野崎を置いたのははまりましたね。中央にボールが持てる選手が集まっていたので、中央突破を試みてマークが重なったときに、サイドにできたスペースを鐵戸や野崎がうまく利用することができました。一人退場して引いている相手な割には、大きなサイドチェンジがもっともっとあってもよかったくらいにスペースを作れていましたね。

今日の岐阜戦も無失点で勝ちましたし、今後の湘南、広島、甲府といった強豪チームに対していい形で試合に臨むことができると思います。ここからが前半の正念場と言ってもいいかもしれませんね。仙台戦のような完敗を喫してしまうと逆に今年は厳しいかなという雰囲気になりそうなので是非とも勢いに乗るような勝利を願いたいです。

 

ベガルタ仙台 VS サガン鳥栖 (テレビ観戦)

2008年5月 2日 17:44

鳥栖にとってはほぼ完敗と言ってもいいくらいの内容でしょう。
これまでの相手は、サッカーの質という点においても、鳥栖を大きく上回るパフォーマンスを見せてくるチームはあまりありませんでしたが、この試合の仙台は、鳥栖が自分たちのサッカーをさせてもらえないほどに守備、攻撃ともにインパクトのあるチームでした。

鳥栖は、とにかくボールをキープすることができませんでした。フォワードが不調でキープできなかったという事もあるでしょうが、中盤やディフェンスがボールを奪ってからフォワードに対していいボールがまったく入りませんでした。

福岡戦、そして仙台戦の無得点で共通するところは相手チームのセンターバックが二人とも体躯のあるストッパータイプであったという所です。フィジカルや1VS1の技術で完全に上回れないディフェンダーを相手にするので、フォワードのキープ力が低下しがちになるのですが、その際に如何にフォワードがキープしやすいように中盤の選手が丁寧にボールを供給できるか、また、如何にフォワードがキープできないこぼれ球を拾ることができるか、このようなチーム全体の押し上げに影響するプレーがうまくいかなかったので全体的に仙台に押し込まれました。

仙台はこれまでの相手チームになかったチェックの速さというところもありました。仙台の永井、千葉というボランチがこちらの攻め手に対して果敢につぶしにかかり、チャンスの芽をことごとくつぶしておりました。鳥栖自慢のプレスを逆に相手チームが行ってきたときにどのように対処できるのかという面がまだ確立されていませんでしたね。

鳥栖のセンターバックの二人も連携があまりとれていなかったのも気になります。仙台の二列目からの飛び出しへの対処やスペースに対するケアが、自分たちが仙台の攻撃のスピードがうわまっていてついていけなかった印象があります。

それでも、前半はシュートのピンチにおいて体を張って止めていたのですが、やはりセットプレイでの失点は痛いですね。セットプレイでの失点も練習や守り方、コミュニケーションによって強化できる部分は大きくありますので、今後の糧としてほしいですね。

さて、福岡戦の後に積極的なミスと受動的なミスという表現をしましたが、今回もレオナルドが致命的な3点目を与えてしまう大きなミスを犯してしまいました。

このような受動的なミスとは非常に怖いもので、これまでチーム内でも発生していなかったちょっとの油断やモチベーションの低下というのが段々とチーム内に恒常化してきて、ミスのスパイラルに陥る事があります。

受動的なミスは心の油断が発生原因の一つであります。チーム全体としてミスを許さない雰囲気にならなければ、次の試合でも必ず発生します。福岡戦、仙台戦のこのようなミスがこれからのスパイラルの前兆とならない事を切に願います。

ミスは偶発的に起こるものではありません。必ず何かが起因して起こるべくして起こるのです。相手チームのプレッシャーに負けない強さ、油断しない緊張感、チーム全体として引締め直す時ではないでしょうか。

次節のホームでの戦いに期待します。

 

アビスパ福岡 VS ザスパ草津 (レベスタ)

2008年5月 1日 00:36

2008-09 アビスパ福岡 VS ザスパ草津

非常に辛らつな言い方をしますが、これぞまさに日本の2部リーグの11位と14位のチームが争っている戦いという感じでした。両チームの選手のみならず、審判の判定なども含めて、チケットの料金を払ってでも見に来る価値があるとはとても言えない試合でした。そのくらいの試合でありましたので、客席に空白が多いのはやむを得ないのではないかというところです。福岡の選手たちの潜在能力を考えると、この程度のサッカーの質で戦っているのは非常に残念です。

まず、全体的に感じたのは、第三の動きがまったくなかった所。ひとりひとりが何かをやろうと動きだす事はもちろんあるのですが、残念ながら、その動きに合わせて他の選手が動かない。結果、草津の選手はロングボールに終始し、福岡の選手もボールを預けるところがなくてドリブルをつぶされる。時折、ワンツーやサイドチェンジが繋がりますが、それは空いている選手を使っただけに過ぎず、そこに導く過程に工夫があったかと言えば首を横に振らざるを得ません。特に福岡は、フォワードの頭をボールが通り越していくか、もしくは足元に入っても次の攻撃に繋ぐことができないことが多くて、攻撃をじっくりと組み立てる余裕がありませんでした。それにしてもツートップがまったくかみ合っていなかったですね。

草津は、登録では鳥居塚がFWだったのですが、実際は島田がトップの位置に入っていました。草津はチーム全体として島田に任せるという意図がありますので、他のメンバーは基本的には全体が守備を意識した戦いだったのですが、そういう意図があるにしても、もっと攻撃のバリエーションを作っていかなくては今後も厳しいなとは感じました。そういう意味では、草津のセットプレイはいろいろと動きやサインプレーを駆使して魅せてくれましたけどね。どうしてもしっかり守ってセットプレイなどの少ないチャンスを決めるという形で行かざるをえないですよね。

サッカーは個々の動きが連動した結果によってチーム全体で作りあげるものですから、たとえサイドでの攻防が行われていたとしても、たとえフォワードが攻めている場面であったとしても、その逆サイドの選手もディフェンスの選手も次の動きを予測し、また、予め決められたチームオーダーの元に動くことがチーム全体の活性化でもあり、質の高いサッカー(=勝てるサッカー)に繋がっていきます。この両チームではそのようなシーンが見られることはほとんどありませんでした。ただ、目の前に空いたスペースを使ったり、目の前に空いている選手にパスを送ったりと、相手を崩すアイデアやボールを奪うアイデアが個々の力に委ねられ、互いが巧妙に繰り出すパズルの解き合いのような展開とは程遠く...。

草津の失点ですが、筆者的には、久永一人の個人技で上げた得点だからこそ、責任を負うべきは崔成勇のみだと考えます。実は、草津のボランチ(松下だったかな)が中央でボールをキープしていた時に、フリーでいた右サイドの崔成勇ではなく、左サイドに展開を行いました。その際、右サイドの崔成勇は両手を広げてなぜこちらにボールが来ないのかのような形でアピールしました。その後、ボールが松下まで戻ってきて、もう一度右サイドにいた崔成勇へ大きく展開。先ほどあれだけアピールしたので、何かやってくれるのかと期待したら、なんとトラップミスして久永に奪われる始末。更に、ドリブルで攻めあがる久永の切り返しに簡単に飛び込んでシュートを叩き込まれるという悲惨さ。こういうワンマンシーンを見せられると、この試合で頑張っている他の10人が不憫でならない気がします。。。前のダービーで一人のミスが全体に影響するシーンを2回も見ただけに、このシーンも見ていて少しだけ切なくなる瞬間でした(苦笑)

草津の得点も、島田は左足しかないとわかっていながらも、福岡のディフェンス陣(宮本、タレイ、長野)はその左足を止めることが出来ませんでした。切り替えしに2人が振られてしまってましたね。宮本はこのシーンだけを見ると残念な対応でしたが、全体の動きとしてはよかったと思います。味方が攻めあがっているときに、しっかりとしぼってセカンドボールを拾ったり、草津のカウンターの基点をつぶす働きをしていました。彼が左サイドバックで入ってクロスやドリブルなどの攻撃面では貢献できないかもしれませんが、その分、しっかりと守備で貢献できていると思います。

気になったのは、福岡は終盤になると柳楽が非常に疲れていて(怪我でもしてた?)草津のフォワードの動きに対応できていませんでした。草津が終盤にセットプレイが多くなったのは、足がついていかない柳楽が体で止めざるを得なくなったからが主な原因でしょうね。

福岡はもうちょっとエンジンをかけてチーム作りのピッチを上げていかないと、このまま何も創られる事なく終わってしまうシーズンになりそうです。ただ、同じ指揮官の下で既に1年半戦っているので、この先に伸び代があるかどうかは分かりませんが。。

 

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