サガン鳥栖サポーターズミーティングでの私見

2007年12月18日 12:55

15日に行われたサポーターズミーティングの私見です。いろいろな質問や意見が出されましたが、あくまでの自分の主観的な意見として書かせていただきます。時間の限られたミーティングの場で自分の意見を主張するのも憚れましたので、ここにミーティングの場で感じた思いを記します。

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■ サガンドリームスからの報告について
まず、社長が参加できない事に対して直々にご挨拶のためのビデオレターを作ってくれたり、お詫びしてくれたりする会社は少ないですよね。すごくうれしく感じました。行きたかった気持ちとサポーターの気持ちを考える事ができたからこそのこのようなビデオレターだと思います。

また、営業面(集客)の強化についてはドリームスの中でも具体案がなかなか出ないのだろうなとは感じました。ドリームスに確固たるソリューションと推進している施策があれば、サポーターから意見を取り上げようという事をあのように積極的に行わないだろうなとは思います。気のせいだったらいいのですが、何かしら手詰まりの状況を現わしているような気がしましたね。昨年まで招待事業を行い、今年は招待客を減らしてチケット収入への転嫁を図りたかったのでしょうが、事がうまく運べない事に対する焦りも見え隠れしておりました。

はっきりと言いますが、営業方策の具体案はあのような場所ではサポーターからは意見がでないでしょう。サポーターは自らのグループの団体を増やそうとしている行動はしているかもしれませんが、集客のために予算を使えるわけではないので新しいお客さまを連れて来る件に関しての具体的なソリューションは持っていないでしょうね。とは言っても、ドリームスとしてもお客さま側の意見としてはサポーターから出してもらう方が一番よいでしょうから、ドリームスが考えている案をたたき台として発表し、それに対してサポーターの中の会社経営の方や営業経験者の方を募って意見を出してもらうというやり方もいいかもしれませんね。そのためにもサガンドリームスが求めている粒度と、我々が考えようとしている粒度を合わせる必要があると思います。

また、一口に営業力を増加すると言っても、

・ まったく見たことのないお客さま(潜在観戦者)に来ていただく
・ 招待チケットがあるときのみ来ているお客さまにチケットを購入して観戦していただく
・ 機会があれば月に1度くらいは来ているお客さまの観戦ペースをあげていただく
・ レギュラー席で見ているお客さまにプレミアB、プレミアAで観戦して頂けるようにして顧客単価をあげていく
・ 月に2~3回来ているお客さまに年間チケットを買っていただくようにして、収入の安定度をあげる。

このように場合分けをあげて言ったらきりがないのですが、ちょっと考えただけでもいろいろな場合が考えられますよね。もちろんそれぞれのお客さまに同じような営業をしかけても獲得はできません。ある程度の顧客範囲をしぼって、その対象に対しての個別の営業力が求められます。軽自動車を買いにきたお客さまにレクサスやクラウンを勧めても買ってくれないですよね。

また、戦力に関してはベースを第4クールにして補強も最小限というのはいい形になったと思います。レギュラー選手の入れ替えが少ないという事は、怪我人さえなかったら今年(岸野さんがコーチ時代も含めるとその前からですが)に作ったベースがそのまま生かされる形になると思います。強力な選手を補強をして欲しいのはもちろんなのですが、予算規模を考えると土台無理な話。J1を狙いつつも経営を保つためには最良の選択なのではないでしょうか。

ただ、シンヨン、柴小屋、レオナルドが契約できなかったときのリスクマネジメント策は聞かれませんでした。現状最適という形なのでしょうが、彼らが確保できなかった時に狙っている選手や代わりになれそうな選手がいるのかという点は質問したかったですね。(実際しようかなと思いましたが"契約できなかったら"という考えはあまりに後ろ向きですし、仮定を言いだしたらきりがないのでやめました(笑))

経営面は有料観客も微増、スポンサーも微増なのに収支は悪いという点が気になりました。収入が増えているのに収支状態が悪いというのは支出が増えているということです。このあたりのところをつっこんで聞こうかとも思いましたが、永井さんも期の途中ということでお茶を濁されていたので、まあ、期末報告に期待しましょう(笑)

■ オフィシャルサポーターズグループについて
ウェブサイトに団体のBlogを作って一般の方に見てもらう、イヤーズブックに掲載するなどの意見があがりましたが、私はこれだけではサポーターが増える事にはつながらないと思います。サガン鳥栖には交流を行えるインフラ的なものはいろいろと取り揃えてあるのですが、結局それを活用する基盤の拡張がありません。SNSも絆も新規参入者やサガン鳥栖をこれから見に行こうかなと考えている人に対してのものではなく、コアなサポーターが使う場となっております。これはこれでいいとは思うのですが、ここから更に拡張して新規顧客獲得のためにコンテンツが増えているわけでもありませんし、集客につなげようとするアイデアも見えませんよね。

トップサイト、SNS、絆、オフィシャルサポーター、この辺りのコンテンツを連携できないかなとはおぼろげに感じますね。サガン鳥栖を見始めようとしている方がまず訪れるのはサガン鳥栖のWebサイトですよね。新参の人も古参の人も、利用者の使い方に応じてサガン鳥栖Webサイトのトップページをポータル的に提供する事ができればアクセス数や鳥栖に対する興味も増えるかもしれません。

ドリームスとしてはコンテンツを実装するのみ、掲載するのみ、準備するのみではなくて、そこからの引き込みに対するソリューションを考えて実践しないといけないですよね。そうじゃないとサポーターズグループBlogを作ってもSNSや絆のように、新参の方に対しての営業としては特に生かされないまま終わると思います。

ただ、ひとつ忘れてはいけないのは、Webからの顧客引き込みには限度があるということです。Webというのは利用者側からのアクセスがないと成立しない営業方法でありまして、非常に受け身的なアプローチであります。受け身的な営業ではなく、何か他の手法も考えないといけないでしょうね。残念ながら自分ではその何かが浮かんできません(笑)観客増員に関しては難しいところでしょうね。

■ 立見席、シートについて
結局、ゴール裏の席に関しては、推奨という文言さえあるものの座り禁止とも立ち見禁止とも決められておりません。禁止と決められていない限りはその双方の使い方に関しては差し支えないという事になります。極論から言えば、サッカー観戦におけるゴール裏の暗黙の了解という点を考えない人がいらっしゃった場合には、ゴール裏のど真ん中でシートを広げて観戦する事も当然ありえるという事です。ただし、それは立って応援する人にとっては迷惑であり、座って応援する人にとっては禁止事項ではないから当然の権利でありまして、そういった行き違いがトラブルの元となるわけです。禁止事項であれば警備員が注意することが可能ですからね。

自分はこの件について毎回論議があがるのは、どちらの方向性ともはっきりと決めかねているサガンドリームスに要因があると考えます。どちらの観客も大事にしたいから、どちらを禁止する事もできず、どちらからも不満があがるんです。私は現在のルールでは立って応援する人、座って応援する人の双方の意見を取り上げて丸く収めるのは無理だと思います。いまのままの状態が続くでしょうね。

一部、シルバーブロックや立ち見席、座り見席をすみ分けるという意見があがりましたが、これに関しては私はあまりいい案だとは思いませんでした。結局、サポーターグループが自分たちの居場所を確保するためにそのようなすみ分けをやってほしいということなのでしょう。彼らは、(ドリームスはやらないでしょうが)もし、ゴール裏中央をシルバーブロックにし、立って応援するサポーターは両脇に行ってくださいとなったら果たしてその意見を素直に受け入れるでしょうか。

専用席のような区画はそこに入る人が利便性や利益を享受できる形でないと誰からも受け入れられません。通勤電車の女性専用席もいろいろと意見はありますが、そこに行く女性にとっては痴漢という嫌なことから逃れられるという利益があるからこそ向かうのです。端っこの方にシルバーシートを設けてもらったとして誰がそこへ喜んで座りに向かうでしょうか。いま現在では、立って応援している人たちがいるものの、ある程度自由に席を決める事ができているのです。座る人たちの動きを制限される区画の設立は立って応援している人間たちのエゴでしかないと思います。

ひとつ、議事録には書きませんでしたが、サカクラ氏が発言した
「お客さんがついつい立って応援したくなるような試合をしたらいいのでしょうね」
というのは言い得て妙だなと思いました。

立っている人たちにとっても、周りが座ってられなくなるほどの雰囲気づくりという形に問題解決の矛先を変えていかないとこの話は永遠にループするでしょうね。実際に毎回毎回サポーターズミーティングの議題になっているはずですし。

また、ブルーシートを使って席を取ってからそれを売買するというのはやや詭弁に感じました。逆に言うと願わくばそのようにゾーン指定の席の売買があるほど人気のあるスタジアムになってほしいですね(笑)

■ 責任について
これは難しい問題ですよね。確かに結果としてはJ1昇格を目標に掲げておりながらもチームは昨年から順位を大幅に落としました。ただ、昇格は第4クールが始まる前までは十分可能性があったし、シーズン終盤はいい戦いを演じていたことも確かです。サポーターに対して発表する目標って難しいですよね。戦力的な観点や予算的な観点から「今年は5位を目指します」だなんて絶対に言えないですよね(笑)あくまでサポーターに対しては「J1昇格」が目標です。

恐らく、いろいろな点でチームの中での最低ラインが設定されていたのでしょう。目標ラインを達成することはできませんでしたが、その最低ラインを達成したということだと思います。もしくは評価保留で来年まで延長とか。その中には順位のようなはっきりと目に見える定量的なものではなく、来季に対する期待できる成長といった目に見えない定性的なものもあったかもしれません。

責任を取るというのは業務の遂行が明らかに欠落してたり、そもそもその業務に対する資質がなかったり、著しく利益の損害を発生させたりした時に取るものだと思います。8位が妥当だったとは言いませんが、様々な背景や要因を鑑みた結果、今期のメンバーはそれぞれの役割を果たしたという評価の元、来年もほぼ同じ体制でやると決めたのだと思います。

サガンドリームスは決して自浄的なものがないからこのような体制になったとは思えませんので、サポーター側からの責任に関しての追及はなくてもいいかなとは思います。

■ サカクラ氏の司会について
そもそも、二者(会社側、サポーター側)という立場の異なる両者が相対時する際の議事進行というのはどのような立場の人間が行うべきものなのでしょうか?それを考えた時には、サポーター的立場でもあり、会社の事情を知っている人間でもあり、もちろんサッカーに関しても詳しく、当事者のようであるが、第三者的人間であるような人が司会を行うというのは決して悪くない人選だと思います。

そもそも、サカクラ氏罷免の提案の理由として「会社側の人間でもないのに話を切り上げる」のような事が上がっておりましたが、これを会社側の司会者が言ってしまったらどうでしょうか。今日のところは「考えておきます」で切り上げるしか方法がない要望や意見というのはいくらでも上がってきます。それらの意見に毎回毎回対応することはできません。ですので「考えておきます」という言葉を出したくなるのですが、それを考える側の当事者であるサガンドリームスが言って話を切り上げてしまうと非常に角がたちます。だからサカクラさんが「考えてくれるはずです」「貴重な意見としてドリームスが聞いてくれるでしょう」と言って議事を進行するのは、スムーズな話し合いに一役買っていると思いますよ。

実際、切り上げて欲しくない時はサポーターからも手が上がって意見交換が続きますし、永井氏や川村氏もサカクラ氏を制して話を続けたりします。サカクラ氏が切り上がってしまって何も異論がない時はドリームスの言葉をを代弁してくれたと考えていいと思いますし、それでもサポーターとして思いを伝えたいならば挙手をして意見を伝えればいいと思います。

司会が気に入らないからミーティングに参加できないというくらいならこの方にとってはそんなに大事なミーティングではないのでしょう。どうしても伝えたい事や聞いておきたい事があれば、司会者云々という事が原因で来ないということはないはずです。司会が嫌いだからミーティングに行けないという意見をいう事自体が非常に稚拙だと思います。

■DJについて
これに関しては皆様いろいろな意見がある事でしょう。戦いの相手に対して拍手を送るだなんて何事だと考えている人がいてもいいと思います。ただ、この件に関してはドリームスとしてしっかりと意見を伝えてくれました。

川村氏「気持ちの大きいところを見せるのが鳥栖の特色だと考えている。」

意見の土台はこのチームの方向性になるでしょうね。チームが出している方向性を受け入れる事ができるかできないか。

もちろん、私は受け入れたいと思いますし、試合前のリスペクトの拍手もします。実際、逆の立場になって愛媛(?)に遠征に行った時に拍手をしてくれてうれしかった思いがあります。この言葉は本来は試合開始後の言葉ではありますが、試合中以外は「ノーサイド」でありたいですね。

■トラブルについて
今回、FAXを送付された方で最ももったいないなと思えた意見はこの意見。この意見を述べるときに自分中心の感想ばかりを述べられていました。客観的に状況と原因、そして解決策を提案しているのではなく、自分が嫌だったこと、感じたことをつらつらと述べるばかりであり、川村氏に対する愚痴を言っているだけにしか聞こえませんでした。ドリームスとは関係のない箇所で行われている「ネットでの誹謗中傷」の解消という現実的ではない意見をこの中に合わせておりましたし、もっと論点をひとつにしぼったらいいのになと感じました。

ただ、FAXによりますと、ゴール裏においてサポーターと一般客の間にトラブルが発生したというのは事実でありまして、解消がされていないことも確かです。その後の確執もあると聞きます。この方が本当に困っているのならばトラブルに対してサガンドリームスに何を望むのかという点を明確にしてほしかったです。ドリームスは何もしてくれないではなくて、ドリームスに何をしてほしいのか。運営規定を変えてほしいのか、トラブルの仲裁に入って欲しいのか、トラブル発生の原因や環境を変えてほしいのか。トラブルが解決していないことは決して良い状況ではないので、何らかの処置を取るべきことだとは思います。

人を動かすためには、まずは人の気持ちを理解しなければなりません。ドリームスが動かなかった理由というのをこの方なりに考えてから意見をだしたらいいなと感じました。

■全体
今回も思ったのですが、このサポーターズミーティングはそれまでに懸案事項として先送りしていた議案の振り返りがないまま進められました。だから、同じような議題が上がったり、同じような要望が上がったりして話が繰り返される事が多々あるのです。ドリームス側だけにすべてを押し付けるのは良くないのですが、せめて前回考えますと言っていた内容の進捗状況の説明はあってもいいのかなとは思いました。

このように継続して話し合いを進めていくことが川村氏が望んでいたサポーターとのコミュニケーションを図るという事にも繋がりますし、互いの信頼関係にも繋がると思います。何度も何度も同じ事を言っても何度も何度も考えますで終わっていたら不満が溜まっていくのは目に見えてます。決して話が進行していなくても、状況を伝えるだけで「問題として認識してもらっているんだな」と思ってもらうだけでもいいのではないでしょうか。進捗状況の説明こそが定例会議を開催する意義でもあると思います。

毎回毎回その場限りの会議で終わらせず、よりよいチームを作っていくために継続性のある会議であって欲しいなと思いました。

余談ですが、挙手をして発現される際に
「自分は声が大きいからマイクはいりません」
と言われて話し始める方が何名かいらっしゃいましたが、あなたが思うほどに奇麗に声は聞きとれません(笑)声を張り上げると聞き取りづらい面もありますし、ニュアンスが伝わらない事もあります。公の場でみんなに意見を聞いてもらう場所でもありますので、ちゃんとマイクを持って落ち着いて話をしましょう。

 

コメント

レポお疲れ様です。

「司会が嫌いだから~」これ、そう思うのなら現場で話せば
いい様な。 ちっちゃいよ。

「気持ちの大きいところを見せるのが鳥栖の特色だと考えている。」
現場がこう言ってくれると嬉しいですね。 

今後もこうありたいですね。
自分はアレも大きい~とか言ってそうで白い目で見られそうですw

管理人さんの意見を読んで、良識のある方が鳥栖サポにおられることを感謝せざるをえません。
前回のリポートの最後のサポーターグループの代表のFAXを読んで、
あまりの幼さにあきれるというより、人材の底の浅さを感じて哀しい気持ちになっていました

サイレントマジョリティが特に多いサガン鳥栖サポにあって、その多数派の意見や感想、アイデアを吸い上げる機会がほとんどないことの方が問題のように思います。例えば、ドリパス加入者に詳細なアンケートや意見拝見用紙を送付すれば、意外と新鮮なアイデアが挙がってくるんじゃないでしょうか?

牟田さん
現場ではですね、このFAXが読まれている時は失笑がもれていました。それだけ、鳥栖サポのみんなにとっては認識が違うということですよね。
ちなみに自分は身長以外は、あれもこれも何もかも小さいです(笑)

ベストさん
みなさんが思っていることを代弁した程度なのですが、良識があると言われると非常に恐縮です
実際、サポーターミーティングの場所でもこのFAXが読まれている時はみんな首を傾げたり失笑が起きたりしておりました。

確かに、公の場面で発言をすることに対して躊躇する方は多いと思います。ミーティングの際にも発言していたのは比較的年齢層が高い方ばかりでした。若い方たちも意見を持っているのでしょうが、なかなか発言するのは勇気がいりますね。アンケートという形にすれば意見を出しやすい環境はできるでしょうね。

サイレントという部分が意見が本当になくてサイレントなのか、意見を出したくてもサイレントなのかというところが今後のチームとしての成長のカギだと思います。難しいでしょうが、みんなで理想論を持ってから実現に向かえれば最高なのでしょうけどね。

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