ジェフ千葉 VS FC東京 (テレビ観戦)

2007年10月 1日 00:02

試合は前半から千葉が主導権を握ります。今年の序盤に負けが込んでいたころに見ていた千葉比べると二つの点が違うなと感じました。それは、

1.展開がワイドである。
2.ダイレクトパスが多い(ワンツーが多い)

イビチャ・オシムが監督をしていた頃のジェフに近い状態に戻ってきました。ボールを高い位置、低い位置、奪った場所に関わらず奪った瞬間に全体の押し上げがありまして、サイド、中央、サイドとダイレクトにつないでいくサッカー。東京の守備は追い越していく選手に対しての対応が甘くて次々にパスをつながれてしまいます。

新居が上げた1点目は中央でボールを受けてドリブルを開始したところに左サイドから山岸が追い越して上がっていきました。東京はモニワと徳永がいたのですが、二人でリトリートしてしまって新居にワンフェイク入れられる隙とシュートを打たれる間をもたれてしまいました。新居一人だけでは決めきれていません。左サイドの山岸の動きがあったからこそ新居のミドルシュートにつながりました。

その後も千葉はダイナミックな試合を続けます。ダイレクトプレイでパスをつなげ、ヘディングを競るような長いボールは巻、足元のポストプレイは新居、長短とサイドを使い分けてポゼションを取りながら攻めていました。千葉にとって大きかったのはボールを失わない技術。

千葉の目指していたサッカーは確立するのに時間がかかりましたね。選手たちのプレーゾーンを理解しないとワンタッチは成立しませんから、今年の前半の組織ではパスミスの嵐でやきもきしていたでしょう。何より、鳥栖サポとしてうれしいのは新居の動きを理解しているのか水野や工藤から新居の飛び出しに合わせたパスがでてきました。新居の動きを周りが理解してきた証拠ですね。

中央のパスと言えば、FC東京は前半は中央からのミドルシュートやスルーパスがまったく見られませんでした。石川やルーカスはいい形で前を向けたときもありましたし、もっとシュートでチャレンジしてもよかった気がします。特に石川は幾度となく下川の守備を交わしていましたしね。

後半に入ると、東京も攻めへと戦いをシフトすべくリチェーリと鈴木"ノリカル"を投入してきました。千葉は前半の動きとは打って変わって運動量に変化がみられ、前目にゾーンを上げてきた東京の攻めに防戦状態になりました。

ここで東京にとってはもったいない失点を与えてしまいます。飛び出した新居がうまく反転してペナルティエリア内に侵入し、たまらず徳永が倒してしまいました。PKを水野が決めて追加点。

ここで...千葉にとってはどうなんでしょう。ちょっと早すぎる気がしましたが新居に代わってDFの池田が入りました。完全に守備固めです。ここの交代は難しい判断でしたね。3-0になったとは言え、時間帯としてはまだ早い。しかし追加点を取ったとは言えFC東京の時間帯が続いていたので流れを変えたい。アマルの判断は3点差がついたことで守備固めでした。

ところが...やっぱりそういうもんなんですね、FC東京が攻め立てました。モニワがゴール前に来てヘディングに競り勝ってから今野のヘッドでまず1点。次は中央のスルーパス(←前半にはなかった)に飛び出した福西がペナルティエリア内で倒されてPK。ルーカスが冷静に決めました。

ジェフは前半と違ってラインが引いてしまってセカンドボールが拾えずにボールポゼションを取れない。あれだけあった点差があっという間につめられてしまって明らかに焦りが見えました。ゴール前のフリーキックで84分にも関わらずコーナー側に行って時間稼ぎをしたり。次の1点を取るためにはセットプレイは最大のチャンスなのですが、逃げに回っていました。

それでもなんとか逃げ切って千葉が勝利。この試合の前半のサッカーを続ける事ができれば上位チームにも負けない戦いができるでしょう。しかし、守備の時間帯に入ってからのラインの引き方と試合を落ち着かせることのできないフォワード陣が今後の課題でしょうね。

新居はこの試合でも得点をあげ、PKを奪う突破も見せましたしゲームの組み立てとしてもいい働きを見せました。今後も千葉でレギュラーを奪うべく頑張って欲しいと思います。

 

 

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