新日鐵大分 VS V.ファーレン長崎 (大分市営陸上競技場)

2007年9月10日 17:36

2007 - 52 新日鐵大分 VS V.ファーレン長崎

新日鐵大分にとってはホーム最終戦となったわけですが、怪我人続出の上、累積警告によって3人が出場停止という緊急事態。特にエースフォワードの二人と守備の要であるセンターバックがいないという状態の中でスクランブル的な布陣を敷いてV.ファーレン長崎戦に臨みました。

試合としては、このようなメンバー構成の中、将来のJリーグ入りを目指している長崎相手によく戦ったと思います。試合開始当初こそ相手の個人技に翻弄される場面もありましたが、徐々に慣れてきてぎりぎりのところで耐えきる戦いを90分間続けきったと思います。長崎の先制点はカウンターからの飛鳥のミドルシュート、これもディフェンスは3人そろっていたので、彼のシュートの精度とスピードが勝った個人技によるゴールでした。このゴールは強いて言えば前半のロスタイムというのが勿体なかった。また、追加点はコーナーキックからの失点。押し込まれてはいたものの、この2失点のみでしたので結果に満足はしてないものの、失望するような戦いでもありませんでした。選手のみなさん、暑い中大変おつかれさまでした。

さて、この日の新日鐵の守り方としては本来のセンターバックがいないというのもあってか、相手のツートップに完全マンマークの二人をつけて一人を後方に余らせるという古典的な3バック。サイドの選手も下がってくることが多かったので守備に特化した5バックと言ってもよかったかもしれません。長崎が上を目指しているチームということを念頭に置くとちょっと気になったのは、このように相手の守り方が一辺倒であり、試合は圧倒的に支配しているものの得点をとることに苦労していた状況であるならば、たとえばフォワードの選手を3トップや1トップにして守備を混乱させる戦術変更をしたり、体格やスピードに差があったわけですから裏へのボールや高いボールを執拗に繰り返して相手のミスを誘うとか、戦い方に変化を持たせることを監督が指示してもよかったのかなとは思います。戦術的な幅を広げる事が1試合も落とせない戦いをやっていく中では大事になってくるはずです。

また、V.ファーレンは有光がエース的存在で試合にでておりましたが、彼の不振が非常に残念。アビスパに在籍していたころは切れ味鋭いドリブルと正確なシュートで入れ替え戦に出場するまでチームを押し上げたのですが、この日に見た有光は体も絞れておらず、持前のスピードとキレが半減していました。前半こそ、相手にひっかけられてPKを得ることができましたが、その後もそのPKに味をしめたのか接触したらダイブ気味に倒れることが多く、最終的にはイエローカードをもらってしまいました。審判の判定に異議を唱える向きもありますが、本来の彼ならば地域リーグレベルのディフェンスとのマッチアップであれば、ひっかけられることも体を当てられる事もなくドリブルで交わしてシュートまで持ち込める技量は十分に持っているはずです。彼がもっともっと精進してJリーグからの再引き抜きにあうくらいの体のキレを取り戻すことが、V.ファーレンをJFLに押し上げる原動力となるのではないでしょうか。

いまのKyuリーグの残り試合や対戦相手を考えると、V.ファーレンが2位以内に入って地域リーグ決勝大会にでるのは難しい状況となっております。そうなるとJFLに昇格するためには、全国社会人サッカー選手権大会で優勝して地域リーグ決勝大会への参加資格を得なければならないのですが、一昨年、優勝した時のような戦いができればいいですね。今年の全社の開催地は大分です。この日戦った大分の土地にて来月にはV.ファーレンの未来を決めると言っても過言ではないくらいの戦いが始まります。


 

コメント

日鐵戦のレポ、おつかれさまです。
さすがに、第3者的な目線で試合を見られてますね。
有光に関しては、同じ意見ですね。Jの看板しょってゲームに出ているわけではないでしょうけど、地域クラスのDFを綺麗にかわして華麗にシュートってのは出来なかったものかと。飛鳥のは、やられたーって思いましたもの。
前半ロスタイムの失点は、残り時間がほとんどないってことで、ラストプレーのつもりでシュートまで持っていく途中での、ボールカットからのカウンターだったので、仕方なかったとは思ってます。私の感触として、1試合通じてチャンスがあれば攻め込むという意識を持ち続けたからこそ、あの点差で終われたのかなと思います。守りのみの意識だと、後半なんかはずっと攻められっぱなしだった可能性もありますし。
ここ数試合、日鐵は守備が綻んでの失点が多かったので、守備陣が立ち直るきっかけになればいいなと思います。

日鐵戦、大変おつかれさまでした!

飛鳥は鳥栖を離れてから気になっていましたが、ガンバっていましたね。

前半の失点は完全にカウンターだったのですが、人数がいたのでもっとボールを奪いに行ってもよかったかなとも思いますが、あの感じだったら飛び込んだら交わされていたとも思います。ノータイムになるかと思っていたときだったのでしょうがないですね。

tokiさんがおっしゃるように、あの試合では守り一辺倒でしたが、省エネとは言え(←笑)ディフェンスラインの裏を狙うボールで常にチャンスをうかがっていました。順位もほぼ確定し、役者がそろっていなかったとはいえ、モチベーションのある試合が見られてうれしく思いました。

今回の守備陣の奮闘は次回の集中開催にきっと生きると思います!

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