Stop The Cerezo!

2007年9月19日 17:44

さて、サガン鳥栖は来週の日曜日(23日)に鳥栖スタジアムでセレッソ大阪と対決することになります。第3クールを首位で終わり先日の愛媛FC戦を4-2と快勝したセレッソに対し、第4クール初戦が試合なしの節となり、選手同士でバーベキューを行って鋭気を養い決起したサガン鳥栖。3位争いに加わるチームを決定する戦いと言っても過言ではないでしょう。

考え方によってはこの時期にセレッソと当たるのはよかった事かもしれません。連勝で波に乗っている状態のチームに勝てば逆にサガン鳥栖の方が調子の波に乗ることができますし、セレッソの勢いを止めることになります。また、昇格争いが終焉していない状態で直接対決の相手と戦えることは選手たちのモチベーションにもなります。いずれにしてもこのクールのどこかではセレッソを当たるわけですし、どこかのチームがセレッソを止めなければいけないのでその重大な役目を担ったと思いましょう。

さて、セレッソと言えばここ最近でチームの中で"効いている"のはアレー、香川、そして小松。特にアレーは、チーム全体が攻めの状態になっているときでも、クレバーな判断で相手の攻撃の芽を摘むことに長けていますし、低い位置からの展開力は通常の守備的ボランチとしての働き以上に攻撃にも貢献しております。

左サイドの香川は言うまでもなくその突破力。彼のスピードと切れのある切り返しはJ2レベルではトップクラスでしょう。スピードに加え、同じタイプで言うと、一昨年に新人として大活躍した山形の佐々木以上の技術力を感じます。ゼ・カルロスとのコンビも成熟しつつありますし、彼を起点にする攻撃は脅威となります。

小松は昨年V.ファーレンで見た時よりもより一層体が強くなり、そして現在は体がキレている状態ですね。素早く前を向ける動きやディフェンスの裏を取れる俊敏さはいかにも好調という動きです。恵まれた体躯もありますし、彼を止めるのは想像以上に困難かもしれません。

では、指をくわえて彼らを見ておくかといえばそんなわけにも行きません。鳥栖としては彼らに対してどのように対処するのかというのを考えなければなりません。

対策として考えられるのはスピードのある香川に対しては日高、技巧的に攻めてくる濱田には吉田を相対時させることでしょうか。福岡の田中をしっかりと押さえた吉田ですから、香川に対してもいい仕事をしてくれると思うのですが、いかんせん、吉田の右サイドバックは不慣れであるでしょう。ですのでここは飛び込み癖があって、後ろのスペースのケアにリスクがある鐵戸よりは、スピードで対応できる日高を右サイドに置くのも手だとは思います。清水は絶対にゼ・カルロスの上がりを見落とさないようにケアしないといけません。

小松に対しては柴小屋をつけるよりもむしろ飯尾の方がいいのかなという気はします。小松のヘディングは体躯を生かした強引さというよりは、瞬間にディフェンスの前に飛び込んだり、裏へ隠れたりという事ができるタイプです。ボールを持たせたら後ろ向きの状態で強引に前を向くこともできる選手ですので、人に対するケア能力と激しい当たりも可能な飯尾の方がより対応できるのかなとは思います。

でもその時は合間を縫ってくる古橋の動きにも気をつけなければなりません。古橋はボールを持ってない時のスペースへの動きよりもボールを持った時の方が怖いです。ですのでミドルの位置で彼がボールを持ったら決して間を開けないこと。振り足速いシュートがやってきますので必ずコースを消すようにしないといけません。左サイド一辺倒ではなく、古橋と濱田の技巧組が右サイドで作る攻撃の基点も要注意です。うーん、守備陣は大変だ(笑)

攻撃に関してはまずはサイドに基点を作ることが必要です。今年の鳥栖はボールポゼションが高まったり、カウンターでの攻撃の際に中央へ、中央へと入ってしまうきらいがありますが、そうなるとアレーやジェルマーノの思うつぼとなってしまいます。こうなってしまうと水戸戦と同じ傾向ですね。ビジュと小椋の網にかかってスコアレスに終わってしまった戦いが思い出されます。

さて、いかにアレーをはずすか、いかにアレーをサイドにひっぱりだすかという観点から行くとどうしても速攻でかつサイドに基点をつくらざるを得ません。中央を経由する際に高地のようにボールを持ちすぎて中へ中へと入ってしまうとアレーの罠にかかってしまいます。ボールが落ち着いてしまうと、セレッソは守備を固めるのが早いですので、なるべく手数を少なくサイドから突破していきたい所です。こうなってくるとサイドのスペースへ抜け出てボールキープができるキムシンヨンが試合に出られないのが非常に痛いですね。セレッソはこういう事態を予見していたのでしょうか。

セレッソに穴があるとすれば柳沢、江添が出場停止という点。愛媛FC戦でも内村、ジョジマールという速さのあるコンビに手をこまねいておりました。愛媛の先制点もサイドをドリブルで突破した内村からのクロスをディフェンスの間に入ったジョジマールがうまく合わせての得点でした。愛媛の2点目は中央からディフェンスの間をスルーパスで通して内村がゴール。また、ミドルシュートも効果的でした。サイドへボランチをひっぱった状態にして中央へのパスからミドルシュート。青野や宮原のミドルがバーを直撃する惜しいチャンスもありました。このようにディフェンス同士の連携は出場停止の選手がいるので必ずしも万全という状態ではありません。

スピードのある選手を前線で起用してサイドやディフェンスの裏へ飛び出す戦いをすればおもしろいかもしれません。左サイドバックにはゼ・カルロスが入るでしょうが、右サイドの丹羽の裏よりは左サイドの方がスペースのチャンスはあります。

しかしながら、そのスペースを使うときのボールの持っていきかたがまったくイメージできません。清水はスピードで勝負するタイプではないですし、藤田をサイドへ張り出させるとフィニッシュする選手がいなくなります。衛藤や義希が飛び出していくのがいいのでしょうが、前半のスコアレスの状態で無理に攻める事も考えものです。

恐らく、藤田のフォワードの相方となる選手に誰が入るかによるでしょうね。レオナルドの復帰に期待したい所ですが。とにかくアレーの前にした時は中央でボールを持ちすぎると攻撃が煮詰まってしまう可能性が高いので、早めにサイドの裏をつくようにし、クロスを藤田に合わせるか、マイナスの折り返しでボランチのミドルシュートを狙うかといった攻撃を狙いたいところです。

ひとつ、心配なのはデーゲームにて試合が行われること。なんと本日の最高気温は35℃と平年よりも7℃も高い状態だとか。両チームの選手のスタミナや体調面も心配です。この試合で必要以上に消耗してしまって今後の戦いに影響がでなければいいのですが。。。まあ、一戦必勝ですのでそういった体力面の温存とか考えてもいられませんけどね。

難敵、強敵であることには変わりありませんが、昇格を意識した戦いがこの最終クールでできることは幸せな事だと思ってしっかりと応援をしましょう!

 

コメント

なるほど・・・。
やっぱり、サポとは違う目線で観て頂いてますね(笑)

個人的に、アレーは「使いどころを間違わなければ」という
選手だと思っていたんですが、最初の頃の
どうしようもないイメージが強すぎるのか、
悲観的な見方をしている人も多いようです。
(前監督のときは、課せられているプレーを理解できていないようでした)

さて下の記事にも書きましたが、セレッソに対しては、
個々のポイントというよりも、
受け手へのチェックをしっかりするというスタンスを崩さなければ
比較的対応可能なチームです。
個人技が通用しなかったり、スペースを埋められたりすると、
途端に落ち着きがなくなるので(苦笑)
・・・どっち応援してんだか?(爆)

確かにアレーに関しては、これまでいいような印象はまったく持っていませんでした(笑)
確か、鳥栖スタジアムでもプレーしたと思うのですが、ボレーシュートのいいのがあったくらいで特に機能しているのも感じず。ところが久し振りに博多の森で見た時には獅子奮迅ぶりの大活躍に驚いたものですよ。

そのセレッソの個人技を止められる選手が鳥栖にいるかと考えると…サポとしてはかなり悲観的ですw

まとめてコメント返し!w

福岡は、僕のみるところ、
(攻守ともに)縦突破に久藤と布部が間に合ってる場合は安定。
そうでない場合(つまり後半)は崩壊。
そんな気がするんですが・・・(苦笑)

次に、香川ですが、彼はレベルの違いは別にして、
カカのようなタイプに分類されると思うんです。
だから、元々真ん中が基点の選手なので、
そっちの方がしっくりくるのかもしれません。
つーか、デフォルトのポジションの指示ミスだと
思うんですがねー(苦笑)<他にいないとはいえ

最後に、個の突破を繋げている接着剤は、
基本的に古橋です。
目立ちませんが、彼は本当によく戦い方というものを
知っているクールな選手だなと思います。
(徳重もそうだったんですがね・・・orz)

あと、小松という守備もおろそかにしないFWが
出てきたのも大きいですね。
よく16番のフォローしてますよwww

その布部を試合の途中でセンターバックにさげたりしてますからね…。監督みずからチームを崩壊しに行っているようなものですよ(苦笑)
久藤がボールを配給しているときはいいのでしょうが、ボールが久藤を飛び越えてしまうと久藤自身がサイドのスペースにあがったりするので、そのときは中盤が機能しなくなりますね。その時は戻す場所がなくなってますので。なかなかバランスとは難しいものです。

香川は中央がいいのですか。彼にパスセンスが加われば頼もしい選手になりそうですね。そうなればますます山城の戻る場所がなくなりますねw

古橋は、彼ならばもっともっとやれるような気がします。陰でチームを支えることも、自らがフィニッシャーになることもですね。16番のフォローに追われることが多くなったので目立たなくなったのでしょうか(笑)

もう少しだけw

香川はですね、入団時のポジションは、実はボランチなんですよw
それで大体予想されるとは思いますが、突進型のボランチですね。
(でも、僕も初めて観たとき、こりゃぁオフェンシブハーフだわ、
と思ったもんですw)

なので、彼にもう少し体幹があれば、デコのように縦横無尽に
動きまわてもらうんですがww
今だと、例えば横浜FMの中澤あたりに強引に
寄せられると、太刀打ちできないでしょう。

それから古橋はですね、理由は簡単です。
へばってるんです(苦笑)
ただ一人、全試合出場しているから・・・でしょうかね。

こないだ三木で観たとき、試合前のアップの段階で
体が重そうなのがわかった位なので。
(いつも観てる人は、逆にわかりづらいかもしれませんがね)

>香川
えええええ!って感じですよ。ボランチでの入団だったんですね。うちでいうところの小石ボランチみたいな(笑)あ、コンバートじゃないのか。
体躯はですね、もって生まれたものだからやむを得ないと思います。身長が低くてもダビッツみたいなプレイヤーもいますし。そしたら中澤なんかへっちゃらでしょう(笑)
あ、なんとなんとお手本のモリシがいるじゃないですか!なんか引退の噂が出ておりますが。。。

>古橋
よくよく考えてみたらそうですよね。この時期でフル出場ならばフレッシュな状態で試合に臨めるわけはないですよね。それでも、それでも古橋なら…という願望がJ1時代からあったのです。Yahooファンタジーサッカーでですけどねw
大黒柱でしょうから最後まで出場するでしょう。鳥栖がダメならばセレッソに昇格してほしいので是非とも頑張って欲しいです。


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