アビスパ福岡 VS モンテディオ山形 (博多の森球技場)

2007年8月21日 10:34
2007 - 45 アビスパ福岡 VS モンテディオ山形

3-0で福岡が完勝した試合でした。

前半の入りとしては山形の方がいい形だったと思います。手数を少なくボールを前へ前へと出して遠い位置からでも積極的にミドルシュートを放ってましたし、キーパーと1対1になる場面など決定的チャンスも作っていました。リトバルスキー監督も試合後の会見で語っていたように臼井が上下にスピードのあるポジショニングを取っていてサイドを上手に使っていました。

臼井は後半に入ってもいいところでボールを受けていましたし、前を向いたときの形という物を持っていましたが惜しむらくはクロスの精度。山形もビハインドの状態でしたのでゴール前に人数をかけたときにクロスの精度が悪いがために得点につながっていませんでした。林や根本という、クロスに対して飛び込んでいける選手がいただけにそこだけは残念です。クロスといえばこの試合の石川のパスの精度が悪かったのが残念でしたね。彼はもっといいボールを蹴られるはずですし。

本橋は良くも悪くも彼らしい動き(どうも宮原のときと同じような書き方になりますがw)バックラインまで下がってボールを受けてさばくところは鳥栖時代と変わらない動きでしたが、やや高めの位置でボールを受けたときにシュートやラストパスをしかけるところでもっともっと得点を感じさせる動きをやって欲しいですね。確かに惜しいミドルシュートがありましたが、もう少し精度があると面白いんですけどね。

福岡は試合の途中からディフェンスラインを変えてきました。サイドが突破されていると思いきや、守備の時間帯に久永と田中を下げて5人で守るような形にしたり、布部をディフェンスラインに下げて4バックの形を取ってきたりしていました。特に後半は完全に4-4-2になっていましたね。

4-4-2の形になったときに攻撃に対するてづまり感が垣間見えました。それまで中盤でボールをキープしながらも、スイッチが入った瞬間にスピードのある中央突破で威力をだしていた宮崎とアレックスの距離が分断されてしまって彼ら二人で作っていたリズムが少し消えかかってました。そうなると田中のサイド突破しか武器がなくなるところでしたが、なんと山形のミスから(田中の粘りもあって)リンコンが2点目をあげます。これで福岡が無理に攻める必要もなくなり、試合の運びに余裕がでてきました。この2点目は非常に大きかったですね。

先日、ガンバ大阪のバレーの得点は11人を経由した得点だという話がありましたが、福岡の3点目もかなりの選手を経由していたと思います。キーパーから始まって8~9人は経由してないでしょうか。おそらく久永と田中以外の選手はゴールまでにボールを触ったと思うのですが。別のシーンだったかな。

福岡を見たときには布部と久藤をついつい観察してしまいますが、ディフェンスラインに入って選手を気持ちで鼓舞しながらも、試合とボールだけは完全に落ち着かせていた布部と、的確なパスとポジショニングでチームを後ろから支えていた久藤は福岡にとっては欠かせない存在ですね。

久藤は1点目のPKを取る前のパスといい、3点目のボールをアレックスに預けて自らがゴール前に飛び出し、山形のディフェンスラインにリンコンから目を逸らさせた所といい、実に憎らしい動きを見せてくれました。しかし、福岡はよく「プレーに関与していない選手はオフサイドの対象とならない」を利用しますね(笑)

布部はセンターバックに入っていましたが、福岡の全体のペースを落ち着かせていました。ただ、ここは彼の問題ではないのでしょうが、本来のセンターバックではないためにどうしてもクロスがあがったときに相手のフォワードをを放したり、逆に人を気にしてボールに対して目が離れたりと慣れない印象を受けました。監督もベンチにセンターバックを入れているということはリードして守る展開を想定していたということでしょう。それならば東京V戦でのベンチワークのように早めに柳楽か長野を入れてもよかったのではないかと思います。山形に屈強なフォワードがいたら布部のセンターバックでは失点していたでしょうね。

...と書いて思ったのですが、山形には屈強なフォワードがいないから布部で十分対応できると考えていたというところでしょうか。まあ決定的なピンチは何度かあったものの無失点で終えているので、それが正解なんですかね。いやはやなんとも(笑)

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