2007年8月31日 10:27
2007 - 48 アビスパ福岡 VS 湘南ベルマーレ
この試合では驚くべきことがたくさんありました。
まず、驚いたのはいつもと変わらない湘南ベルマーレサポーター。土日であろうが、平日であろうが変わらずやってくるほぼ同じ人数の湘南サポーターには驚きを感ぜずにはいられませんでした。スネアドラムの人がいらっしゃらなかったのが残念でしたが。
次に、私事なのですが、博多の森へ向かうバスの途中でいろんな人と偶然会ったことにも驚きました。会社関係の人やら、近所の人やら、所属していたバレーのクラブの監督やら。サッカーに興味があるとは思わなかった方が結構博多の森へ向かっていました。いつもは車で来場しているので気づかなかったんですね。
そして、最後の驚きは試合が始まってからの福岡のサッカーの調子の悪さ。試合開始直後から間延びしてしまって前線とディフェンスラインが完全に分断されていました。中盤でボールをつなぐ選手がいないので攻撃をしかけるときにディフェンスラインからボールを受けてポイントとなる選手がいませんでした。
全体的に、福岡は攻守の切替が異様に遅かったと思います。攻めと守りの切替が悪いために選手たちの動きに流動性を感じませんでした。前半開始当初は攻撃も守備も実に中途半端な位置での展開が多く、全体を押し上げるために前にも行けない、かと言って湘南を受け止めるために全体を引くような戦術はないというやりたいことがかみ合わない形でしたね。
本来はその間延びをしないために中央で仕事ができるはずの久藤がこの試合の前半ではあまりに守備に追われていました。アジエルの動きがよかったので、左サイドのスペースを埋めたり、完全にフリーにしないために久藤が下がっている事が多く、いつものボールの拠り所としての動きが発揮されていませんでした。得意のサイドの攻撃においても尾亦が田中に対してよくついていましたし、田中に裏を取られることが他のチームに比べると少なかったと思います。サイドの攻撃は湘南に研究されていたのか、ボールを持って1VS1で勝負をしかける場面がほとんどありませんでした。相手をフリーにせずに必ず二人がつくようにしていましたね。
膠着状態だった試合でしたが、皮肉にも試合が動き出したのはひとつのミスからでした。宮本が3バックのストッパーの位置というおそらく本人もあまり慣れない位置に入っていたからなのでしょうが、ボールに対するアプローチも、ボールを持った時のパスも何かしらミスが多かった気がします。前半に湘南が迎えた決定的なシュートは、神山の好プレーにより防がれてしまいました。そしてその防いだプレーから福岡のカウンターでリンコンがヘディングシュート。福岡のミスから始まって、福岡のチャンスで終わったこの一連の攻防はサッカーの皮肉さを垣間見た瞬間でした。
後半に入ると福岡がやや攻勢を取り戻します。アジエルをフリーにするのは怖いのは確かですが、久藤の位置が前半よりも1列高めにいることが多くなりました。久藤がケアしていたアジエルを最終ラインである柳楽がケアするようにすることで全体がやや押しあがってきます。そこで前線との距離が縮まって上下にボールを差し引きできるようになったのである程度中盤を支配できるようにもなりました。しかしながらそうなるとサイドのケアがなくなるのも事実なので、前半よりは湘南が攻め入る隙もできていたのですが、ホームの利と言いますか、点を取りに行く姿勢がうわまって福岡の方が徐々に押し出してきました。
ところが、福岡に攻勢だったのも柳楽に変わって川島が入ってから再び膠着状態に戻ります。川島がボランチの位置でアジエルにマンマーク気味についたことによって前半に陥っていたボールのつながらなさが再びやってきました。間に3バックにしたり、4バックにしたり、布部の位置をいろいろ変えてみたり、試行錯誤しながらいかに攻めようか守ろうかというのを考えているのは分かりますが、リティの采配は選手交代を行うたびに段々と状況が悪化していったように思えます。
さて、膠着状態となるとミスが発生した方が負けになるのですが、この試合最大のミスとでもいいますか、石原を完全にフリーにしてしまったことが湘南の勝利につながりました。石原の動きは実に良かったですね。ボールから逃げるように、そして3枚そろっていた福岡のディフェンスラインをあざ笑うかのようにするするとマークをかわしてファーサイドでボールを受けてゴールに流し込みました。原竜太から石原に変わった瞬間に筆者は友人にメールを送りました。「石原の方がシュートがうまいから、石原が点決めるかも!」まさにその通りの展開でして、今日は原竜太の日ではなかったのですが、選手交代で入った石原がしっかりと仕事をしました。湘南としてはワンチャンスをものにした形になりました。
湘南はセンターバックの斉藤とジャーンはホントに堅いですね!中央に入ってきたボールや、飛び込んでくる選手たちを完全にミスなく防いでいました。加藤望もテクニシャンな所と落ち着いたプレイっぷりはベテラン健在というところですね。
ただ、ひとつだけ湘南が残念だったのは、最後の福岡の攻めで防戦一方だったときにフリーでいるにも関わらずむやみにクリアしたり、大きく蹴るだけだったりして福岡に攻めの機会を与えていたところ。リスクのない状態でしたら、アジエルがいいところにいたので石原と二人でカウンターもできたでしょうから、ボールをつなげるところではあえてつないだ方が時間稼ぎにもよかったんですけどね。あの時間帯で大事な試合という事でのプレーだったのでしょうが、あの場面で落ち着けないならば、昇格を狙うためにはまだまだ経験が足りなさそうに思えます。湘南は非常にいいサッカーをするチームですし、いい意味での強かさを兼ね備えるチームになって欲しいですね。
次節はダービーですね!福岡は田中が累積で出場停止になりました。ベストメンバーの福岡を倒したいところですが、相手のスタメンが誰であっても油断せずにしっかりと福岡を叩いてここのところの引き分け続きから連勝モードへとチェンジし、3位争いへ名乗りを上げたいところです。
2007年8月28日 10:28
先日の京都 VS 福岡の戦いにおいて、チェッコリ選手が平島選手に暴行を加えてレッドカードで退場しました。その試合後に平島選手のインタビューが「Jリーグアフターゲームショー」であったのですが、そのときの彼の発言です。
「主演男優賞もらってもいいかなぁっていうくらいの演技で、相手を退場させて、そこからは10対10で数的同位で自分達のサッカーができた」
との事。とりあえず彼の事はさておき。
最近、審判の問題がよくクローズアップされます。テレビカメラを何台も駆使してあらゆる角度からプレーを検証し、その判定が正しかったのかどうかまで試合が終わったあとも追われる状態です。誤審があった場合はクラブ側からの提訴という自体にまでなってしまいます。
確かに、審判の質の向上というのはここ何年か進んでいないように思われます。あの審判はひどい!といわれている審判がずーーっと変わらず、ひどい判定のまま主審をしています。年数が経ったからといって審判の技術が向上するわけでもなく(←主観)、新しい人材がでてくるわけでもなく。昔に比べて技術が向上したって言われたのは昔はアナザーなんて揶揄されていた穴沢さんくらいではないでしょうか。それだけ審判の問題は根深いものになっています。
しかし、選手側に問題はないのでしょうか?彼は思わず口走ってしまったのでしょうが、彼に限らず足がかかっていないにも関わらず大げさに倒れたり、大して痛くないにも関わらず、さも悪質なファールかのように振舞ったりする選手は少なからずもいますよね。
こんな風に選手たちも審判をだまそうとして行動しているのです。相手をだまそうとして行動しているならば審判だってだまされてもしょうがない面もあると思います。騙したり騙されたりは普通に生きていてもあることですよね。相手の騙そうとするからくりに気づくならば騙されたりしません。
審判もだまそうとする人間が誰もいなくて、みんな真摯にプレーをしているのだったら誤審も減るのではないかと思うのです。審判たちもそのプレイが本物なのか偽者なのか疑心暗鬼に思いながら判定を施しているならば、そりゃ、ミスだっておきますよね。
それらを頭に入れた上でしっかりと裁ける審判はすごいと思います。そういった主審ばかりだったらいいのですが、そんな悪環境で基本的技術やものさしがぶれている審判が判定をしたら...火を見るより明らかな状態というのは言うまでもありませんよね。
プロだから結果が求められます。でも、勝つために必死になるべきところと、自省するべきところというのはあるような気がします。
つい、ふと、
「正義感のない企業は伸びない」
という言葉を思いだしました。
2007年8月27日 10:30
2007 - 47 サガン鳥栖 VS 水戸ホーリーホック
サッカーをやるにはあまりにも過酷な環境の中にて行われたゲームは、試合終了のホイッスルと同時に両チームの選手が倒れこむという壮絶な試合を経てスコアレスドローという形にて落ち着きました。
試合は終始、鳥栖がボールを保持して攻めこんでいました。水戸はそれをがっちりとうけとめて速攻でチャンスを作り出していました。ただ、水戸が少ない人数でゴールを奪うためにはもう少し選手たちの個人技が必要だったかもしれません。それでも深いところからシュート気味に早いクロスが逆サイドに抜けていくことが何度あったでしょうか。誰かが触っていたら1点入っていたというチャンスを水戸は3回程作っていた記憶があります。ボールキープに差があったとは言え、どちらが勝ってもおかしくなかったという表現が適切なのかもしれません。
鳥栖は、何よりもユンジョンファンの怪我による交代が大きく響きました。中盤の位置からボールを効果的に押し引きできる術を失ったので、ディフェンスラインからのボールの出所がたちまちのうちになくなってしまいました。特に、右サイドにおいて柴小屋がボールを持った時に鐵戸や清水へのボールの供給がままならぬ事が多くなりました。鐵戸は常に上下動を繰り返し、チャンスと見るや清水を追い越し裏へ、裏へと抜けようとしていましたが、それはハーフ(清水)がボールを持ったときに行うべき動作であり、清水が中央へしぼってディフェンスをひきつけている限りはまずはボールの受け手としてその空いたスペースに構えてサイドに基点をつくらなければなりません。逆に清水も鐵戸が運動量豊富に右サイドを抜けようとしたならばその空いたスペースでボールを受けるべく引いてポイントを作り、そこからボランチを経由するか、抜けていった鐵戸を利用するかという形でボールに絡もうとする動きが必要であったと思います。双方共にやりたいことがちぐはぐでありました。
その右サイドが煮詰まっていたからなのか、ベンチからの指示が出たからなのかは定かではありませんが、後半に入ると途端に浅いところからロングボールを中央のキムか藤田に当てる攻撃が始まりました。この動きが奏効して、高さで勝っていた鳥栖は、ゴール前でルーズボールを生み出すという形で攻撃のポイントを高めの位置に置くことに成功しました。中央でつなごうとして散々と小椋とビジュの網にかかっていた鳥栖にとっては、その網を越えていくことがひとつ大きな要素でありましたので、本意ではないながらもその網を飛び越えて攻撃を繰り出していきました。
ところが、後半も15分を過ぎるとそのロングボールも影を潜め、散々とキムがボールを頭に要求していてもボールが引き出せない状態に。それでも、やや動きが落ちてきた水戸の隙をついてつなぎながらやっと小椋とビジュの網をかわしても、大事なところでパスミスが発生してしまって惜しいところでチャンスを逃していました。ボランチをかわしたところでキムや藤田の足元にボールが入っても、ワンタッチプレイや強引な展開へと持ち込もうとして失敗を繰り返していました。その日の午前中のトレーニングマッチで中林が大声で「もっと簡単に!簡単に!」と叫んでいた事が頭をよぎりました。
確かに、ディフェンスの網を一瞬で潜り抜けるチャンスを作り出すにはワンタッチプレイというのは相当なる効果があります。ただ、全体を押し上げようとしているときに難しいプレイの選択でボールを失ってしまうとリズムが作れません。フォワードの選手のロングボールの処理は非常によかったと思いますが、足元でつないだ時のボールキープに関しては彼らのプレイがチームにもたらすものは少なかったように思えます。
実際に攻撃として効いていたのはロングボールでの攻撃でした。センターライン付近からでも右サイドの鐵戸から長いボールがゴール前に入ってシュートチャンスを生み出したことも多数。しかしながら、それは鳥栖の本来のサッカーではありません。目先の勝ち点をとるためにサッカーを変えるのか、それとも今まで自分たちが築き上げようとしたサッカーを守り通すのか。相手のボランチの守備がよいからという理由付けでのロングボールを良しとする気持ちも分かりますし、これから先の戦いを見据えるとサッカーそのものを変える事にも抵抗があります。
実際、選手たちの中にもジレンマがあったように思えます。特に、途中から入った山口はパスの相手を探す事が多く思えました。あくまでも崩しにかかろうとする選手たちと、ゴール前でパワープレーをしかけようとする選手たち、フィールドレベルの中の選手たちでさえ思惑の違いがありましたから、山口も思うようにパスも出せずに終盤の攻撃の停滞となっておりました。彼の動きが一番ベンチの思いとフィールドの思いの違いが現れていたのではないでしょうか。ベンチからロングボールをキムや藤田に当てろという指示がでていたならば、指示を持って送り出された山口は真っ先にそれをやっていたはずですから。それができずにパスコースを探して紆余曲折していたのがすべてを現していると思います。
ゴールが奪えなかったひとつの要因でもある、直接シュートが狙える位置でのフリーキックの精度が悪かった事に関しては練習あるのみです。これには戦術も一瞬の判断も必要なく、ただ止まっているボールをゴールへと狙うだけですから。だからこそ練習あるのみで今回の不成功は責めるべくもなく、明日への糧にして欲しいと思います。
最後に、プロとして最後まで勝利を目指し戦うのは、たとえ観客が100人でも10万人でも変わらない姿勢でとは言うものの、集まってくれた大観衆に勝利の姿を見せられなかったのは残念でした。ただ、彼らは、最後まで勝利を目指して戦ったと思います。足りなかったのはもう一歩の努力。自己判断によってボールをあきらめたりする事がほんの少しだけ見えました。体力的にきつかったでしょうが、それを克服していけばさらに一歩進化できるはずです。結果がでなかったのは非常に残念ですが、我々の歓声は選手たちの胸に響いたのではないでしょうか。潜在的な観客はまだまだいるという事の証明にもなりましたし。
2007年8月26日 10:31
2007 - 46 サガン鳥栖 VS 青山学院大学
昨日の試合は残念でした。。。
さて、午前中に行われたトレーニングマッチです。
突然の豪雨と雷の中というコンディションの悪い中で行われましたが、鳥栖としてはアピールすべき選手ばかりなはずなのにどうにもちぐはぐな戦いっぷり。いちおう試合は2-1で勝ったものの、プロとしての威厳を保てたかどうかは青山学院の選手達が試合後に悔しそうだったのを見ると...。
見所と言えば、前半の先制点の場面、コーナーキックのこぼれ玉を右サイドでディフェンスの田中が豪快な切り返しの後に完璧なクロス、それをディフェンスの加藤が綺麗なヘディングをサイドネットに突き刺しました。ここでGMが一言
「フォワードが頼りないからディフェンス陣が決めちゃったよ」
おっしゃるとおり(笑)
この日のフォワード陣はいまいちボールを収めることができませんでした。特に、前半にフォワードに入った山城は終始消えていました。山城は後半にハーフに入ったときの方がボールに絡んで守備もできていましたし、彼をフォワードで使うことは限界があるのかもしれません。どうにもやりにくそうでしたし。
さて、試合後にはまだ雷が完全には鳴り止まずに遠くで雷鳴が聞こえていましたが、
「(天気の)雷も鳴っているけど、オレの雷の方が大変だよ(笑)」
おっしゃる通り(笑)
他によかったことと言えば、衛藤、中林の実践復帰。まだまだこれからと言った感じですが彼らがトップチームに復帰してきたのは心強い限りですね。
2007年8月22日 10:33
「鳥栖は毎年いいフォワードが出てきますよね。」
先日の福岡VS山形を博多の森球技場に見に行ったときにお世話になっているFさんと遭遇して少しお話していたときにかけられた言葉です。その言葉に対して筆者はこう返しました。
「実は、活躍している前の年も(活躍の有無に関わらず)コンスタントに試合にでているんです。というよりも、その人間しか頼るところがないので、試合に出るから自然にゴールも多くなるんですよ(笑)」
鳥栖のフォワードが年々育っているというのは確かにおっしゃるとおりだと思います。特にここ最近は鈴木、新居、藤田とコンスタントに得点を取れる選手が毎年のようにでてきております。リーグにおける鳥栖の総得点を考えると、日本人のフォワードが得点ランキングに名前を連ねていることは想像がつきにくいでしょう。
鳥栖のフォワードが得点を取る機会が多いのはその戦い方(得点の取り方)にあるのじゃないかと思ったのですが、それを具体的に割り出すためには何かデータ的なものがあればいいなと思い、とりあえず今年の今節までの福岡と鳥栖のポジション別得点割合を出してみました。
鳥栖
FW 61.5%
MF 33.3%
DF 5.1%
福岡
FW 29.1%
MF 61.8%
DF 9.1%
結果を見たら一目瞭然ですね。鳥栖は今年は圧倒的にFWの得点が多いわけなんですが、逆に福岡は圧倒的にMFの得点が多くなっております。両チームの得点パターンやポジションの配置を考えるとなんとなくはうなずけます。
鳥栖はグラウンダー、浮き玉関わらずクロスやスルーパスを浅いところからでも藤田に集め、手数を少なくなるべく早くフィニッシュの形に持ち込むというのが得点の構築方法となっております。昨年に至ってはユンジョンファンのスルーパスから新居の飛び出しという手数の少なさにかけてはこれ以上ない効率の良さでのゴールパターンが多くありました。前節でジェフの決勝点を新居があげましたがまさに新居の得意とするパターンですよね。
対して、福岡はサイドのスペースに飛び出したり、サイドでワンツーを図ったりとサイドの深いところでボールをキープしてクロスなり、中央へ入ってシュートを狙ったりという形が多いです。久永、山形、田中と個人技のある選手がボールを持つので簡単にさばくというよりはサイドでドリブル突破を図ってからクロスという形が多くなります。その分、中盤から選手がゴール前につめるタメもできますし、こぼれ玉を拾う体制も整います。ミドルシュートからの得点は鳥栖ではなかなか想像がつきませんが、福岡は布部や久藤、ちょっと前だとホベルトや中村北斗もよく狙っていました。
要は得点をフォワードが取る形で試合を進めているか、それともどこからでも点が取れる形で進めているかの違いではないでしょうか。ですから鳥栖はフォワードの得点が多くなり、福岡は平均的に得点を取る人間が分散するのでしょう。データとしてボールを奪ってからゴールに至るまでの手数とかだせたらいいのですが、そのような詳細データがだせないのが残念です。
では、その得点を取るフォワードを如何にして育てるかという所ですが、これはもう試合に出ることが一番の成長方法だと思います。実際、新居も藤田も得点を量産している前の年からほぼレギュラーのように使われていて経験を積んできました。藤田に至っては前年は得点が取れないと揶揄される事もありました。このように、得点という結果がでなくても試合に出ることによって経験が付くこともさることながら、周りの選手がプレーを理解できるという事が大きいと思います。
若手の選手が試合にでるという事の大きな要因に、鳥栖にはここ数年、軸となるべく外国人フォワードがいないという事も挙げられます。まあ、言うなれば日本人フォワードを育てざるを得ないといったチーム事情でしょうか。他の上位チームを見渡すとフォワードの選手は外国人に頼っているところが多いですよね。(そんな中、ベガルタ仙台の中島はコンスタントに試合にでていますし、これから開花しそうな気がします)
台所事情を考えた起用というと人聞きが悪いのですが、鈴木も藤田も学生時代はリーグの得点王でしたし、新居も十分素質のある選手である事は分かっていました。素質のある選手を我慢して試合に使うことによって成長を促しているわけなんです。氏原や阿部のように素質がありながらも開花しなかった例もありますが、そこは厳しい実力の世界。結果を残した選手が次の試合に出場することができるのです。今年のルーキーの谷口も素質としては十分兼ね備えていると思います。後は彼がプロのプレーヤーとしていかに努力できるのかという所と彼の生まれながらの運はどのくらい持っているのかと言ったところでしょうね。
福岡にも素質のあるフォワードはいます。林、釘崎、田中、かつて在籍していた選手では有光や太田など。得点が取れない状態でも我慢して使い続けるのか、それとも外国人フォワードで得点力を保たせるのかはチームの方針なので何とも言えないのですが、出場時間の少なさというのを考えるとなかなか結果を残せないのはやむをえないところでしょうか。
最後にもうひとつ要因を上げるとすれば、PKキッカーを勤めるという所でしょうか。PKの得点も積み重ねれば大きいものですからね。新居も藤田もPKキッカーとして高い成功率を収めております。PKキッカーを勤めることでエースの自覚というものと得点に対する感覚、そして精神力が身についていっているのだと思います。
あまり具体的な考察には至りませんでしたが、今年のルーキーの谷口が藤田や新居のように成長できるのかがこれからの楽しみな部分です。
2007年8月21日 10:34
2007 - 45 アビスパ福岡 VS モンテディオ山形
3-0で福岡が完勝した試合でした。
前半の入りとしては山形の方がいい形だったと思います。手数を少なくボールを前へ前へと出して遠い位置からでも積極的にミドルシュートを放ってましたし、キーパーと1対1になる場面など決定的チャンスも作っていました。リトバルスキー監督も試合後の会見で語っていたように臼井が上下にスピードのあるポジショニングを取っていてサイドを上手に使っていました。
臼井は後半に入ってもいいところでボールを受けていましたし、前を向いたときの形という物を持っていましたが惜しむらくはクロスの精度。山形もビハインドの状態でしたのでゴール前に人数をかけたときにクロスの精度が悪いがために得点につながっていませんでした。林や根本という、クロスに対して飛び込んでいける選手がいただけにそこだけは残念です。クロスといえばこの試合の石川のパスの精度が悪かったのが残念でしたね。彼はもっといいボールを蹴られるはずですし。
本橋は良くも悪くも彼らしい動き(どうも宮原のときと同じような書き方になりますがw)バックラインまで下がってボールを受けてさばくところは鳥栖時代と変わらない動きでしたが、やや高めの位置でボールを受けたときにシュートやラストパスをしかけるところでもっともっと得点を感じさせる動きをやって欲しいですね。確かに惜しいミドルシュートがありましたが、もう少し精度があると面白いんですけどね。
福岡は試合の途中からディフェンスラインを変えてきました。サイドが突破されていると思いきや、守備の時間帯に久永と田中を下げて5人で守るような形にしたり、布部をディフェンスラインに下げて4バックの形を取ってきたりしていました。特に後半は完全に4-4-2になっていましたね。
4-4-2の形になったときに攻撃に対するてづまり感が垣間見えました。それまで中盤でボールをキープしながらも、スイッチが入った瞬間にスピードのある中央突破で威力をだしていた宮崎とアレックスの距離が分断されてしまって彼ら二人で作っていたリズムが少し消えかかってました。そうなると田中のサイド突破しか武器がなくなるところでしたが、なんと山形のミスから(田中の粘りもあって)リンコンが2点目をあげます。これで福岡が無理に攻める必要もなくなり、試合の運びに余裕がでてきました。この2点目は非常に大きかったですね。
先日、ガンバ大阪のバレーの得点は11人を経由した得点だという話がありましたが、福岡の3点目もかなりの選手を経由していたと思います。キーパーから始まって8~9人は経由してないでしょうか。おそらく久永と田中以外の選手はゴールまでにボールを触ったと思うのですが。別のシーンだったかな。
福岡を見たときには布部と久藤をついつい観察してしまいますが、ディフェンスラインに入って選手を気持ちで鼓舞しながらも、試合とボールだけは完全に落ち着かせていた布部と、的確なパスとポジショニングでチームを後ろから支えていた久藤は福岡にとっては欠かせない存在ですね。
久藤は1点目のPKを取る前のパスといい、3点目のボールをアレックスに預けて自らがゴール前に飛び出し、山形のディフェンスラインにリンコンから目を逸らさせた所といい、実に憎らしい動きを見せてくれました。しかし、福岡はよく「プレーに関与していない選手はオフサイドの対象とならない」を利用しますね(笑)
布部はセンターバックに入っていましたが、福岡の全体のペースを落ち着かせていました。ただ、ここは彼の問題ではないのでしょうが、本来のセンターバックではないためにどうしてもクロスがあがったときに相手のフォワードをを放したり、逆に人を気にしてボールに対して目が離れたりと慣れない印象を受けました。監督もベンチにセンターバックを入れているということはリードして守る展開を想定していたということでしょう。それならば東京V戦でのベンチワークのように早めに柳楽か長野を入れてもよかったのではないかと思います。山形に屈強なフォワードがいたら布部のセンターバックでは失点していたでしょうね。
...と書いて思ったのですが、山形には屈強なフォワードがいないから布部で十分対応できると考えていたというところでしょうか。まあ決定的なピンチは何度かあったものの無失点で終えているので、それが正解なんですかね。いやはやなんとも(笑)
2007年8月20日 10:36
2007 - 44 サガン鳥栖 VS 東京ヴェルディ1969
昨日のC大阪戦は残念でしたね...。
先週の木曜日に行われた試合ですが、平日に行われたにも関わらず5,520人もの観客が来場してランク上位の東京Vに勝利しました。
鳥栖としては願ってもない先制点、ならびに追加点が入って随分と戦いが楽になりました。ヴェルディの左サイドの崩しによるフッキの得点によって勢いがでかけたところなんとか耐えて前半をしのぎました。
後半に入って攻めてくる東京Vに対して先に点を取ったのは鳥栖でした。右サイドでラインを割るかというボールを出さずにユンにつなぎ、前へ出ようとするキムシンヨンに対してまさに超ロングスルーパスともいうべきボールを足元へ。キーパーを見て冷静に左足で流し込みました。ユンのパスの時にはユンへのプレッシャーはおろか、あの長いボールがでるまでに遮る選手は誰もいなかったというスペースの空きっぷりでした。
その後も東京Vの攻撃が続き、ポストに当たるシュートも数多くあったのですが、段々と中盤をなくして...というより、ディフェンス3人程を残して総攻撃態勢のような形で鳥栖陣地に入っておりました。鳥栖としてはその分、カウンターのチャンスもあるわけでして、守備へ戻る力が残っていない東京Vの中盤を尻目に面白いように前へボールを送り出していました。
鳥栖として更に助かったのはキムシンヨンの得点の後くらいに菅原が交代したことでしょうか。ボールを拾う選手がゼルイスのみになってしまい、思うようにボールが拾えず、展開もできない状態で東京Vのフォワード陣も段々といらいらが募る展開でした。
後半の途中からは中盤省略サッカーでヴェルディの攻撃に対して鳥栖がカウンターで応酬するという戦いになり、見ている側としてはエキサイティングさを感じる場面が多くて楽しかったです。
ところが、試合がいまひとつしまらない形になったのは、双方共に肝心な所でミスが多すぎました。トラップ然り、パスも然り、シュートも然り。まったくノーマークの場面で正確なプレイができない状態であったので、チャンスをピンチに、逆にピンチがチャンスに変わることもありました。
鳥栖に至ってはJ1レベルのチームと決定的に違うべくは自陣、そして敵陣におけるゴール前での動き。自陣のゴール前ではセーフティファーストのプレイができずにクリアミスしたり、パスカットされたり、ドリブルでかわそうとしてボールを奪われたりと直ちに失点のピンチを迎えるようなプレーがあり、敵陣のゴール前では何を慌てているのかと言った具合にあらぬ方向へパスを出したり、敵が誰もいないのにあせってボールを放したり、フリーの味方選手がいるにも関わらずドリブル突破を試みて無駄にボールを失ったり。ドリブル突破においては一口に勝負と言えど、パスを選択することによってより得点機会が生まれるならば勝負する必要はないのです。
冷静に、冷静に。もっと周りを見て!何度となく選手たちに心の中で話しかけたでしょうか。
そこの部分は経験もあり、メンタル面もありとなかなか向上が難しい要素ではありますが、敵陣、自陣関わらずゴール前で最適なプレイを選択しない限りは得点は増えませんし、失点は増えていきます。まだまだ昇格をあきらめるような順位ではないとは言え、そのあたりの基本的プレイの選択において、まだまだ昇格という目標を現実的に見据えるチームではないというのをひしひしと感じました。
プレイの選択が正しく、そこでミスをしてしまったのは責任は問えません。そこは技術面でのレベルアップが練習という形で見込めるからです。しかし、プレイの選択ミスがあってはプレイそのものの成功の可能性が低くなってしまいます。ただ、プレイの選択は練習の中で補うのではなく、試合を重ねていくことによって身に付くことが多いです。
札幌、京都、福岡、仙台、現在上位にいるチームと見比べると個人技、組織力においては対抗できる部分も多々あるとは思いますが、窮地になった際のプレーの選択、まさに「人事を尽くして天命を待つ」の人事の部分において他チームに対抗できるかどうかといった所がまだまだ足りない部分ではないでしょうか。
野球に例えるのも何ですが、「ゴロを打ったらチャンスはあるけど、フライを上げればノーチャンス」という言葉があります。人事を尽くすためにはゴロを打つ、つまりやるべきところでやるべきプレイの選択ができるようになればもっともっと技術的進歩以上の期待感が見えてくるのではないでしょうか。
さて、予断ですが、この試合の主審の廣瀬氏ですがいままで見た感じでは特に大きなぶれもない審判のような気がしていましたが、この試合では主審経験が30試合程度という経験のなさが少しだけでてしまいましたね。オフサイドの旗が上がっているのに気づかずに1分以上も見過ごしてしまうとか。彼のジャッジは流そうとする気持ちに可能性を感じるだけに見極めの部分を成長して欲しいところです。
2007年8月17日 10:37
2007 - 43 大分トリニータ VS 清水エスパルス
昨日の鳥栖はいい勝ち方をしましたね!と、その試合の前に...
水曜日は大分と清水の試合を見に行ってきました。中断期間中に鈴木やエジミウソン、ホベルトが加入して間違いなくチーム力が向上しているであろう大分と、若手の台頭著しく来年か再来年には優勝争いに加わってくるであろう清水(その為には大型FWと伊東輝の後釜がでてくることが条件ですが)との対戦。
試合は大分が2点を先制します。1点目は鋭いカウンター。ボールを奪った後で右サイドを藤田が駆け上がりボールを受けるとすぐに鋭いクロスを上げます。これが高松の頭にどんぴしゃりはまって大分先制。2点目はその藤田がペナルティエリア手前でボールを受けてドリブルでDF2人をかわしてミドルシュート。これがまたもや素晴らしいボールコントロールで2点目。藤田のミドルシュートの前に、清水のディフェンスが二人とも左サイドに張っている根本に釣られてましたね。意識が完全に外を向いていました。そこを見逃さずに中央へドリブルを入れて二人を置き去りにした藤田はお見事でした。
この段階で大分の断然な優勢が決まったようなものだったのですが、その流れをたった一つの油断で台無しにしてしまいました。それは2点目を取ったあとにすぐにフェルナンジーニョに反撃の狼煙となるゴールを決められてしまったことです。この失点が大分DFが抱える難題をすべて現しているのではないでしょうか。
一つはクロスを上げさせる機会を作っていること。3バックで挙げられがちな問題であるハーフの後ろのスペース。ここを使われてしまうケースが多くて数多くのクロスの機会を作ってしまっています。
では、取捨選択上、人数をサイドにかけられないという事があって、クロスを上げられるのはやむをえないとして、そこをどのように中央で防ぐのかということがリスクマネジメントとして大事なのですが、その中央が...残念ながらお粗末な対応。確かにセンターバックはクロスを上げる選手と平行にセンターバックが3人並んでいます。その守備の方法はそれはそれでいいと思うのですが、上げられたときに後ろから入ってくる選手をまったくと言っていいほど捕まえきれていません。
下位レベルのチームであればクロスに対するゾーン的な守り方で十分対応できるのでしょうが、例えば清水の藤本のようにクロスをピンポイントで合わせることができる選手が相手にいる場合はこの試合のような結末を迎えてしまいます。自分はボールに触れる事ができずにディフェンスとディフェンスの間で相手に当てられてしまう。
4失点中、3点がクロスからの失点です。完全にフリーな状態でヘディングをされているのでキーパーとしても対処のしようがないでしょう。何よりもコーナーキックでの得点があまりなかった清水にそのコーナーキックから決められてしまったというのが如実に現れているのではないでしょうか。
攻撃に関しては、鈴木が入ったことによって中央でのボールキープと彼の運動量による早い展開が今後の可能性を感じさせてくれました。根本は試合毎に波があると思うのですが、この試合ではあまりいい波は来てませんでしたね。筆者は彼のところでボールが止まってしまうのがいつも気になります。鈴木のように動きながらさばいてまた動ける選手であればいいのですが、サイドでしかボールを受けず、足元のボールを要求するので早い攻撃が信条の大分では時折流れを止めてしまう選手となっている気がします。もちろん、その分精度の高いクロスボールやフリーキックで十分貢献できる選手なのですが、この試合に限ってはそのよいところが発揮されませんでしたね。鈴木と根本を併用することによってワントップの布陣になってしまったのですが、思ったよりも機能していたと思います。
エジミウソンは昨年の彼までは行かないまでもボールキープ力では大分のボランチでは一番でしょう。ホベルトもベンチに入っていましたし、ここのところ動きがよくなってきた藤田とどのように使っていくか楽しみです。
この試合の敗戦で再び入れ替え戦の順位まで落ちてしまった大分ですが、未来は暗くないと思います。しかしながら、センターバックの守備がこのような状態が続けば、いくら中盤を支配しても、いくら点をとっても、予期せぬ失点にて勝てない試合が続き、いずれチームは崩壊するでしょう。無失点では負けないのですから。優勝するには勝利の勝ち点3が必要ですが、降格しないためには引き分けの勝ち点1が必要なのです。
2007年8月13日 10:38
2007 - 42 アビスパ福岡 VS 愛媛FC
前半に愛媛の中盤がしっかりとラインを取って福岡の中盤を押さえて来た時には福岡は攻撃のすべがなくなり、逆サイドを走る選手(特に田中)に向かってのロングボールのみが起点となっていました。そのボールも愛媛は研究していたのか森脇が鋭くカットすることもしばしば。
福岡はあせらずにじっくりとボールをまわしていけばいいのにと思った矢先、セットプレイが続いた頃から愛媛の中盤がディフェンスラインに吸収されるが如く引き気味に。そうすると宮崎や山形恭平が前を向くことになります。そこがターニングポイントでしたね。前を向くということはパスコースが見えるということでして、スルーパスやブラジル人とのワンツーで愛媛を翻弄することもしばしば。リンコンがターゲットとしてあまり確立していなかったのですが、中盤で上手にボールをつないでシュートチャンスを作っておりました。まあ、すごくフリーになることが多かった久永をもっと使ってもいいかなとは思いましたが。
愛媛で先発として出場した宮原ですが、良くも悪くも彼らしいプレイスタイルを持続していました。ただ、4枚がフラットで並ぶ中盤の中央に彼を配置するのは守備面や走力面でのハードワークをやや犠牲にする形。前へのスピードが信条の愛媛の攻撃においては、彼が中盤の底で作り出すタメよりは、ワンタッチで裏に出されるボールをより多く配給した方がよかったと思います。実際、宮原が出した相手の田中や久永の頭を飛び越えて江後や赤井が受け取ったパスは攻撃に大いに貢献しておりました。
と、同時に福岡のサイドの守備の弱さを見たのですが、3バックでよく言われるセンターバックとサイドハーフのギャップのところにワンタッチでボールを出されると脆い部分がありましたね。前半の山形弟のイエローカードは森脇からワンタッチでサイドの江後(もしかしたら内村だったかも)にボールが出されて山形弟がつり出される形で1VS1を迎えてしましました。山形はたまらず倒してしまったのですが、愛媛は何度もその形でチャンスになりかけましたし、もっともっと田中や久永とセンターバックの間をつけなかったかなとは思います。まあ、中盤は守備時にフラットで並んでスペースを消すのに必死でしたので、そこから攻撃に転ずるのがつらかったでしょうけどね。そういう意味からいくと、宮原ではなくて、中央にはしっかりと走って守備ができる二人を置いたほうが逆に攻撃につながったのかもしれません。中央から散らすパスよりもサイドバックからの縦のボールが非常に有効でしたから。
愛媛はミドルシュートの数が多くて惜しいシュートもあったのですが、逆に言うと福岡陣の奥深くまで切り裂けなかった故のミドルシュートでもあります。せめて枠に行っていれば2次攻撃にもつながったのですが残念でした。
2007年8月 8日 10:39
2007 - 41 ニューウェーブ北九州 VS 新日鐵大分
ひさしぶりに新日鐵大分の試合にでかけました。開幕戦以来の応援で、メインスタンドアウェー側で3人並び太鼓を抱えて応援してきました。すごく充実した応援でした。
試合ですが、前半は互いにカウンターを軸に攻撃をしかける展開で、新日鐵はサイドを基点にボールを大きく展開してワイドな攻撃。
対して北九州は小刻みなパスまわしのなか、トップの選手が簡単にさばくことによって新日鐵のプレスのかけどころをなくし、リズムがあるテンポよい攻撃。
地域リーグながらもミスが少なく、チームとしてある程度の完成が見られた試合でした。
常に日鐵がリードする展開で筆者たちは大いに沸いていたのですが、最後はホームの観客に後押しされた北九州が後半残り15分から2点奪って逆転勝ち。
試合前の雨でさらに蒸し暑くなったことから、プロではなく、日ごろは仕事をこなしている日鐵の選手の足が止まってしまうのが少し早くなってしまったのが残念でした。
北九州は昨年よりもチームとしてまとまりがあるし、何よりもゴールを決めた時、勝った時の一体感が素晴らしいと思います。
この試合の敗戦で地域リーグ決勝大会へ進める2位までに入る争いは上位3チームにしぼられたでしょうか。どこのチームも是非とも上のリーグを目指してガンバって欲しいです。
2007年8月 6日 10:40
本日のサガン鳥栖VS湘南ベルマーレの一戦は前半終了時の段階で中止と相成りました。
前半から雷が鳴る天候で、確かに試合運営が大丈夫かどうか危ぶまれた感じではありました。それでも試合を続行し、ハーフタイムには花火をあげるというイベントもありまして後半に向けて気持ちを新たにしていたのですが...
果て、選手がでてこない...
スタジアム内放送によると後半開始について協議しているとのこと。
協議しているのは分かりますが、その詳しい説明がない事が最大の疑問でした。天候なのか、災害なのか、ピッチ状況なのか、レフェリーに異常でも起こったのか。何の説明もないまま淡々と待たされるのみの我ら。
お客さんを待たせていることに対しての説明責任はあるはずです。それを中止が決定されるまでないがしろにしている運営側には大変残念な思いがしました。
その後、20:45くらいにベルマーレの選手達が先にでてきました。そしてゴール裏サポーター達に挨拶。ここで試合が中止かと思われたのですが、選手達がピッチに走り出してみんなでボールを蹴ったり、ランニングしたり。選手達は試合をやろうというアピールだったのでしょうか。にわかに盛り上がるスタジアム。そして湘南ゴール裏から流れ響くベルマーレコール。
声にこそだしませんでしたが、あの瞬間はスタジアム全体として心の中でベルマーレコールだったのではないでしょうか。
ところが、結局ピッチにでたベルマーレの選手達を尻目に20:50くらいに試合は中止になったというアナウンス。大雨、洪水、雷警報がでていて試合継続が危険であるとの判断でした。
残念ではありますが仕方がありません。スタジアムDJも言っていた通り、選手とサポーターの安全が一番ですから。決まったことはしょうがないと思ってそそくさと車に乗り込み、エンジンをかけると車のラジオから耳を疑うような声が聞こえてきました。
「筑後地方、佐賀地方に出されていた大雨、洪水、雷警報は午後8時半に解除されました。繰り返します...」
は?
8時半に警報解除??
警報がでていたから試合を中止したんじゃないの?
以下、ラジオでの情報が正しかったというのが前提での話です。
なぜ試合を中止にした??????
鳥栖が負けていたから???????
再試合にしてやり直したかったから??????
中止に至るまでに色々な経緯や条件があったかもしれません。ところが、待たされている間にも何も言ってくれないので何か言えない様な事情があったのかとついつち勘繰ってしまいます。ますます不満は募るばかりです。
警報が解除されていても天候上危険と判断したのならばそういった所まで説明するのが一番お客様のためじゃないでしょうか。現場でずっと待っているお客様の為にも説明責任というものは存在すると思うのです。
月曜日という平日の夜に来てくださった鳥栖サポーター、そして遠路はるばる来てくださった湘南サポーター、みなさま大変おつかれさまでした。
それにしてもなぜ中止にしたのか謎は深まるばかり。