サガン鳥栖 VS セレッソ大阪 (鳥栖スタジアム) など3試合
2007年5月 7日 11:54
2007 - 25 サガン鳥栖 VS 東京ヴェルディ1969
2007 - 26 アビスパ福岡 VS 湘南ベルマーレ
2007 - 27 サガン鳥栖 VS セレッソ大阪
上の2試合は簡単に振り返ります。
◆ サガン鳥栖 VS 東京ヴェルディ1969
村主が効いていましたね。彼はフッキというよりは、むしろディエゴにマークをしぼってボールの出所(経由点)を抑えていた感じです。
ヴェルディは細かくつなごうとするために中盤を省くということはあまり好みません。船越を先発であっても極端に長いボールを続けることはしませんでした。ですので、前半からフッキに至る前の経由点を村主が抑えきれたのはヴェルディの攻撃の滞留を生んだポイントだと思いました。
後半になって、ディエゴと永井、そして船越と飯尾を変えてきました。後半に入った直後にドリブルを抑えきれずに失点を喫してしまいましたが、後半はフッキに的をしぼって中央でボールを持たせないようにしていました。フッキにサイドでボールを持たれる分は人数かけて守っていたのでそうは怖くなかったですね。
ヴェルディも服部をボランチの位置においてこぼれだまをよく拾っていました。これが二次攻撃、三次攻撃につながった点だと思います。鳥栖は押し込まれながらもよく我慢してワンチャンスの得点につなげました。
しかし、藤田はフィジカルが強くなりましたね。先日の山形戦のゴールといい、ディフェンスに競り勝ってゴールを決めるシーンが多くなったと思います。ループというアビリティを覚えたようで(笑)
◆ アビスパ福岡 VS 湘南ベルマーレ
福岡強かったです。鳥栖が湘南にやられたときは石原にボールが収まってしまって、そのくさびからアジエルにゴールに近い場所でボールを触られていたのですが、福岡は前線にボールが収まらないようにしっかりとくさびのボールを奪っていました。アジエルのドリブルはすごかったのですが、開始点が低い位置からだったので2人、3人交わしても3人、4人目で捕まっていました。鳥栖との違いは2人交わされた後にフォローが入ってボールを奪えたところですね。シュートを打たれてもディフェンスが必死にブロックしていました。
◆ サガン鳥栖 VS セレッソ大阪
さて、興奮冷めやらぬ昨日の試合。いかにも鳥栖らしい戦いでしたね!
前半からコンパクトに守備ラインを引き、守備に人数をかけている鳥栖。中盤からサイドへのボール回し、そして早いクロスで活路を見出すセレッソ。鳥栖の守備から入るという戦い方としてはヴェルディとの試合で見たものに近いものがありました。しかしながらこの試合でのディフェンスでは、例えばフッキやディエゴのようなある程度個人に注視したマーキングではなく、ゾーンに入ってきた選手に対してマークを受け渡す事でこなしていました。日高や内間が飯尾に受け渡しを何度も確認していたのが印象的です。内間は簡単にクリアでボールを失ったときにユンさんからキーパーを使えと怒られていましたね(笑)そうやって彼も成長するのだと思います。ミスもありましたが、無失点で抑えたことを自信に思って更に頑張って欲しいですね。
その守備ですが、ボールがセレッソの低い位置にある場合は、相手のフォワードにボールが入るまでは、フォワードをある程度遊ばせておき、ボールが入ったときにディフェンスとボランチでサンドする形がすぐに作れていたのはよかったと思います。これまでの試合ではボールがフォワードに出た瞬間にカットに行こうとすると単発プレスになったり、技術的に交わされる事も多々ありましたが、最近は、ボールを出させてからそのポイントをすぐに囲いこむによってボールを奪えていると思います。これもそれも村主が状況によって、ボール保持者へのファーストディフェンス(プレス)に入ったり、自ら引いてスペースを埋めたりという動きができているからでしょう。全盛期のように運動量活発に前線に顔をだして攻撃に力を発揮することはありませんが、ツボをついたプレーっぷりだと思います。
逆に、全盛期のように運動量活発に守備に効いているわけではないのですが、攻撃のアクセントとなりボールを軽やかにさばいていたのがユンジョンファンですね。いいポジションにいる選手には彼から必ずボールが出てきます(ラストパスをチャレンジされる)ので、前線の選手も走りがいがあると思います。
ユンジョンファンが入ったことによって起きる攻撃のリズムとしては、彼がボールを受けてもワンタッチでパスの出し手に戻すという一連の流れ。前線でつまってユンにボールを戻し、ここで通常のボランチでしたらサイドへ展開するか、後ろへ戻して組み立て直すかという所ですが、ユンの場合は再びパスの出し手が前を向いてボールを受けられる所へダイレクトで出したりします。このプレーで相手のディフェンスの人数を集めさせて逆サイドにフリーの選手を作ったりもできますし、いい形であればその選手が前を向いてボールを扱うこともできますよね。鳥栖の他の選手ではなかなか見られないリズムを作るプレーです。
最近の監督の選手交代の傾向にもつながるのですが、いまの村主とユンの使い方は戦いのプランとして非常にいい采配だと思いますね。まずは守備で失点を防ぎ、得点を取りに行く、勝ちにいくタイミングでユンを投入する。また、運動量が落ちてきてプレーに精彩を欠いてきた選手も交代選手という駒を使って、着実にピッチに新しい力を入れていると思います。廣瀬は交代でよく頑張って試合を決めてくれました。
無失点の勝利で手放しで喜びたいところですが、、欲を言うと守備に人数をかけてボールを奪うので攻撃に転ずるのがまだまだ遅いですよね。そこでフォワードにボールを当ててしっかりと全体があがるタメを作って欲しかったのですが、昨日は雨の影響もあってかくさびのボールも精度を欠きましたし、藤田の折り返しもいまいち決まっていませんでした。そこがセレッソに押し込まれる原因を作ってしまったところですよね。ボールを失うのが早すぎて守備に人数をかけざるを得なかったと思います。
フォワードと言えば、ここ最近のレオナルドのドリブル突破と泥臭い頑張りは鳥栖サポーターの心を打つに余りあるプレーなのではないでしょうか。中盤にスペースが空いているときには守備に奔走していたシーンも素晴らしかったと思います。是非とも彼のホームでのゴールを見たいですね。
セレッソは交代で入ってきた選手がいい流れを生んでました。特に後半に入った直後は金が中央にいても、サイドに流れてもいいタメとなっていてセレッソの流れを生んだと思います。アレーも低い位置でボールをさばいてからゴール前によく顔をだしていましたが、今日はシュート精度的についていない面もありました。後半からはセレッソのフォワードにタメができていたので、鳥栖のボランチがサイドに引き出されたり、もしくは最終ラインに吸収されやすくなって、鳥栖の二列目とボランチの間が空き気味になっていました。
また、セレッソは後半に入ってからダイレクトに展開する攻撃も増えて、鳥栖の守備陣の的をしぼりにくくしていたのも目につきました。後半の方が押し込まれるシーンが多かったのは鳥栖の運動量が減ったことも確かですが、前半ではボールを奪えていた相手のくさびの位置でなかなか奪えなくなったからというのもあると思います。後半の40分くらいの酒本のクロスからのアレーのヘディングは非常に精度が高くて早くていい攻撃でしたね。かなりひやりとしました。
柿谷は博多の森で見たような速さは感じられませんでした。彼が前を向いていい位置でボールを受けることを許さなかった鳥栖のディフェンスを褒めるべきでしょうね。
高地は、右サイドのハーフというポジションで使われていますが、監督がメッシやリバウド、中村俊輔、清水の藤本のようなプレーを望んでいるということでしょうか。前半に逆サイドの山城へ大きな展開を行い、パスをだしてからゴール前に走りこんで山城からの折り返しをハーフボレーでシュートというシーンがありましたが、そういったプレーが今後もっともっとできたらと思います。
日高は不慣れであろうはずのサイドバックですが、出足鋭く守備をこなしていましたね。ヴェルディ戦もフッキを押さえた素晴らしい粘りのプレーがありましたし頑張っていますよね。ドリブルができる選手なのでボールを奪ってからも攻撃のアクセントにもなりますし、いまのまま積極果敢なプレーを見せてくれたらと思います。
◆ 追記
藤田は主審と相性が悪かったかのように競り合いに勝ってもずっとファールをとられていましたね。フィフティフィフティに見えるような場面でも取られていました。ユンさんは競ろうとしたところでちょっと押されて倒れこんでファールを奪っていました。まさに老練ですね。審判の動きとファールの取り方を見て藤田もそんなプレー、いわゆるずる賢いプレーをやって欲しいですね。藤田はいい意味で愚直で頑張り屋さんで根が素直なんだなと思いました(笑)
2007 - 26 アビスパ福岡 VS 湘南ベルマーレ
2007 - 27 サガン鳥栖 VS セレッソ大阪
上の2試合は簡単に振り返ります。
◆ サガン鳥栖 VS 東京ヴェルディ1969
村主が効いていましたね。彼はフッキというよりは、むしろディエゴにマークをしぼってボールの出所(経由点)を抑えていた感じです。
ヴェルディは細かくつなごうとするために中盤を省くということはあまり好みません。船越を先発であっても極端に長いボールを続けることはしませんでした。ですので、前半からフッキに至る前の経由点を村主が抑えきれたのはヴェルディの攻撃の滞留を生んだポイントだと思いました。
後半になって、ディエゴと永井、そして船越と飯尾を変えてきました。後半に入った直後にドリブルを抑えきれずに失点を喫してしまいましたが、後半はフッキに的をしぼって中央でボールを持たせないようにしていました。フッキにサイドでボールを持たれる分は人数かけて守っていたのでそうは怖くなかったですね。
ヴェルディも服部をボランチの位置においてこぼれだまをよく拾っていました。これが二次攻撃、三次攻撃につながった点だと思います。鳥栖は押し込まれながらもよく我慢してワンチャンスの得点につなげました。
しかし、藤田はフィジカルが強くなりましたね。先日の山形戦のゴールといい、ディフェンスに競り勝ってゴールを決めるシーンが多くなったと思います。ループというアビリティを覚えたようで(笑)
◆ アビスパ福岡 VS 湘南ベルマーレ
福岡強かったです。鳥栖が湘南にやられたときは石原にボールが収まってしまって、そのくさびからアジエルにゴールに近い場所でボールを触られていたのですが、福岡は前線にボールが収まらないようにしっかりとくさびのボールを奪っていました。アジエルのドリブルはすごかったのですが、開始点が低い位置からだったので2人、3人交わしても3人、4人目で捕まっていました。鳥栖との違いは2人交わされた後にフォローが入ってボールを奪えたところですね。シュートを打たれてもディフェンスが必死にブロックしていました。
◆ サガン鳥栖 VS セレッソ大阪
さて、興奮冷めやらぬ昨日の試合。いかにも鳥栖らしい戦いでしたね!
前半からコンパクトに守備ラインを引き、守備に人数をかけている鳥栖。中盤からサイドへのボール回し、そして早いクロスで活路を見出すセレッソ。鳥栖の守備から入るという戦い方としてはヴェルディとの試合で見たものに近いものがありました。しかしながらこの試合でのディフェンスでは、例えばフッキやディエゴのようなある程度個人に注視したマーキングではなく、ゾーンに入ってきた選手に対してマークを受け渡す事でこなしていました。日高や内間が飯尾に受け渡しを何度も確認していたのが印象的です。内間は簡単にクリアでボールを失ったときにユンさんからキーパーを使えと怒られていましたね(笑)そうやって彼も成長するのだと思います。ミスもありましたが、無失点で抑えたことを自信に思って更に頑張って欲しいですね。
その守備ですが、ボールがセレッソの低い位置にある場合は、相手のフォワードにボールが入るまでは、フォワードをある程度遊ばせておき、ボールが入ったときにディフェンスとボランチでサンドする形がすぐに作れていたのはよかったと思います。これまでの試合ではボールがフォワードに出た瞬間にカットに行こうとすると単発プレスになったり、技術的に交わされる事も多々ありましたが、最近は、ボールを出させてからそのポイントをすぐに囲いこむによってボールを奪えていると思います。これもそれも村主が状況によって、ボール保持者へのファーストディフェンス(プレス)に入ったり、自ら引いてスペースを埋めたりという動きができているからでしょう。全盛期のように運動量活発に前線に顔をだして攻撃に力を発揮することはありませんが、ツボをついたプレーっぷりだと思います。
逆に、全盛期のように運動量活発に守備に効いているわけではないのですが、攻撃のアクセントとなりボールを軽やかにさばいていたのがユンジョンファンですね。いいポジションにいる選手には彼から必ずボールが出てきます(ラストパスをチャレンジされる)ので、前線の選手も走りがいがあると思います。
ユンジョンファンが入ったことによって起きる攻撃のリズムとしては、彼がボールを受けてもワンタッチでパスの出し手に戻すという一連の流れ。前線でつまってユンにボールを戻し、ここで通常のボランチでしたらサイドへ展開するか、後ろへ戻して組み立て直すかという所ですが、ユンの場合は再びパスの出し手が前を向いてボールを受けられる所へダイレクトで出したりします。このプレーで相手のディフェンスの人数を集めさせて逆サイドにフリーの選手を作ったりもできますし、いい形であればその選手が前を向いてボールを扱うこともできますよね。鳥栖の他の選手ではなかなか見られないリズムを作るプレーです。
最近の監督の選手交代の傾向にもつながるのですが、いまの村主とユンの使い方は戦いのプランとして非常にいい采配だと思いますね。まずは守備で失点を防ぎ、得点を取りに行く、勝ちにいくタイミングでユンを投入する。また、運動量が落ちてきてプレーに精彩を欠いてきた選手も交代選手という駒を使って、着実にピッチに新しい力を入れていると思います。廣瀬は交代でよく頑張って試合を決めてくれました。
無失点の勝利で手放しで喜びたいところですが、、欲を言うと守備に人数をかけてボールを奪うので攻撃に転ずるのがまだまだ遅いですよね。そこでフォワードにボールを当ててしっかりと全体があがるタメを作って欲しかったのですが、昨日は雨の影響もあってかくさびのボールも精度を欠きましたし、藤田の折り返しもいまいち決まっていませんでした。そこがセレッソに押し込まれる原因を作ってしまったところですよね。ボールを失うのが早すぎて守備に人数をかけざるを得なかったと思います。
フォワードと言えば、ここ最近のレオナルドのドリブル突破と泥臭い頑張りは鳥栖サポーターの心を打つに余りあるプレーなのではないでしょうか。中盤にスペースが空いているときには守備に奔走していたシーンも素晴らしかったと思います。是非とも彼のホームでのゴールを見たいですね。
セレッソは交代で入ってきた選手がいい流れを生んでました。特に後半に入った直後は金が中央にいても、サイドに流れてもいいタメとなっていてセレッソの流れを生んだと思います。アレーも低い位置でボールをさばいてからゴール前によく顔をだしていましたが、今日はシュート精度的についていない面もありました。後半からはセレッソのフォワードにタメができていたので、鳥栖のボランチがサイドに引き出されたり、もしくは最終ラインに吸収されやすくなって、鳥栖の二列目とボランチの間が空き気味になっていました。
また、セレッソは後半に入ってからダイレクトに展開する攻撃も増えて、鳥栖の守備陣の的をしぼりにくくしていたのも目につきました。後半の方が押し込まれるシーンが多かったのは鳥栖の運動量が減ったことも確かですが、前半ではボールを奪えていた相手のくさびの位置でなかなか奪えなくなったからというのもあると思います。後半の40分くらいの酒本のクロスからのアレーのヘディングは非常に精度が高くて早くていい攻撃でしたね。かなりひやりとしました。
柿谷は博多の森で見たような速さは感じられませんでした。彼が前を向いていい位置でボールを受けることを許さなかった鳥栖のディフェンスを褒めるべきでしょうね。
高地は、右サイドのハーフというポジションで使われていますが、監督がメッシやリバウド、中村俊輔、清水の藤本のようなプレーを望んでいるということでしょうか。前半に逆サイドの山城へ大きな展開を行い、パスをだしてからゴール前に走りこんで山城からの折り返しをハーフボレーでシュートというシーンがありましたが、そういったプレーが今後もっともっとできたらと思います。
日高は不慣れであろうはずのサイドバックですが、出足鋭く守備をこなしていましたね。ヴェルディ戦もフッキを押さえた素晴らしい粘りのプレーがありましたし頑張っていますよね。ドリブルができる選手なのでボールを奪ってからも攻撃のアクセントにもなりますし、いまのまま積極果敢なプレーを見せてくれたらと思います。
◆ 追記
藤田は主審と相性が悪かったかのように競り合いに勝ってもずっとファールをとられていましたね。フィフティフィフティに見えるような場面でも取られていました。ユンさんは競ろうとしたところでちょっと押されて倒れこんでファールを奪っていました。まさに老練ですね。審判の動きとファールの取り方を見て藤田もそんなプレー、いわゆるずる賢いプレーをやって欲しいですね。藤田はいい意味で愚直で頑張り屋さんで根が素直なんだなと思いました(笑)

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