大分トリニータ VS 浦和レッズ (九州石油ドーム)

2007年4月 3日 12:37
2007 - 19 大分トリニータ - 浦和レッズ

行く予定はまったくなかったのですが、友人に「あごはないけど足つき」ということで誘われまして急遽九石ドームへ。

新潟スタジアムで行われた新潟VS浦和をテレビで観戦して、あの2-2の同点劇を味わいたいと思っていたのがまさか目の前で実現するとは思いませんでした。

セカンドボールの拾い方と全体の運動量は大分が上回っていたのではないでしょうか。ワシントンや永井にボールが入ったときの囲み方や中盤でのマーキングの受け渡しは練習の賜物でしょう。とにかく全体で守るという意識が感じられてたのですが、特に三木の守備力はすごかったです。長居のスピードに負けず劣らず、ワシントンの体躯にも負けず劣らず。抜かれたら1点という1VS1で何回止めたでしょうか。ロングボールのヘディングの競り合いでは深谷も頑張っていました。

しかしながら、個人の技術というか細かいところで見せるプレイは浦和の個々の選手の方が圧倒的に上でした。小野の細かいフェイクを入れながらのドリブル、長谷部のスピードのあるドリブルとキープ力、鈴木のポジショニングセンスとカバーリング。浦和の選手がボールを持つと迫力が違いました。個人で勝負する浦和と組織(複数人)で勝負する大分といった構図でしょうか。

先制点は圧巻のダイレクトプレー。右サイドから高卒ルーキーとは思えない強さと冷静さの金崎がゴール前にいた松橋へロングクロス。松橋はダイレクトでペナルティエリア手前に居た高松へ落としてこれまたダイレクトでの右足シュート。ボールのコースを見て入ったと思った筆者はなぜか周りの大分サポよりも誰よりも早く立ち上がってしまいました(笑)大分先制。普通は高松ポストの松橋ボレーって形なのでしょうが、ポジションが逆でも点が取れるって強みですね。

その後、1点取られて目が覚めたのか浦和は前線からプレスが強くなって高い位置でボールを奪うようになります。これだったら90分持たないかも...と思っていたら阿部の同点ヘッドと逆転ヘッド。完全に同じパターンで決められて嫌なムードでしたね。

後半に入ると負けているので攻勢にでなければいけない分、やや大分ペースになっていました。浦和も上がり気味の大分の隙をついてチャンスをつくるものの、ラストパスの精度が悪すぎました。もっと攻撃に人数をかければ3点目が奪えていたと思いますが、監督の指示なのかバランスを考えたのか攻撃にかける枚数がやや少なかったような。鈴木と山田がもっと攻撃に加われば分厚い形で追加点が奪えていたのではないかと思います。

対する大分も選手交代でリズムを変えようとするものの、この日は根本と高橋の両サイドがやや不安定な出来。特に根本はパスの判断を迷ったり、無理なドリブルをしかけて失敗したりと彼のいいところが見られない状態でした。

執拗に攻め立てる大分ですが、なかなかシュートチャンスまでいけず。それでも西山のボレーシュートや高松のドリブル突破(シュートのタイミングをはずしたのが残念)と惜しいところまでは行くようになりました。

ここで浦和はワシントンに変えて堀之内。完全に守備固めにはいろうとしたのでしょうが、こういうときが得てして前線に人がいないことで更に大分の攻勢になったり、マークのずれが生じたりするもの。

同点ゴールは後半のロスタイムに入る直前。左サイドでフリーキックを得たときにGKの西川が上がってきたのでふと時計に目をやると44分を指していました。シャムスカのこの試合にかける執念が表れたこのチャンスで深谷の同点ヘッド。

スタジアムが揺れました。

これまで散々とため息をつかされた根本の最高のクロスに脱帽です(笑)
久しぶりに熱い気持ちになれた試合でした。

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