2007年4月27日 11:59
2007 - 23 アビスパ福岡 - セレッソ大阪
↑えっと、一応言っておきますが、このカウントは今年のサッカー生観戦の数ですので。
鳥栖がアウェーのときは生観戦じゃなくてVTR観戦だからだと思ってください^^;
試合開始早々はセレッソが出足鋭くボールを奪いに来ておりました。早いプレスでコースを限定されていた挙句に、思ったよりもセレッソがコンパクトに来ていたので福岡のパスミスが少し目立っていましたね。そこを付いてセレッソもチャンスになりかけますが、シュートにまでは至っておりませんでした。
セレッソはポストプレーヤーや中盤の司令塔がいないという戦い方の典型的な状態でしたね。早い展開でサイド、もしくはフォワードに当てて素早く前進しながら押し上げを促す形。結果的に試合が落ち着いてくるとポゼション的に弱さがでますので、どうしても中盤の底から後ろ的にはつらい状況になり、徐々にリアクションサッカー的戦いになってしまってました。
前半の半ばあたりから福岡のサイドチェンジやボールキープにやや引き気味になって先制を許してしまいます。先制点のポイントは...やはりダイレクトのクロスボール。前田は試合を通じて比較的しっかりとマークにつけていたのですが、このクロスのときだけはリンコンを放してしまいました。あそこで田中がボールを持ったら点は入らなかったでしょう。また、深いところからフォワードへ向かって平行にかつダイレクトにクロスが上がる状態まで持ってきた福岡のお膳立てを褒めるべきだと思います。田中へパスを出したのは山形弟だったでしょうか、綺麗な形でした。
鳥栖的にもあの形ができればアンジーを最大限生かすことができます。これは断言します!!(このBlogにしては珍しい自信ありげな口調(笑))
結局、現在の鳥栖は、人もボールもが流れないために、ボールを持ちすぎたり、サイドでつまったりしているのでクロスの精度が悪くなったり、クロスがあがっても時間をかけすぎてFWがDFにつかまってしまっていたり。湘南戦の後半開始してすぐくらいに流れるボール回しで右サイドの小井手からチャンスになったシーンがありましたが、あれがベストですね。たとえ中央が少なくなっても藤田とアンジーという強い選手が中にいるならば、ハーフとボランチとサイドバックを最大限利用して起点をサイドに作って早めのクロスをあげる戦いの方がいいかもしれませんね(ユンがまだ帰ってこないことが前提になっています)
アンジーはポストプレイヤーでもプレイメーカーではなくてストライカーなのですから、彼を生かせる戦いが出来れば。逆にそれができないならば彼をスタメンからはずすのもありですよね。(京都戦ではそうだったみたいですね)
さてさて、福岡が先制してからセレッソも前に出て行けなくなりました。ボールを奪っても速攻で攻めにかける人数がFW2人だけと言ってもいいくらいになってしまってセレッソからしかけるというよりも、とりあえずボールを前に出して、カウンターのチャンスがあればでていくという感じ。これは後半もこのままだったら何の波もなく終わるかなと思っていました。前半のホイッスルがなるまでは。
ところが後半に入ると攻めにかける人数が違っていました。同時に上がる選手が4~5人と人数をかけるようになったので、センターライン付近から、逆サイドへ向けての細かいつなぎが見られるようになります。特に、素早いボールでFWが前を向いてボールを受ける事が多くなりました。前半、全体を抑えていたのは都並監督の指示だったのかというくらいに変わったと思います。こういったハーフタイムから戦い方が変わるような全体として動けるチームは、この時期は勝ち点に結びつかないかもしれませんが、第3クールあたりから監督の意思を汲み取っていい戦い方ができるかもしれませんね。
負けているチームが攻めに人数をかけてきただけに、1点勝っていた福岡も必然的に守勢に回らざるを得ません。
そこで同点、逆転ゴールが生まれるわけなのですが、逆転ゴールは人数をかけていた成果です。川島のパスミスが相手の選手に渡ってしまうのですが、攻めに人数をかけていなかったら前線に選手が残っていないためにマッチポンプ的に川島につぶされていたかもしれません。残っていた選手が前線にいたからこそ、パスコースもあったし、柿谷がシュートまで行けたし、はじいた球を中山が押し込む事ができた。失点が怖いかもしれませんが、前線に人数をかけるというのは大事な事なんですよね。
柿谷くんはスピードもあって、ドリブルも小刻みでいいプレイヤーなのですが、もう少しだけ状況判断をつけて視野を広げてくれたらいいなと思います。もちろん、ゴール前で2度3度と切り替えしてシュートを狙ったシーンはよかったと思います。ラストパスを送るのもFWのプレーだとしたら、自分で切り裂いて決めるのもFWのプレーです。逆転のゴールを呼び込む直前のシュートも素早いプレーで秀逸でした。
ただ、バイタルエリアに到達する前にボールを持った際に、回りにフリーの選手がいても強引にしかけるのは、チーム全体として考えるともったいない。もちろん抜いたら得点チャンスなのでしょうが、人を使う(味方を壁だと思ってワンツーを狙う)ということを少しだけ意識してくれたらスピードで振り切れるだけに得点がとれるでしょうね。
セレッソの守備として惜しかった点というか、もう少しだなと思ったのは、中盤の選手をたまにあけてしまうこと。2列目からでてくる布部や久藤に対してボランチやハーフの選手がしっかりとついている時もあれば、相手のキーマンでありますアレックスをぽっかりとあけてしまうこともあったり。そのあたりの受け渡しがもう少し修正できればハードワークできる守備陣でしたし、飛び出しに対してケアする意識もありますし、もう少し守備が堅くなるのではないでしょうか。先日博多の森で見たヴェルディよりも全体が動いていいチームだったと思います。
そして濱ちゃん。
ボランチに入ってしまったので周りの事を気にしないといけませんから、彼のいいところというのは出ていませんでしたね。もう1列前に上げてあげるとボールキープできるのですが、ボランチなのでさばいてスペースのケアに奔走しておりました。淡々とこなしていた感じで。セレッソはあの位置は丹羽は使えないのでしょうかね~。丹羽の方が適材のような気がしますが怪我でもしているのでしょうか。
えっと、最後に...。
サポーターソングを聴く会の筆者としましては、
「セレッソおおさか C・R・Zゴール!(ドドド)C・R・Zゴール!(ドドド)」
「ワーオ ワーオ ワオー (オオオオ)オイ! (オオオオ)オイ!」
が聴けたのが非常にうれしかったです(笑)
2007年4月24日 12:18
2007 - 22 サガン鳥栖 - 湘南ベルマーレ
雨中の戦いでしたので悪天候と悪いピッチが苦手なサガン鳥栖としては嫌な展開にならなければいいなと思っていましたが...。
えっと、反省して振り返るにしては余りにも振り返る点が多すぎるのですが、振り返らなければ前を向けないので振り返ります(何を言っているのか(笑))
◆ ボールに対する反応の遅さ
特に失点シーンは言わずもがなですが、全体的にボールに対する反応が遅い。1点目は、ロングスローで競られた後には背後から現れた原に先に触られて失点しています。
2 点目は左サイドで二人がチェックに行くもののクロスを上げられ、ニアサイド、中央にいたディフェンス陣も触れず、ファーサイドでは後ろから飛び込んできた加藤に先に触られて失点。これはニアとファーで場所は異なるものの、仙台戦で萬代に決められた失点と同じような形でしたね。二人で行くもののクロスをあげられ、背後から来た選手に気づかずに先に触られる。
3点目も集中力の欠如と言っていいでしょう。やや遠目のフリーキックでしたが、全体の動きが止まる中、意表をついてゴール前にくさびを入れられてその戻しからアジエルにミドルシュートを頂戴致しました。このシュートの前にアジエルが二人程交わしていますが、これがこの後の展開にてアジエルにうかつに飛び込めない原因となり、バイタルエリアでありながらボールを奪いに行けずにキープされてしまうはめになってしまいます。
二人で守備に(奪いに)行った時に、一人が飛び込んだ場合にはアジエルが交わしたところ(大きく蹴ったところ)をもう一人が取りに行くという形もできていませんよね。二人交わされたときにもまだ守備陣はいたと思うのですが、シュートコースを消すこともできませんでした。
4 点目、5点目は前がかりになっていたのでやむをえない部分があるとは言え...まあミスと言ってもいいくらいでしょうね。ただ、4点目の直前のキーパーとの1対1でレオナルドははずしましたが、石原は決めました。湘南の守備陣はレオナルドに追いつかんばかりの勢いで走ってきてドリブルのミスを誘いましたが、鳥栖の守備陣はそれすらできないくらいに完全に抜け出されてしまいましたね。これもボールに対する反応の悪さと言ってもいいでしょう。
エリアに入ってきたボールを待って受けようとしたり、相手に先に入られて奪われたりする場面が多く目立ちました。エリアに対する責任感の欠如とでも言うべきなのでしょうか。
◆ ポジショニング意識の希薄さ
逆サイドのスペースがあってもそこを使えない。また、いい形でサイドにボールが入ったときにフォローする選手がいない。味方がどういう形でボールを受けたら自分はどういう形でフォローに入ったらいいのかを先読みすることが出来ていませんでした。また、チームとしての形、個人としての形がないために、ボールが来るであろう場所を予想できていませんでしたね。守備に関してもです。このエリアでは誰がプレスに行くのか、このエリアでは誰がマークにいくのか、毎回毎回状況に合わせて変わっていた(悪い意味で)気がします。
攻撃も人数をかけた割には組織的に崩したというシーンは余り見られませんでしたよね。レオナルドがボールを受けてドリブル突破を図る、廣瀬や衛藤、義希が受けても同じ感じです。パスコースがないのでドリブル突破をしかける。
スペースはあるのにそれを使えないもどかしさ。守備にしても攻撃にしてもみんなでボールを追いすぎてしまって、いざ逆サイドにボールが来たときに対応できないパターンが多すぎたと思います。
結局、そこにいるはずの選手がいなかったり、そこにいないはずの選手がいたりするのでチームとしての混乱を生じていたのではないでしょうか。守備にしても攻撃にしてもオシムさん曰く「水を運ぶ選手(献身的な選手)」としての役割を誰も果たせなかったと思います。
◆ ボールを引き出す工夫のなさ
鳥栖のディフェンスラインがボールを持っていたときのポジショニングはまさしく4-1-5。
極端に書くと
●__●__●__●__●
____●
●__●○_●__●
こんな感じ(白丸がボール)この状態から動き出しがあればいいのですが、ひとりひとりが単発的に動くだけでなかなかボールを引き出せるスペースやフリーの選手を作り出せませんでした。
確かに序盤の湘南のディフェンスとしては、ディフェンス時にはラインを3列で引いてきて4-3-3、もしくはひとりボランチがフォワードのマークに入って5 -3-2のような形で向かえうち、くさびというよりは中盤にボールが入ったときにそのエリアの3人が前を向かせないようにプレスをかけるという形が多かったです。ですので中盤にボールが入ったときにどうしても窮屈になってしまってました。でもそこでめげてしまったら攻撃できないですよね。なんとか組織としてボールをまわしてスペースを引き出す工夫をして欲しかった。
鳥栖のFWと中盤の選手がボールを引き出す工夫がない(特にアンジーと藤田の連携の悪さは惨かった)ためにディフェンスからのボールの出所がなくてロングボールを蹴ってはじかれて拾われる、もしくは中盤の狭いところを通そうとしてパスミスになってしまうという悪循環が多かったような気がします。
◆ 焦って奪われるセカンドボール
攻められて、ボールを奪ったときにはやる気持ちからロングパスを早めにフォワードに当てようとするゴールキーパーやディフェンスラインのロングキック。これがまた悪かったですね。数的に不利な状況でしかも押上げがきいていないときにロングボールが来ても湘南に拾われることが多く、これがまた鳥栖のポジションが整う前に攻められてしまう結果となっていました。攻めたい気持ちは分かるけどもっと落ち着きを!と言いたいところでしたね。
◆ チームとして戦う意識
湘南はセットプレイを守るときの確認、ラインの確認とコントロール、これらを意識している選手が多かったです。両手を広げてラインをそろえる選手が3、4人同時に発生していたときは驚きました。確かに一人のリーダーにまかせるのも悪いことじゃないのですが、意識をしているという点では湘南の方が上だったですよね。飯尾さんの声も次第に意気消沈していましたし。。。
開幕してもうそろそろ1/4が経過します。しかしながらここ4試合で 14失点ですか。チームができていないという割にはあまりにもできてなさが目立っています。ちょっと前のエントリーで書いたように、目の前の選手に個人技で勝てるときはいい試合を演じますが、相手が組織で戦ったり、個人技が上回ったりすると途端にぼろぼろになる。
もしかしたら単なる思い込みかもしれませんが、柱谷さんが監督をやっていたときの札幌、都並さんが監督をやっているときの仙台に戦い方が似ているような気がします。
『守備に重きを置きつつも4-4-2でポゼションサッカーを目指すが、個人に担う役割が重すぎて試合になったら監督が想定していない動き(結果)になってしまい、シーズン当初はうまく機能しない』
みたいな。ヴェルディ出身のディフェンスの選手はそういった戦い方になってしまうのでしょうか(苦笑)前述の2人は前監督が築いたのが3バックであったのにも関わらず4バックに変更して開幕に望みました。岸野さんは前監督のいいところを引き継いでやろうとしているみたいですので、もう少し貯金めいたものがあってもいいような気がしますけどね。
新居ももちろんそうなのですが、むしろユジンの抜けた穴の大きさを感じる事がこのところ多いです。
次は東京ヴェルディですね、フッキを止めるにはチーム全体で頑張らないといけないですよ!!
2007年4月17日 12:21
JR東日本・京葉線の海浜幕張駅は千葉ロッテマリーンズが本拠地としている千葉マリンスタジアムの最寄り駅です。
この駅では千葉ロッテマリーンズの球団歌『We Love Marines』のサビ部分が全ホーム共通の発車メロディとなっているわけなんですよ。
鳥栖駅もサガン鳥栖にゆかりのある曲が発車メロディになったらいいなぁ...
と思いつつもJR九州自体があまり発車メロディ導入していないですからね。最近、西鉄が福岡(天神)で導入したくらいかな。
試合の日に運行するサガン鳥栖列車はかなり好評のようですし、次はこういった企画もしてくれないかなと思うわけであります。
再びチケットのお世話になりまして、今期二度目のロイヤルシート@九州石油ドームへ行ってまいりました。飲み放題といえども今回は筆者の車だったのでアルコールは禁止。コーヒーに紅茶にコーラにお茶だけで断念。(十分飲んでるけど(笑))
試合はどちらのペースとも言えないまま進んでいったのですが、気になったのは、中盤の競り合いにおいて甲府の守備が逆サイドが少し手薄だったんですよね。根本がよく大きなサイドチェンジを行うのですがそういった長いボールで逆サイドをフリーにしてしまう所が大分の攻めどころだったような気がします。
また、松橋がいい走りを見せて裏へ抜け出すパターンが多かったです。ボールの質がよくなくて決定的チャンスはそれほど訪れませんでしたが、それでもしつこくしつこく走っていたのがよかったと思います。新居の動きと同じですよね。あきらめずに走っていれば回りも使いやすくなりますし、いつか必ずチャンスボールはやってきます。
皮肉な事に最初の得点は高松のスルーパスを2列目のような位置から飛び出したような形でしたが、それも高松がボールを持った瞬間の動き出しがよかったからですよね。甲府守備陣はトップの位置にいたオズマール(?)に釣られた格好でした。
そのオズマールですが、トップで使われるよりは2列目の方がよかったかなーというくらいの印象でした。適度にテクニックがあって、適度にスピードがあるのでポジションをこなすという感じでしょうか。守備意識があるのであの位置で使うのもありかもしれませんね。
大分の3点目ですが、梅崎はいい仕事しましたね。大分攻め3人対甲府守り2人の形になったのですが、ぎりぎりまでドリブルでゴール前まで持っていって寄せてきたところで空いている方の選手(松橋)へ簡単にはたく。簡単なようで難しい選択をきっちりと果たした素晴らしいアシストでした。3-2の場面になっても考えすぎたり、自分で決めたいと思ったりして意外と決まらなかったりするんですけどね。もしかしたらサガン鳥栖の場合だけかもしれませんがw
松橋は2点よく決めたと思います。サガン鳥栖とのサテライトであれだけはずしまくった選手とは思えないくらいしっかりと得点を決めていました。高松との息もあっていましたし、これからもレギュラーで活躍するかもしれませんね。本人はプロの道に進むにあたってだいぶ悩んだみたいですが、やっと花が開いてうれしいでしょう。
甲府は思ったよりも攻撃に守備に迫力不足。自分達の時間帯を作ってはいたものの、なかなかシュートに結びつかないんですよね。得点が決まったときはサイドの裏をついて素晴らしい攻撃でしたが、中央でボールをもって遅攻になると難しいものがありました。
FWへのボールが収まらなかったのが原因だったのかなとも思います。バレーが一人で突破にかかっても大分DFが3人よってきてつぶしてましたからね。前半で長谷川が交代させられていましたが、彼がもっとサイドのスペースをつかってボールを受けることができたらよかったのでしょうけど、うまく機能できていませんでした。
大分DFと言えば上本はかなりよかったですね。1対1も強かったですし、私がいままで見たなかでかなり上出来な方だったと思います。正直、失礼だけど上本らしくない、いい守備とまで思ってしまいました(笑)
2007年4月16日 12:24
快勝した水戸戦でも懸念されていた1対1の対応、そして守備組織の脆さがまさに表にでてしまった試合でした。
鳥栖の得点のシーンはいずれもほぼ個人技で奪ったと言ってもいいような得点。1点目は義希がボールを保持しつつじわりじわりとペナルティエリア内に進入し、ゴール前での混戦のこぼれだまを藤田が決めました。彼がビルドアップにまったく参加してないゴールシーンでしたが、ストライカーといった役割の選手が取るようなポジショニングでいいシュートだったと思います。
2点目はレオナルドのミドルシュート。ボールを拾ってから持ち出してシュートシーンまですぐにイメージがひらめいたのでしょう。ちょっと独特のタイミングでシュナイダーが反応遅れたように見えたのですが、きっちりとゴールネットを揺らしました。このゴールのときはまだ行けると思ったんですけどね。あ、そうそう終了間際の彼のシュートも非常に惜しかったです。
得点のシーンよりもむしろ廣瀬の惜しい突破やシュートのほうが見応えがありました。ワンツーやドリブル突破からシュートへ向かう技術は素晴らしかったと思います。今年の鳥栖の両サイドに起用されている選手(廣瀬、山城、石田、レオナルド等)を見てもサイドをドリブルで突破していくのが一番の近道かもしれません。サイドバックの選手が絡めばもっといい攻撃になるでしょう。
その反面、1対1の局面で負けてしまったらこの攻撃は成立しません。無論、菅井や白井を切り裂いていった廣瀬は素晴らしい動きだったと思いますが、この試合ではジョニウソンという仙台の中盤の底を担う選手が出場停止ででておりませんでした。だからこそセカンドボールを拾えた鳥栖にも何度かチャンスは訪れましたし、サイドの選手が前を向いてドリブルを開始するチャンスがあったのだと思います。ジョニウソンがいて、いざ攻撃というところでつぶされていたら鳥栖にもこんなにチャンスはなかったでしょう。
そして1対1の局面で頼るのは守備も同じだと思います。PKの反則を犯してしまったのは、ディフェンスがフォワードを捕まえきれないという個人能力の差。誰がマーキングするのかというのが流動的に渡しきれていないので、そのときに目の前にいる選手がつこうとするものの、萬代のような能力のある選手相手では局面で競り負けてしまう。グラウンダーのクロスをニアに走りこまれて決められたのもキーパーも含めて誰も萬代に気づいていないかのようでした。先日藤田に関して書いたのはこの部分ですね。萬代が素晴らしい勢いでニア(ディフェンスの前)に飛び込もうとしたから2回のPK奪取と得点につながりました。藤田にもこのプレイを。
個人での守備といえばカバーリングがおろそかであったのも否めません。サイドの裏をつかれることが多く、実際はPKを奪われるファールも含めてリャンのフリーキック以外はすべてサイドのクロスからの失点でした。カバーリングが遅れるのですべての守備が後手後手となってしまいます。そして先ほど述べたように遅れを取っているのでどうしても個人対個人で負けてしまう。結局この試合でも5失点してしまったのですが、最近の鳥栖の試合は攻撃も守備も単発になってしまって目の前の選手に競り負けてしまうと大敗を喫し、目の前の選手に勝てるといい試合を演じているというのを感じます。
昨年のユジンに頼る部分が多かった部分のマイナス面を埋め切れていないなというのも感じますね。彼はロングボールの競り合いはほぼ跳ね返していましたし、1対1にも強かった。彼のゴール前でのクリアを何度見たことか。まあ、どの選手にも1長1短ありますので、その選手たちを生かす組織作りを早めに手がけて欲しいですね。まだ1クールも終わっていないし、怪我人も続出していたのでもっと長い目で見なきゃいけないと思うのですが、センターバックとボランチとして出場している選手があまりにも試合毎に変わっている現状にちょっぴりやきもきです。
2007年4月13日 12:25
2007 - 21 サガン鳥栖 - 水戸ホーリーホック
試合開始ぎりぎりに到着。新しい部署でもサッカーが好きということを同僚に浸透させ、平日の試合がある日はさっさと帰れる雰囲気作りを目指しています(笑)
試合ですが、鳥栖が前線の選手たちの決定力と個人技で5点を奪い、水戸の反撃を前半終了間際の1点に抑えて5-1と大勝しました。
皆様も感じたでしょうが、今回の勝因はやはりクロスの精度。アンデルソンの先制点と藤田のヘッド、そして後半のセットプレイからの2得点。5点中の4点はクロスが絡んでいます。ディフェンスの背後やキーパーが出られないところにかかるクロスは得点の香りがしますよね。
最後の藤田のゴールが生まれたセットプレイの位置はいいクロスさえ上がれば点が入りやすい位置なんですよね。今回は鳥栖に住んでいながらJリーグ元年から鹿島アントラーズファンだけど鳥栖スタは始めてという友人と一緒に来たのですが、二人で「入りそうやね」と言ってました。流れの中からでもセットプレイでもクロス(ラストパス)はホント重要ですね。ちなみにこの友人はまた鳥栖スタジアムに来たいと言っておりました。よかったです。
前半にヘッドで得点を取った藤田ですが、その前にもいいクロスが上がってきたのですが、ディフェンスの後ろに入り込んでしまってクリアされたシーンがありました。 J1を見るとヘッドで点を決めるときはほとんどディフェンスよりも前に入ってヘッドを狙って行っています。ちょっと古いかもしれませんが、ジュビロ磐田の中山隊長のヘッドでのゴンゴールを想像していただければ理解していただけるでしょう。体を投げ出してディフェンスの前でボールに当てるのです。藤田が思い切ってニアにはいっていけば得点が取れたのにというシーンが今回もありました。昨年の水戸戦でもディフェンスよりも前にはいってからのヘッドで点を決めています。彼は大きく伸びる選手だと思いますので、是非ともヘッドでの得点の感覚をもっともっと身につけて欲しいですね。
さて、対する水戸ですが堅守速攻という昨年までのイメージががらりと崩れ去っていました。背後にスペースは作ることも多かったですし、何よりも致命傷は2、3人でボール保持者を囲んでもボールを奪うことができないこと。倒れかかったアンデルソンにキープされることも多かったですし、サンドに行って奪えずに逆にはたかれたりとする場面が多かったです。局面的に数的有利な状態でボールが奪えないと、ボールを回された途端に数的振りに陥りますからね。
また、鳥栖のクロスが入ってくる段階でゴール前の攻撃側と守備側の人数が同じということもままありました。例えば先制点なんてそのいい例なのですが、小井手がクロスをあげる際に鳥栖の選手が4人入っているにも関わらず水戸の選手も4人。藤田がハイボールに競り勝った段階で勝負ありですね。ディフェンスがクロスの競り合いでボールについて行ってしまうのでカバーリングできる人間が余っていませんでした。アンデルソンのポジショニングは昨年17得点を奪った得点勘を感じさせてくれましたね。
ただ、鳥栖が完璧だったかといえばそうでもありません。水戸がサイドでトライアングル的に基点を作ろうとしていたとき、水戸の3人に対して鳥栖も3人マークに付きながらじわりとサイドに追い込み、そこで一気にプレスをかけてボールを奪おうとする守備をしていました。これまでにはなかなかそういった組織で奪うというのが見られなかったのでやはり、義希が一人入っただけで違うなと思った矢先にその3人のプレスがあっさりとワンツーで交わされて一転ピンチに(笑)水戸の場合と同じですが、人数をかけてボールを奪いに行ったときにはしっかり奪うか、悪くても体に当てて外に出すとかしないとつらいものがありますね。
また、あまりそういったシーンがなかったので目立たなかったかもしれませんが、中央にドリブルで入ってきたときにセンターバック二人がリトリート(パスコースのケア)をしてしまってシュートコースがぽっかりと空いてしまったりとか。シュートの意識が高いチームや決定力のある選手がいるチームでは致命傷になりかねません。
このように水戸にもチャンスがなかったわけではありません。危ないと思ったシーンが決まっていれば3,4点とられてもおかしくはないシーンはありました。鳥栖もチャンスを作りながら決めきれないシーンも多かったですよね。この試合は個々の選手の能力としてはやや劣るといってもやむをえない水戸だからこそ支配できた試合だと思います。局面での強さ、1VS1での奪い合い、このあたりは強豪チームになれば力の差が出てきますし、だからこそ鳥栖はもっと組織でボールを奪えるような戦い方を作り上げていって欲しいですね。
この大勝を手放しで喜ばず、次の仙台戦でこの流れを大事にしてしっかりと勝ち点を奪って欲しいですね。
でも...セレッソ戦で作った得失点差を埋められたのはよかったです^^
福岡戦で作った得失点差は博多の森での試合でとりかえさないといけませんからね!
2007年4月10日 12:28
現在負けなしの仙台と5試合連続無失点の札幌の試合が1-1の引き分けだったということで試合の様子を昨晩の再放送で見てみました。
札幌は攻撃がワイドですね。しかも後ろから追い越してくる選手の数が多かったです。シンプルにボールを前に渡してそこからサイドを変えるか、後ろから飛び出してくる選手に渡すか。ボールを長く持っている選手の印象がありませんでした。守備も三浦監督らしい2つのラインをしっかりとひいて、そのラインをできるだけ崩さないようにゾーンで守り、ボールを持っている選手へのアプローチは絶対に欠かさない。マークの受け渡しもしっかりとできていて守備が堅いチームの本領を見させてもらいました。
対して仙台も福岡戦で博多の森で見たときよりもまた一段とよくなっていた印象です。仙台は札幌の攻撃と違ってやはり軸はロペス。ロペスにボールを集めて守備の人数を引き寄せて、短い振り足でボールを縦に横に供給する姿はこれぞ司令塔という様でした。後半は負けていたというのもあるでしょうが、人数をかけて前線に分厚い攻撃。こぼれだまをジョニウソンがよく拾っていたので二次攻撃にもつながっていました。
仙台同点のシーンはお互いに選手交代が行われた後でした。テレビで見る限りは三浦監督が大きく声を張り上げて指示を出していたんですよね。そのあと右サイドからボールが入ってきて永井と大塚のマッチアップというか、永井のキープのシーンがアップされて三浦監督の姿が消えましたが。叫んでいるときは、なるほどゴール前に仙台の選手が3人いましたが札幌の選手も同人数くらいだったような気が。ひとり交わされると数的に不利になる状況だったですね。その通り、ボールを左足から右足へ持ち替えた萬代のゴールは見事でした。
そうそう、シュナもよく頑張っていましたね。札幌に2点目がはいったら試合が決定的になるというシーンを足だけで止めたりと反射神経のよさは相変わらずでした。仙台の新守護神として君臨していますね。
しかし、こういった札幌や仙台というようなチームに鳥栖が勝つのは大変かも.........でもサッカーって何が起こるかわからないから魅力なんですよね^^
2007年4月 9日 12:29
2007 - 20 アビスパ福岡 - 東京ヴェルディ1969
ここまで無敗と好調の東京ヴェルディと福岡の戦いを観戦に行ってきました。
観戦記の前にちょっとした情報を。筆者の上司の息子さんがエスコートキッズに抽選で当たってフェアプレイ旗(かな?)をもって入場したらしいのですが、選手たちが入場する前に集まる場所で、東京ヴェルディの飯尾選手がほとんどの福岡の選手とハグをし合っていたとか。昨年、福岡でやっていた選手ですが、みんなに愛されていた選手だったんだなと思いました。チームを離れてからも好かれる人柄ってサッカー関係なくいいですよね。
さて、その試合ですが、開始早々に飯尾選手が中央縦のボールに抜け出してペナルティエリア手前から強烈なシュートを放ちます。このシュートは惜しくも右にはずれました。このときの福岡ディフェンスラインのちぐはぐさ、マークの不徹底は失点の気配がするな...と思っていたのですが、結局ヴェルディの決定的チャンスといえるようなチャンスはこれ1回だけだったような気がします。あとは後半にフッキのシュートがあったくらいかな。
とにもかくにもヴェルディはボールをいい位置で奪うこと、そしてボールをキープして回すことがなかなかできませんでした。ディエゴソーザに名波、佐藤と似通ったタイプの選手が多かったからなのかもしれません。足元は強いのでしょうが、出しどころがないとたちどころに福岡のプレスにあってボールを失ってしまっていました。
福岡の守備において感じたのですが、中盤のどの位置に追い込んで、どの位置でボールを奪う(もしくは相手に蹴らせる)というのがあまりないんだなという印象はありました。その中でもボール奪取において福岡の方が優位に立っていたのは.........全員が頑張っていたからだと思います(笑)
という冗談みたいな本気の話なのですが、ヴェルディがボールを保持したときにはその位置がどこであるかを厭わずに誰かがプレスをかけていました。山形なんかは守備に攻撃によく走っていましたね。福岡は仙台戦のようにばてるんではないかと思っていたのですが、後半は運動量が落ちながらも、最終ラインでよく食い止めていました。
全員が全員頑張ってプレスしているときに、ディフェンスラインもなるべくコンパクトにしようとあげていたのでフッキにボールが入った時にいっせいに囲むことができました。宮本がディフェンスラインを操作する姿は昔では考えられませんでしたが(笑)
福岡の守備戦術としては、松田さんのときのように囮やエサをつくって罠にかけるのではなく、ガンバってボールにプレスをかけるというのが正確かもしれません。リティも運動量について言及していますしね。
対してヴェルディは守備において先ほどからあげているように"頑張っている人"が少なかったですね。守備で思ったのは数的不利な状況においての服部のポジションの取り方がやっぱりすごいなと思ったくらいでした。
全体的にプレスもゆるく、セカンドボールも拾えない。目の前にいる選手に対しては追いかけるものの、後ろからでてくる福岡の選手をフリーにしてしまうことが非常に多かったですね。特に福岡の左サイドからチェッコリが何回クロスボールをあげたことでしょうか。点にはつながらなかったのですが、あれだけ何度も深いところからクロスを上げられるとディフェンスラインがどうしても引かざるを得なくなるので攻撃につながりませんよね。
山形のゴールは目の前でみました。トラップ、反転、キックフェイント、シュート。100点満点ですね。今節のJ1、J2あわせてもベストゴールだったのではないでしょうか。セレッソの酒本のゴールもすごかったのですが(涙)
そういえば、フッキ、ディエゴ、佐藤、名波、服部とスタメンのフィールドプレイヤーの半分が左利き(左足が得意)な選手だったんですよね。これまた珍しいことで。
2007年4月 7日 12:31
テレビ観戦です。とにかくミスが多すぎて...。
1失点目はスローインで高地が簡単に裏を取られてしまったこと。キーパーの赤星を攻めるのは酷ですが、キャッチできず、外にはじくこともできなかったのも響きました。
2失点目も高地のヘディングのクリアが中途半端に酒本のところへ行ってしまったこと。ダイレクトのシュート自体が見事だったんですけど、なんとかすることができなかったものか。
3失点目は明らかなミス。内間のクリアが村主にあたってしまって古橋の元へ。
攻撃にしてもつなぐことができずにただ、ただ、裏へ向けて蹴るだけ。
レオナルドが入っても審判の侮辱で退場してしまいますし。
何とも言いようがない負け方でした。
鳥栖は全体的に運動量が足りていませんでした。FWの2人が連携できた動きが出来ないので、中盤からのパスの出しどころがどうしてもスペースへ出すだけになってしまっていました。
特に前半は山口が苦し紛れに左足で蹴るのが印象的でした。FWがボールを受けに来ない。ボランチがフォローに来るわけでもない。蹴らざるを得なくなるのですが、蹴らなければC大阪のプレスにあってしまってボールを奪われる。
FWが前へ、前へと行きたがるので全体が押しあがる前にボールも前へ、前へと行ってしまう。そこでボールがつながらないので中盤にスペースを空けてしまう。DFの選手は非常に苦しい戦いだったでしょう。
宮原に代わって義希が入ったことによってある程度中盤が落ち着きました。(落ち着いたといっても、支配したわけではありません。下世話な言い方では"ましになった"という感じです)宮原はディフェンスラインからボールをもらって散らした事だけしか印象に残っていません。守備ができない選手ですから、ボランチで起用するのはつらい所ですね。
筆者的にはFWは藤田が必要だと思うんですけどね。アンデルセンやレオナルドが一人で突破してゴールを決めるわけではないので。彼らではゲームをどうしても作れません。ゴールが取れない云々言われている藤田ですが、アンデルセンやレオナルド、ジョズエもゴールが取れる気配がないならばゲームを作ることができる藤田を入れたほうがよっぽどいいような気がしますが。
結局、開幕のツートップは今日は試合にすらでてもいません。いまの岸野サガンは戦い方が確立しきれていませんね。カウンターをしたいのか、ポゼションを高めたいのか、サイド攻撃をしたいのか、中央から裏へ抜け出す攻撃をしたいのか。
失点も多いですし、ひきこもりサッカーといわれようとも守備を固めることから始めてみてもいいのではないでしょうか?
昨年の同時期も同じような成績だったかもしれませんが、目指すサッカーを言うのがまったく見えないのというのが気がかりです。昨年はある程度は目指すサッカーというのは分かっていました。最初はまったく勝ち点につながらなかったのですが、最終的に結果につながったかどうかというのは後半の快進撃を見れば分かるでしょう。
松本監督時代とは選手層が違うとは思いますが、その選手達を使うのも監督の腕次第。期待しているので頑張って欲しいのですが、上位チームに力の差を見せ付けられる試合を演じてしまうのが非常にもどかしいですね。
2007年4月 4日 12:34
こんな記事が掲載されていました。
この規定ができたときは確か福岡が降格の危機を迎えていて、主力メンバーを休ませるためにナビスコカップで主力メンバーの入れ替えを行ったところ、Jリーグからお叱りが届いたのがきっかけだったのを記憶しております。
今回の柏のメンバー入れ替えが同じ状況かと言われれば決してそうではないのですが、メンバーを入れ替えるという行為そのものだけを捕らえると福岡の場合とまったく変わりはないのではと思います。
そして、こういったメンバー入れ替えの行為は発生して然るべきだと思います。1年間トータルで考えたとき、大会も様々行われる中、チームとしての重みをどこにおくかはそれぞれのチームの方針です。極端かもしれませんが、もしかしたら世界を狙うに当たってアジアチャンピオンシップにすべての力を注ぎ、Jリーグはサブメンバーで戦うようなチームだって発生するかもしれません。
ただ、この記事が正確かどうかは定かではありませんが、チーム作りの段階であるから云々というのは何となく理解できますが、
「ホームで負けようとするチームはないでしょ」
というのも理由のひとつであれば何ともお粗末な回答かと。
当時の福岡だってメンバーを落とすことはやむを得ないにしても、負けようとしていたわけじゃあるまいし。控えメンバーの気合が入るのはどこだって一緒でしょう。
ベストメンバーであることを提起した元々の議論とそこで出来たルールが形骸化してきてはないでしょうか。
2007年4月 3日 12:37
2007 - 19 大分トリニータ - 浦和レッズ
行く予定はまったくなかったのですが、友人に「あごはないけど足つき」ということで誘われまして急遽九石ドームへ。
新潟スタジアムで行われた新潟VS浦和をテレビで観戦して、あの2-2の同点劇を味わいたいと思っていたのがまさか目の前で実現するとは思いませんでした。
セカンドボールの拾い方と全体の運動量は大分が上回っていたのではないでしょうか。ワシントンや永井にボールが入ったときの囲み方や中盤でのマーキングの受け渡しは練習の賜物でしょう。とにかく全体で守るという意識が感じられてたのですが、特に三木の守備力はすごかったです。長居のスピードに負けず劣らず、ワシントンの体躯にも負けず劣らず。抜かれたら1点という1VS1で何回止めたでしょうか。ロングボールのヘディングの競り合いでは深谷も頑張っていました。
しかしながら、個人の技術というか細かいところで見せるプレイは浦和の個々の選手の方が圧倒的に上でした。小野の細かいフェイクを入れながらのドリブル、長谷部のスピードのあるドリブルとキープ力、鈴木のポジショニングセンスとカバーリング。浦和の選手がボールを持つと迫力が違いました。個人で勝負する浦和と組織(複数人)で勝負する大分といった構図でしょうか。
先制点は圧巻のダイレクトプレー。右サイドから高卒ルーキーとは思えない強さと冷静さの金崎がゴール前にいた松橋へロングクロス。松橋はダイレクトでペナルティエリア手前に居た高松へ落としてこれまたダイレクトでの右足シュート。ボールのコースを見て入ったと思った筆者はなぜか周りの大分サポよりも誰よりも早く立ち上がってしまいました(笑)大分先制。普通は高松ポストの松橋ボレーって形なのでしょうが、ポジションが逆でも点が取れるって強みですね。
その後、1点取られて目が覚めたのか浦和は前線からプレスが強くなって高い位置でボールを奪うようになります。これだったら90分持たないかも...と思っていたら阿部の同点ヘッドと逆転ヘッド。完全に同じパターンで決められて嫌なムードでしたね。
後半に入ると負けているので攻勢にでなければいけない分、やや大分ペースになっていました。浦和も上がり気味の大分の隙をついてチャンスをつくるものの、ラストパスの精度が悪すぎました。もっと攻撃に人数をかければ3点目が奪えていたと思いますが、監督の指示なのかバランスを考えたのか攻撃にかける枚数がやや少なかったような。鈴木と山田がもっと攻撃に加われば分厚い形で追加点が奪えていたのではないかと思います。
対する大分も選手交代でリズムを変えようとするものの、この日は根本と高橋の両サイドがやや不安定な出来。特に根本はパスの判断を迷ったり、無理なドリブルをしかけて失敗したりと彼のいいところが見られない状態でした。
執拗に攻め立てる大分ですが、なかなかシュートチャンスまでいけず。それでも西山のボレーシュートや高松のドリブル突破(シュートのタイミングをはずしたのが残念)と惜しいところまでは行くようになりました。
ここで浦和はワシントンに変えて堀之内。完全に守備固めにはいろうとしたのでしょうが、こういうときが得てして前線に人がいないことで更に大分の攻勢になったり、マークのずれが生じたりするもの。
同点ゴールは後半のロスタイムに入る直前。左サイドでフリーキックを得たときにGKの西川が上がってきたのでふと時計に目をやると44分を指していました。シャムスカのこの試合にかける執念が表れたこのチャンスで深谷の同点ヘッド。
スタジアムが揺れました。
これまで散々とため息をつかされた根本の最高のクロスに脱帽です(笑)
久しぶりに熱い気持ちになれた試合でした。
2007年4月 2日 12:40
2007-18 サガン鳥栖 VS ロッソ熊本
ロッソは前日に試合だったのでサブのメンバー、鳥栖は怪我明けのメンバーが加わりながらほぼベストの布陣で臨みました。
チャンスになりそうな展開は鳥栖が多かったですが、決定的チャンスはロッソがよく作っていたかな。実際、バーやポストに当たったのもロッソは3回くらいあったのではないかと思います。
攻めあがるスピードや戻るスピードは鳥栖の方が高いカテゴリでやっているので分があるかなとは思いました。ただ、どうも肝心なところでボールが収まらなかったり、パスミスをしたり、守備組織になっていなかったり。
判断がどうのこうのではなく、味方がどう動くのかさえも理解できていない感じがしました。まだまだチームが成熟するまで個人の能力で戦っていかなければならないような感じですね。
アンデルソンの退場で藤田が入ったのですが、藤田が入った方がゲームは作れるような気はちょっとしました。
前日のKyuリーグとの違いを感じたのは、サイドのちょっと深いところで起点を作った時に藤田はそのエリアによってフォローをしようとします。だからこそサイドを崩すことができるのでしょうが、そこでクロスをあげても中央には藤田はいない。これが得点がとれていないと揶揄されるところですね。
Kyuのフォワード陣はサイドの攻撃でもフォワードはゴール前でじっと待っていました。でも、これでは3人目、4人目の動きがないので、なかなか崩せずにいいクロスがゴール前に上がってきません。
この2パターンはなかなかなジレンマですね(笑)
チームの中でフォワードがどのような役割を持っているかというのを明確にできないからアンデルソンが入ったとき、蒲原が入ったとき、藤田が入ったとき、レオナルドが入ったときでバラバラな動きになってしまうのでしょう。
J2もまだまだ先は長いのですが、鳥栖の攻撃が確立されるのも先が長そうですね~。
2007年4月 1日 12:42
2007-15 Vファーレン長崎 VS 熊本教員蹴友団
2007-16 沖縄かりゆし VS 大隈NIFS
2007-17 新日鐵大分 VS 海邦銀行
Kyuリーグの開幕集中開催に行ってきました。
V ファーレンはまだ組織的に攻撃ができていないなという感じ。サイドで起点を作っても攻撃側2人対守備側2人~3人という攻防が多く、3人目、4人目の動きで崩そうという形になっていませんでした。ゴール前に人数が3人いたりするものの、アーリークロスが多くて得点に至るまではなりませんでした。それだけ、熊本教員蹴友団が人数をかけて守っていたというのもありますが。
FWが福嶋に変わって岩本がトップに入ったらボールが収まりだしました。いまは岩本がトップの方がいいかもですね。福嶋は一度ボランチの位置でボールをさばくようなプレイを去年か一昨年のロッソ時代に見ましたが、そういったプレイをさせてもおもしろいような。
沖縄かりゆしは、大隈に2点先攻される苦しい展開。最後は同点に追いついてPKで勝ったのですが、聞いた話によるとどうやら勝てると踏んで油断していたとか(苦笑)メンタル面って大事ですね。大隈の25番の選手はスピードがあっていい選手でした。
新日鐵と海邦銀行の試合は雨の中の試合となってややかわいそうな感じで、最後は地力の差を見せた形になってしまいました。全体のまとまりやスピード感は新日鐵に感じましたね。あと、試合中の声が良く出ていたのもこの両チームの試合でした。いや、海邦銀行の監督が一番声がでていたかも(笑)
今年も日本で一番熱い地域リーグでありますKyuリーグの開幕です!