アビスパ福岡 VS ベガルタ仙台 (博多の森球技場)

2007年3月26日 12:44
2007-14 アビスパ福岡 VS ベガルタ仙台

ちょっと前のゲームになりますが福岡VS仙台です。

ロペスのゲームメイクとボールのタメは見事でした。中央からサイドへの配給が絶妙にうまいですね。真ん中を抜けると見せかけてサイドへはたかれると守備側の選手はなかなか対応できないです。

ロペスのタメは中盤や前線に留まるタイプのタメではなくて、前を向いてドリブルで上がっていきながらタメるという感じで、全体のスピードアップを促していました。ロペスが持つと攻撃のスイッチが入るという表現がぴったりだと思います。

鳥栖はまだこの高い位置で攻撃のスイッチを入れる選手がいないですね。昨年はFWに入ったユンがその役目を果たしていたと思うのですが、今年はボランチに下がってしまったのでなかなか攻撃のスピードを上げるきっかけがつかめないですね。

仙台の同点のシーンはゴール前の混戦でロペスがもったときに、確か一度左へはたいたと思います。そのままシュートを打っていたらディフェンスの壁に当たっていただけに冷静さが心憎いばかりでした。そしてその左サイドから逆側で待っていたリャンヨンギへすばらしいパス。ミニゲーム(パスゲーム)の練習の成果が現れたようなシーンでした。

仙台の2点目の基点となるロペスからリャンヨンギへのパスはまさにラインを切り裂くという表現がぴったりでしたね。左サイドからよく逆サイドが見えていたと思うのですが、4人そろっていたであろう福岡の守備ラインもちょっと問題がありそうですね。パスの出し手にも受け手にもプレッシャーがかかっていませんでした。

福岡は前半のプレスが見事でした。サイドで追い込んでパスコースを限定させて長いボールを蹴らせる。特に久永と宮崎の追い込み方と運動量が見事でそれによって布部と久藤が安心してコースを消すことができたと思います。先制点も中盤高い位置でのアレックス(?)のカットからでしたし、スピード感あふれる攻撃は開幕戦で見せつけられた戦いそのものでした。

前半は福岡の前線からの動きがよくて、仙台の中盤の選手の攻守の切り替えがやや遅い感がありました。攻められているときはびったりとゴール前に張り付き、攻撃しているときは上がりすぎるくらいの選手がゴール前へ。切り替えの遅さをついて福岡が何度もカウンターをしかけていましたが、そのときに決めることができなかった福岡に助けられてもいましたね。

展開のあやとも言うべきでしょうか、仙台へ風向きが変わったのはキーパーの神山のスローをそのまま田中が抜けだしてシュートを打つが決められなかったシーン。これで流れが変わったような気がします。ここらへんから運動量が落ちてプレスにも陰りが見えてきました。

それから同点、逆転。これはサッカーですからやむをえないとは思います。ひとつのミスが点につながるスポーツですから。しかしむしろその後が問題なのではないかと。失点を喫して(同点になって)あせりすぎたのか選手交代を矢継ぎ早に繰り返したり、川島を前線にあげるもののいまいち機能せず。後半の最後の方はボールがゴール前にすらいかなくなって手詰まり感があふれる状態になっていました。プランニングとしては監督の頭の中に当初から立てられていたものなのかもしれませんが、選手交代やポジションチェンジによって余計に機能しなくなった所を考えるとプランそのものを見直す必要があるかもしれませんね。

最後に、久永がサイドでボールを持つとどんなに苦しい体勢からでもクロスをあげることができていたのが素晴らしいと思いました。味方がいなかったものの、キーパーがとれないところへしっかりとあげていました。このプレイができるならば、これから久永がサイドでボールを持ったときに、ファーサイドでボールを待っていたら必ずボールが来るような気がします。

大分トリニータ VS 大宮アルディージャ (九州石油ドーム)

2007年3月19日 12:46
2007-13 大分トリニータ VS 大宮アルディージャ

簡単に。大宮悪すぎました。ボールを奪ってからのスピードがなく、逆サイドのスペースがまったく使えていませんでした。前の3人にマークがつくと攻撃が煮詰まってしまって、その間に大分の守備陣がしっかりとゾーンを作っていました。

大分は開幕戦でも述べましたが高橋大輔の動きがかなりよかったと思います。守備時の中央への絞り方、攻撃時のスピードと逆サイドの根本とのバランス取り。フォワードでありながら3-5-2のウイングバックとしての動きがかなり板についています。シャムスカの見抜く目はホントにすごいです。

くしくも失点は高橋が中央にしぼったときにそのサイドからクロスをあげられていたのですが、それまでの活躍に免じて不問に付します(笑)

アルビレックス新潟 VS 浦和レッズ (テレビ観戦)

2007年3月16日 12:52
テレビにて新潟VS浦和を観戦。

ボールを保持している割には圧倒的に浦和ペースというわけでもなく、かといって新潟も前線で基点がまったくできずに攻撃の糸口が見つからない。そんな中、個人技と体格の利を生かしてセットプレイからの永井のゴールとワシントンのゴールで浦和がこのまま勝ちきれると思った終了3分前と2分前の同点劇。

見ていて非常に興奮しました。スタジアムにいた新潟サポはそれはそれは驚きと喜びでいっぱいだったでしょう。昨年に鳥栖スタジアムで柏相手に終了間際に2点差を追いついた高地のゴールと廣瀬のヘッドを思い出しました。

1点目は深いところからの内田のクロスを河原がヘッドで決めたシーン。
浦和の高い高い山をすべて飛び越えて背後から飛び込んできた河原が決めたのですが、この高いディフェンス陣を超えるクロスというのがポイントでしょう。

2 点目はマルシオが左サイドから中央へドリブルを開始して、浦和ディフェンス陣が右サイドへの展開と想定していた所に、マルシオがドリブルしている方向とはクロスする感じで田中が浦和ディフェンス陣の裏側へ飛び出す。そのタイミングと同時に中央へ浮きだまで素晴らしいパスを送ったマルシオ。見事でした。あのボレーシュートはまさに"点"であわせたという表現がぴったりでしょう。

この新潟の点の取り方がサガン鳥栖がこれから向かっていかなくてはいけない道のような気もしました。全体的に高さという点では劣っているサガン鳥栖もまずはキックの精度、クロスの精度をあげる。ピンポイントで点であわせることのできるクロスさえ蹴ることができれば、高いディフェンス陣を打ち破る事だって可能ですよね。いまのメンバー構成ではパスをつないでミドルシュートというよりは、サイドをドリブル突破、もしくはワンツーで抜け出してクロスというのが近道のような気がします。上背がない選手だってボレーやヘッドで決めるチャンスは大いにあるのです。

そのためにもボールを保持していない選手の裏の取り方。ディフェンスの背後から現れたり、ディフェンスとは逆の動きで一瞬にして抜け出す。こういった動きが欲しいですね。もちろん、パスの出し手と受け手のコミュニケーションもあるのですが、そういった質の高い動きをすることによって高さのある屈強なディフェンス陣を打ち破ることだって可能になります。J2でも湘南や札幌、福岡、仙台、京都といった高さのあるディフェンス陣を破っていくには何らかの工夫が欲しいところですよね。

余談ですが、矢野が浦和ディフェンス陣のプレッシャーに負けてしまって、ほとんどポストプレイができなかったところも藤田にそっくりな気がしていっそう鳥栖に似ている気がしました(笑)

それにしても新潟の2ゴールはお見事でした。

サガンユース VS 唐津東高校 (鳥栖スタジアム)

2007年3月11日 12:59
2007-12 サガンユース VS 唐津東

高校総体プレ大会なるものを見に行ってきました。
試合は終了間際の小川くんのゴールで1-0にて勝利しました。

一発を狙う中へのパスが多かったのと、久しぶりにボランチやるショウヘイくんがちょっと調子を戻せてなかったかな。とにかく中盤でボールがつなげていませんでした。サイドバックにボールが回ってからつめられてしまって相手のボールの奪いどころになっていました。前線も4枚並んでしまって動きが少なかったですし、もっとやれるチームだと思うのでこれから頑張って欲しいですね。

っていうか、試合として重要ではないのでモチベーションの問題があったかな。それはしょうがないところですね。

さて、ユースの監督が桂さんから森保さんに代わりました。これからチーム作りはどうなるのでしょうかね。桂さんがコーチなのでまったくやり直しではないのでしょうが。

開幕戦における監督の責任

2007年3月 8日 13:00
責任と言っても、第1節が終わっただけなので解任とか更迭とかそういった追及をしようとはまったく思わないのですが、ホーム開幕戦でしかもダービーという大事な試合を負けてしまった事に対して、トップに対するもやもやした気持ちはやはり何らか沸いてくるわけでして。

今回の試合を終えて福岡サポの方から言われたり、Blogで書かれていたのは
「鳥栖はどうしちゃったの?」
って事。

それは戦術や技術ではありません。一番言われたのは"戦う気持ち"

この試合はダービーなんだ

この試合は負けられないんだ

この試合は特別なものなんだ

という気迫が感じられなかったと言ってました。一昨年の博多の森での試合のほうがよっぽど感じられたと。でもそれは福岡サポよりも誰よりも鳥栖サポの方が感じたでしょう。

なぜ選手たちは走らないんだ!

なぜ選手たちは気持ちを見せないんだ!

なぜ選手たちはうなだれるんだ!

自分は監督の責任をあげるとすれば、選手たちにそういった戦う気持ちを前面に押し出させることができなかった面かなとは思います。

技術の面はそれは個人の問題だから目をつぶらないといけない所はあります。開幕戦ですので戦術が浸透していない部分はあるでしょう。

ただ、試合に対するモチベーションや気迫は首脳陣が一番怠ってはいけない部分です。もちろん、一番苦労する面かもしれませんがそれができない監督はトップに立つ資格はないと思いますし、岸野さんはそれができる監督だと思っています。

選手たちは、スタジアムに入っているお客さんを見て彼らのためにいい試合をしようという気持ちは自然に湧き上がってきたとは思うのですが、それを何が何でも勝つという形にまで気持ちをあげて、力を発揮していたとは思えません。

厳しいですが、ダービーマッチ相手のチームに3点目をとられて意気消沈して4点目、5点目と献上しているようなチームに上位進出のポテンシャルがあるとは思えません。

自分は、福岡ゴール裏からサガン鳥栖コールが起きたときの監督、コーチ、選手たちの気持ちを聞いてみたいです。J'sGoalのインタビューではその件について触れている選手はいませんでしたね(もしかしたらいたかもしれませんがカットされたのかもですけど)

加藤負傷

2007年3月 6日 13:02
DFの加藤が福岡戦で骨折をしていたとのこと。
結果的に5失点を喫したとはいえ、守備として成り立っていなかった中盤とサイドの後方で最後の最後で踏ん張っていたのは彼のカバーリングでした。

これで鳥栖に実績のあるカバーリングができるタイプのDFである加藤、飯尾、吉田の全員が離脱してしまいました。村主をディフェンスラインに置くのを試されたこともありましたが果たして札幌戦はどうなるのでしょうか。

新人の内間くんは見たことないのですがある程度上背があってスピードのあるタイプだと聞きます。スピードというのは大きな武器です。多少反応が遅れたとしてもスピードさえあれば追いつけますし、フィフティフィフティのボールを先に触れることができます。彼の将来性には期待していたのですが、ディフェンスの絶対人数そのものがいない以上、思ったよりも出番が早くやってくるかもしれませんね。

サガン鳥栖 VS アビスパ福岡 (鳥栖スタジアム)

2007年3月 5日 13:03
2007-11 サガン鳥栖 VS アビスパ福岡

いやはや何とも(苦笑)
とりあえず冷静に振り返ってみましょうか。。。。。
今年は客観的視点とスタジアム観戦結果に対する考察を"売り"にしたいので(笑)

端的に言えばチームとしての完成度と連携に差がありすぎたという事に尽きるでしょうが、それ以上に感じたのは運動量の違い。福岡が攻めあがって行く時には6 人が鳥栖陣地を駆け回り、鳥栖がボールを持ったときには7人が福岡の陣地で守備陣系を作る。どこにそんなに人がいるのだろうというくらいに福岡の攻守の切り替えが余りにも素早くて、鳥栖がボールを奪ってからのパスコースを考える暇さえ与えてくれませんでした。

対して鳥栖はディフェンスラインが引きすぎたとか、ボールを奪う位置が低かったというのはあるかもしれませんが、アレックスや田中や宮崎のようなダッシュはできていたでしょうか。布部や久藤のような危機感を察した戻りはあったでしょうか。ペナルティエリア付近でボールを保持する選手に向かっての捨て身のプレスはあったでしょうか。特に攻めに関しての動きが少なかったと思うのですが、一人が状況を感じ取って前へ飛び出そうというのはあったかもしれません。しかしながら石田と広瀬と蒲原が同時にクロスして裏を狙うような恐怖感を福岡DF陣に与えることはできていませんでした。そういう場面を作り出す攻めを作り上げようとする形が見えなかったですし、濱田、ユン、山口、義希で苦しみながらも培ってきたポゼションサッカーをそのまま石田、広瀬、鐵戸、衛藤に要求するのはいささか残酷な気がします。特に石田はサイドの選手にしては動きが非常に窮屈でハーフでの起用がもったいない印象を受けましたがどうでしょう。

鳥栖は福岡の戻りが早いために、ボールを奪ってから早く攻撃にでようとしてあせってボールを中に送ってしまったり、中央をドリブル突破を図ろうとしてしまう。中に送っても川島の高い壁に阻まれましたし、ドリブルをするにあたっても一人、二人までは抜けても(廣瀬は頑張ってましたね)その後にパスを出せるような味方のフォローはありませんでした。失点が早かったために前目にでるものの、ものの見事にカウンターを決められてしまう。前にでようとするときにまた下がらないと行けなくなるので守備陣形が整わないまま相手のパス回しに翻弄されつつ対応せざるを得ない。まったくもって悪循環な戦いでした。

サイド攻撃の基本かもしれませんが、福岡に見られたのはサイド→中央→サイドというボールの散らし方。布部や山形が中央でボールを持ってサイドへはたくというシーンが多く見られました。鳥栖も衛藤や鐵戸がその役目を担いたかったのでしょうが、散らす前にプレスを受けてドリブルで交わすのが精一杯、もしくはサイドで基点を作ろうとしてボールを受けても、もう1枚外側に欲しいのにサイドの選手が上がってこない(ハーフのフォローがない)という状況が非常にもどかしかったです。

鳥栖の攻撃に隙を与えなかった要因として一番挙げられるのは久藤、山形、布部のバランスのよさ。そして後ろには必ず4枚が控えている守備組織の確立。4-3-3というシステム名称を聞く限りでは中盤の構成にて優位に立てるのではないかと思っていましたが、中盤の3人は3人が3人ともにボランチであるかのような動き、いや、セントラルハーフとでも言うべきでしょうか。非常にバランスがよかったと思えます。

「福岡には布部と久藤がいる」

の言葉通り、特に落ち着いていた彼らは攻めるときと守るときの手綱の操作が完璧。チェッコリが上がっていたスペースを埋めていたのは久藤だったのです。久藤さん、もっと前目で攻めに出ろよと......あ、しっかりとアシストたくさん決めてありましたね(笑)

鳥栖がボールを奪って攻撃に転じられないのは福岡DF陣が中盤に少しのスペースは与えていたとしても、最後のブロックはしっかりと4人で組まれていました。前半の途中で川島を上げて3バック気味というのはありましたが、セットプレイから少しだけ続いた時間帯だけでありまして、そこをカバーできるのは布部と久藤と山形に対する信頼感ではないでしょうか。もちろん、田中とアレックスの運動量、上下動の守備力というのもこの名目上の4-3-3が機能した理由でもありますが。

このように福岡の戦い方は相手の戦術によってもぶれないような気がしました。ひとつ気になった点をあげるとすれば後半終了少し前に田中が抜け出して中央の宮崎へ折り返したボール。宮崎のシュートが右へはずれてしまったシーンですが、パスが雑でバウンドしてましたね。昇格を狙う戦いになってプレッシャーを受けるシーンになればなるほど、そういったひとつの決定的なパスが大きな影響を生みますから。

鳥栖の選手起用に関しては悪くなかったと思います。特にユンの使い方。前半は鐵戸をボランチにすえて守備に重きを置き、無失点で切り抜けて相手も疲れてくる勝負どころでユンを送り込むという戦法。しかしながら失点が早すぎました。事前に考えていたプランがもろくも崩れ去ったときに建て直しが効かなかった。それに尽きます。

あとはやはり飯尾と吉田と義希の離脱の痛さ。サイドバックがあがったスペースをカバーするのは必ずしもボランチではなくてもいいと思います。リスクを冒しても攻めなければならない状況は必ず生まれてきますから。そのときにいかに最後の砦であるセンターバックが相手の攻撃を遅らせたり、インターセプトしたりできるか。義希の運動量は言わずもがな。飯尾と吉田恵と義希の復帰が非常に待ち遠しいですね。

福岡の3点目は
「次の1点が大事!」
を如実に現していましたね。鳥栖の選手の士気が下がるのが明らかに見えてとれました。4点目、5点目は集中力の欠如以外の何者でもありません。

最後に。
福岡のゴール裏の一体感とその福岡ゴール裏から聞こえてきた「サガン鳥栖」コールはしばらく耳から離れないでしょう。

大分トリニータ VS アルビレックス新潟 (九州石油ドーム)

2007年3月 4日 23:21
2007-10 大分トリニータ VS アルビレックス新潟

今年もお世話になっている方のご好意により開幕戦を素敵な席で見ることができました。感謝です。

さて、試合内容ですが...両チームともにチームとして仕上がっていないというのが第一印象。そして、仕上がったら優勝争いまでは行かないでしょうが、上位には顔を出してくる強いチームになるだろうなというのがその後の印象。

試合は前半早々から互いの中盤やディフェンスラインのミスでチャンス...いや、ピンチを作る展開。特に大分は「なぜそこにいないの?」「なぜそこにいるの?」みたいな感じで選手達それぞれが味方の位置を把握できていないようなそぶりもありました。

確かに新潟のプレスも早かったのですが、それ以上に大分が中盤を作れない状態。ボールを保持しているときに後ろの5人と前の5人があまりにも分断しすぎていてボールの運び役がいない印象でした。それにも増して前の人間がほとんど足元のボールが欲しそうなタイプでボールを互いに引き出す動きがほとんど見られませんでした。

特に、苦労したのはボランチの2人だと思います。押し上げるために前にポジションを置いてもボールがついてこない。守ろうとして引いてきたらそのまま押し込まれる。ボランチの2人の息もちょっと合ってないような気がしました。互いに上下運動のタイミングがあったら宮沢とマラニョンは機能すると思いますが、現段階ではまだまだですね。

そんな中でもマラニョンは特にいい仕事をしていたと思います。ボールも散らせますし、守備のツボを抑えるプレイもありました。昨年のトゥーリオやエジミウソンに遜色のない動きでした。先ほども書きましたがあとは相方のボランチとの関係を早く構築することですね。

前の5人と後ろの5人が分断と書いていましたが、実は前の5人の中には宮沢が含まれているのでありまして、そこを補ったのが右サイドの高橋大輔。今日は筆者は彼の動きが一番よかったと思います。センターバックが少し不安であったのと、中央を崩されることが多かったので高橋が随分と絞ってボランチ張りの守備をしていました。彼の絞った守備がなかったらもっともっと崩されていたと思います。

ただし、そこで絞ったときに出来るのがもちろんサイドのスペース。前半はそこのスペースを新潟がついてこなかったのが不思議なくらいでした。だからこそ高橋も絞れたのでしょうが、すると後半になって新潟は監督の指示だったのか、突然両サイドバックが果敢に攻めあがってきます。坂本のスピードはさすがでしたし得点も大分の右サイドからファーサイドの矢野へドンぴしゃりのクロスがあがりました。矢野もこの日はちょっとシュートをはずし気味だったのですが、なぜあの難しいボレーを決めるのかってちょっとびっくりしました(笑)

しかし、残念な事にそこで新潟のサイド攻撃がほぼ止まってしまいました。大分が徐々に攻め出てくる隙を狙って押し上げることはできたはずです。監督の頭の中にアウェーでの開幕戦というのがあったのでしょうか。シルビーニョはスペースを使いたさそうでしたが、なかなか全体の押し上げが効かないので簡単にFWを使っていました。鈴木慎吾、深井、坂本で綺麗に左サイドは崩せるような気がしたのですけどね。いや、崩してはいたのですが、クロスを上げる形ではなくて、中央へ持ち込んでシュートという選択が多かったです。

大分は代わって入った松橋がいい動きをしていました。それまでの大分にはなかったボールを引き出す動き。自らが引いて味方があがるスペースを作ったり、前に出て飛び出してアーリークロスを引き出したり。あのヘディングシュートは非常に惜しかったです。

セルジーニョは前半のワンチャンスがあって惜しくもバーに阻まれましたが、ゲームを作れるタイプではないのであのようなチャンスをしっかりと決めないとストライカーとしての価値を上げる事ができないですよね。非常に惜しかったのですが、目立ったのはあの一瞬だけでした。

アウグストは体の強さとボールを持てる技術は見せていました。持ちすぎな印象も受けましたが前を向いて味方がいい位置に走りこんでいたら綺麗なスルーパスも出してきます。そういったパスを引き出す味方の動きも重要ですね。単に持ちすぎて判断が悪いだけの選手ではないような気がします。この日は決定的な仕事はできませんでしたが、チームとしてアウグストを生かせるようになれば大分としての攻撃力が一段と増すでしょうね。

互いに思い通りの見せ場を作れたとは言えない試合でしたが、1得点ずつのドローに終わりました。監督がこれからどのようにチームを作ってくるかが楽しみです。

Jリーグ開幕

2007年3月 2日 13:06
 
今年も開幕の季節がやってきました。

また1年間、熱い戦いに一喜一憂できると思うと胸が躍ります。
...いや、鳥栖の場合は一喜三憂くらいでしょうか(笑)

見にこられるお客様が勝っても負けても楽しめるような試合、そんな戦いを暖かく応援できればと思います。

毎年の事ですが、何が何でも昇格という事は要求しません。昇格のためにチーム方針を変える様な事は望みません。

現時点での最高のパフォーマンスを目指して、最高の気持ちの入った戦いを演じた上での結果が昇格であればそれが最高です。

まずは、開幕戦での1勝。これを目指して"全力"で頑張って欲しいと思います!

...でも明日は一足お先に大分に行ってきます(笑)
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