サガン鳥栖 VS 愛媛FC (鳥栖スタジアム)
2006年9月15日 12:23
シュートも少なくて、なかなかエキサイティングな場面が訪れませんでしたが、この試合は"組織的なつぶしあい"だったように思えます。
愛媛は、個人の技術力で劣る下位チームがやりがちなひたすら専守防衛で隙を見てカウンターという、かつてのサガン鳥栖が上位キラーと言われる所以であった戦い方を行うのではなく、全体をコンパクトに保って守備組織によるボール奪取からの早い攻撃を目指している部分が随所に見えました。
しかしながら惜しむらくは肝心な場面でのパスミス、トラップミス。J2レベルの選手の技術力と言ってしまえばそれまでなのですが、トラップとパスさえしっかりしていたら非常にエキサイティングな試合だったのではないかと思うと残念でなりません。鳥栖も含めてそういったミスがこの試合を低調な試合と思わせる内容に変化させてしまったのだと思います。
愛媛のディフェンスラインは4枚後ろに並んでいました。ボランチがやや低めに構えていたこともあってか、中盤は非常にコンパクト。ボールの追い出しもサイドの選手がよく走っていましたし、鳥栖の攻撃が一歩遅れるとサイドに追い込まれて段々と窮屈になっていってましたね。こういうときは中央でボールを受け、キープの後にサイドへはたいてという事を繰り返すと徐々に乱れてくるのですが、さすがに中央では鈴木と山口がつぶされていました。鈴木もサイドに流れると素晴らしいポストプレーをみせるところもあったのですが、中央ですと中々仕事をさせてもらえまえせんでした。
ディフェンスが4枚並んでいて、ポストプレーが厳しいならば、こういう状況こそ裏へ抜け出すボール、つまりユンジョンファンと新居のホットラインが生きるんですが、彼らも怪我には勝てません。無事是名馬とはよく言ったもので、怪我とは怖いですね。山口も上手に抜け出すところもあったのですが、中盤からのパスが一歩遅れたり、パスが出たかと思えばあせって飛び出したりしてオフサイドになったりと残念なシーンもありました。
鳥栖にも愛媛にも言えるのですが、一つのミスが発生すると全体の流れが止まります。シュートを打てる場面で打てなくなりますし、前線をフォローしてカウンターをしかける場面で行けなくなります。やはり、現在の上位チームを見てみるとそういったパスやトラップ等の個人技がしっかりしている選手がいるという事実はぬぐえません。それでも(繰り返しますが)以前のJ2のような人数をかけて守るという消極的な守備合戦ではなく、整備された守備組織で戦おうとする意識にはJ2全体の進歩を覚えました。
さて、愛媛の攻撃ですが、作戦だったのかそれとも意識が監督と違っていたのか前半は攻撃に人数をあまりかけていませんでした。鳥栖がポゼッションを保ちながら両サイドバックの上がりを利用して攻めていた時の一瞬のパスミスをついてカウンターを発動します。このときにボールの出所としてはサイドに開いて千島や田中が非常にいい走り出しでボールを受けますが、如何せん中央に人数が来ない。ある程度ためてクロスを上げたりと工夫はしておりましたが、その間に鳥栖のDFも戻ってきていました。右サイドの森脇もいい形で上がっていっていたのですが、フォローがないために無理にしかけて取らてましたね。このようにサイド攻撃において孤立してましたから、鳥栖のディフェンス陣はそこまで苦しくはなかったかなという感じです。
そのひとつにボランチの高萩と井上が抑えていたというのがあったと思うんですね。カウンターに失敗したときのリスクが怖かったのか、それとも監督の指示で攻撃にかける人数をセーブしていたかどうかは分かりませんが、前半にごりごりとボランチを利用して攻め上がるということはありませんでした。起点のボランチが遠いのでフォワードにボールがでたとしても孤立する場面も多く。この辺りでしっかりと中盤の早いフォローがあれば愛媛が点をとっていたかもしれません。しかし、そうすると逆に体力を早めに使ってしまって後半になって愛媛の中盤がバテてサガン鳥栖が点を取っていたかもしれません。どんな展開になるかは分かりませんが、結果的にはこのスコアレスドローは前半に抑えていた愛媛の中盤が演出したといってもいいのかなとは少し思います。
まあ、フォローがなかったのはサガン鳥栖も同じ。いや、フォローがなかったというか、フォローして欲しい場面で中盤の上がりが遅れたり、前がかりになったらきつい場面で押し上げすぎてカウンターを頂戴したりというところですね。選手たちもホームで勝ちたかったと思うのですが、うまくはまらなかったところが残念でした。
後半開始からは鳥栖も愛媛も攻撃のテンポをあげてきてクロスがあがる寸前には、ゴール前の人数は守備側の人数よりも多いというところもお互いにありましたが、これも残念ながらお互いのクロスの精度に助けられた部分もありました。
惜しむらくは義希のシュートが2本、バーにあたってしまったところ。両方ともすこし遠かったり角度がなかったりしたのですが、あの位置から得点が決まりだすと鳥栖の勝ち点は飛躍的に伸びると思います。
次は1節空いて仙台戦です。第4クール...いや、鳥栖の3位すべりこみへの命運がこの試合で決まると言ってもいいかもしれません。是非とも勝利の美酒を味わせて欲しいですね。
愛媛は、個人の技術力で劣る下位チームがやりがちなひたすら専守防衛で隙を見てカウンターという、かつてのサガン鳥栖が上位キラーと言われる所以であった戦い方を行うのではなく、全体をコンパクトに保って守備組織によるボール奪取からの早い攻撃を目指している部分が随所に見えました。
しかしながら惜しむらくは肝心な場面でのパスミス、トラップミス。J2レベルの選手の技術力と言ってしまえばそれまでなのですが、トラップとパスさえしっかりしていたら非常にエキサイティングな試合だったのではないかと思うと残念でなりません。鳥栖も含めてそういったミスがこの試合を低調な試合と思わせる内容に変化させてしまったのだと思います。
愛媛のディフェンスラインは4枚後ろに並んでいました。ボランチがやや低めに構えていたこともあってか、中盤は非常にコンパクト。ボールの追い出しもサイドの選手がよく走っていましたし、鳥栖の攻撃が一歩遅れるとサイドに追い込まれて段々と窮屈になっていってましたね。こういうときは中央でボールを受け、キープの後にサイドへはたいてという事を繰り返すと徐々に乱れてくるのですが、さすがに中央では鈴木と山口がつぶされていました。鈴木もサイドに流れると素晴らしいポストプレーをみせるところもあったのですが、中央ですと中々仕事をさせてもらえまえせんでした。
ディフェンスが4枚並んでいて、ポストプレーが厳しいならば、こういう状況こそ裏へ抜け出すボール、つまりユンジョンファンと新居のホットラインが生きるんですが、彼らも怪我には勝てません。無事是名馬とはよく言ったもので、怪我とは怖いですね。山口も上手に抜け出すところもあったのですが、中盤からのパスが一歩遅れたり、パスが出たかと思えばあせって飛び出したりしてオフサイドになったりと残念なシーンもありました。
鳥栖にも愛媛にも言えるのですが、一つのミスが発生すると全体の流れが止まります。シュートを打てる場面で打てなくなりますし、前線をフォローしてカウンターをしかける場面で行けなくなります。やはり、現在の上位チームを見てみるとそういったパスやトラップ等の個人技がしっかりしている選手がいるという事実はぬぐえません。それでも(繰り返しますが)以前のJ2のような人数をかけて守るという消極的な守備合戦ではなく、整備された守備組織で戦おうとする意識にはJ2全体の進歩を覚えました。
さて、愛媛の攻撃ですが、作戦だったのかそれとも意識が監督と違っていたのか前半は攻撃に人数をあまりかけていませんでした。鳥栖がポゼッションを保ちながら両サイドバックの上がりを利用して攻めていた時の一瞬のパスミスをついてカウンターを発動します。このときにボールの出所としてはサイドに開いて千島や田中が非常にいい走り出しでボールを受けますが、如何せん中央に人数が来ない。ある程度ためてクロスを上げたりと工夫はしておりましたが、その間に鳥栖のDFも戻ってきていました。右サイドの森脇もいい形で上がっていっていたのですが、フォローがないために無理にしかけて取らてましたね。このようにサイド攻撃において孤立してましたから、鳥栖のディフェンス陣はそこまで苦しくはなかったかなという感じです。
そのひとつにボランチの高萩と井上が抑えていたというのがあったと思うんですね。カウンターに失敗したときのリスクが怖かったのか、それとも監督の指示で攻撃にかける人数をセーブしていたかどうかは分かりませんが、前半にごりごりとボランチを利用して攻め上がるということはありませんでした。起点のボランチが遠いのでフォワードにボールがでたとしても孤立する場面も多く。この辺りでしっかりと中盤の早いフォローがあれば愛媛が点をとっていたかもしれません。しかし、そうすると逆に体力を早めに使ってしまって後半になって愛媛の中盤がバテてサガン鳥栖が点を取っていたかもしれません。どんな展開になるかは分かりませんが、結果的にはこのスコアレスドローは前半に抑えていた愛媛の中盤が演出したといってもいいのかなとは少し思います。
まあ、フォローがなかったのはサガン鳥栖も同じ。いや、フォローがなかったというか、フォローして欲しい場面で中盤の上がりが遅れたり、前がかりになったらきつい場面で押し上げすぎてカウンターを頂戴したりというところですね。選手たちもホームで勝ちたかったと思うのですが、うまくはまらなかったところが残念でした。
後半開始からは鳥栖も愛媛も攻撃のテンポをあげてきてクロスがあがる寸前には、ゴール前の人数は守備側の人数よりも多いというところもお互いにありましたが、これも残念ながらお互いのクロスの精度に助けられた部分もありました。
惜しむらくは義希のシュートが2本、バーにあたってしまったところ。両方ともすこし遠かったり角度がなかったりしたのですが、あの位置から得点が決まりだすと鳥栖の勝ち点は飛躍的に伸びると思います。
次は1節空いて仙台戦です。第4クール...いや、鳥栖の3位すべりこみへの命運がこの試合で決まると言ってもいいかもしれません。是非とも勝利の美酒を味わせて欲しいですね。

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