アビスパ福岡 VS 大分トリニータ (博多の森球技場)
2006年8月13日 12:49
「大分の方がおもしろかった」
「大分の選手の方がよー走りよったね」
「大分は流れるみたいな攻撃やった」
「大分の方が強いと思った」
昨日、博多の森で生まれて初めて生観戦でサッカーを見た2人の女性が口々に挙げた感想です。
まあ、こういった感想は筆者が試合開始前日から大分サッカーのよさを語り、当日も大分側に座って観戦するというやや大分贔屓の姿勢だった事もあるかもしれませんけどね。福岡サッカーのいいところとしては、アレックスと古賀の攻撃スピードとホベルトの守備力を挙げていましたが、まさかアレックスも古賀も出れないとは気づいておりませんでした(笑)
しかしながら、彼女らは福岡市民ですので試合にはアビスパ福岡の応援で来たはず。だって会社で大分のいいところを挙げても訝しげでしたしw。それなのに大分の方がおもしろかったと言わせるところ、そして素人にまで走力について指摘されるところに福岡の停滞原因が現れているのではないでしょうか。
攻撃に関しては...ボールポゼションは一進一退だったのですが、攻撃のツボをつくスピードがまったく違いました。大分の場合は例えばサイドで展開をしていてその逆サイドの選手が動き出しをはじめると素早くそこへボールが渡ります。(渡そうとします)
例えば、左サイドで根本とトゥーリオが作っていたときに右サイドの高橋が福岡のサイドのスペースをついて走り出すとすぐにボールが渡されます。攻撃の切り替えが早いし、スペースへ動き出しをはじめた選手をいち早く使おうという意思もありますし、これが流れるような攻撃といった感覚を覚えさせたのだと思います。
大分の2点目もラファエルが前線で起点になったときに、福岡の守備陣は大分の左サイドにばかり目が行って右サイドのスペースがまったくのおろそかに。右サイドからは梅崎くんと松橋が流れ込んであの得点につながりました。
福岡は守備において佐伯が完全に2人のストッパーのカバーリングという形ではなかったような。ややフラット気味に構えていたのかな?そこでファーストアタックに行くのがストッパーと重なっていたような気がします。チーム全体として裏へ抜けてくる選手、サイドから突破を計る選手(松橋や梅崎)のケアがうまく行っていませんでしたし、中央にぽっかりできるボランチとDFラインの空間も気になりましたし、急造ですので3バックでありがちなサイドのスペースの埋め方も決められていませんでしたし...。
攻撃に関してもFWの2人の動きがかぶってしまう場面が多かったんですよね。飯尾がポスト的な役割をすることも多かったですし、そうやって飯尾が引いてきたならバロンは開くなり、前にでていくなりといろいろ選択肢はあるのでしょうが、同時に引いてきたりするのでボールの動きが煮詰まってしまって。もちろん、逆のパターンもしかりです。惜しむらくはバロンの前半の好機。これが決まっていたら...と思いますが勝負事にタラレバは禁物ですね。
あと、一瞬の判断力ですね。久藤や城後がいいポジションにいてもそこを飛び越えてくさびを入れようとしてボールを奪われたり、有光がサイドからいい突破をして決定的なチャンスを迎えたのですが、ラストパスをだせるのが遅れてしまったり。中に選手がいなかったんですかね。とにかく、せっかくトップ下をおいて、ボランチも攻撃的な選手をおいたのにそこをうまく使えてなかったので攻撃としてはやはり組み立てに難がありますよね。前がかりになって使えずに中途半端にボールを奪われるのでカウンターに格好の餌食になっていました。
福岡の迷走を現していたのは、前半の終了間近。左サイドからフリーキックのチャンスを得たのですが、キッカーが決まらなくて城後が
「誰が?蹴るの?オレ?」
みたいなジェスチャーをしていて、変わろうとしても誰もボールのところによって来ずに結局最後は城後が蹴りました。試合での約束事が決まっていないんですよね。古賀もアレックスもいないのはもちろんわかっているはずですよね。しかしフリーキッカーさえも決まっていないとは...。
最後にやっぱり明確だったのは走力と基本技術。大分はよく走っていました。全員攻撃、全員守備というのを実践しておりましたし、常にボールにくらいついておりました。サイドでも積極的に突破を図っていましたし、またそういった機会を多く作っていました。
福岡は簡単なパスミス、トラップミスが多かったですし、走力についても明確に劣っていました。ただ単に体力的に走れないのではなくて、どこに走ったらいいのか分からないというのも見え隠れしてました。カウンターのチャンスで後ろからの押し上げがないのでボールが停滞していました。大分はサイドにボールが入ったときにそれを追い越す選手が必ずいたのですが、福岡は北斗や布部がボールをもってもそれを追い越す選手がほとんどいませんでした。
最後に。大分は勝っていたからというのもあるかもしれませんが、福岡に選手交代があると全体がまずは自陣にひいていました。相手の出方を探りたかったからかもしれません。ある程度攻撃をさばけてくると、今度は引いていて押し込まれるばかりではいけないのでFW陣がカウンターを意識して再び前方にポジションをとる。それをチーム全体が意識してやっているところに組織での戦いというのを感じぜずにはいませんでした。
福岡は監督交代と選手の補強が今のところいい方向に生かされておりません。これからどのように修正をしていくのでしょうか?道のりは険しそうです。
「大分の選手の方がよー走りよったね」
「大分は流れるみたいな攻撃やった」
「大分の方が強いと思った」
昨日、博多の森で生まれて初めて生観戦でサッカーを見た2人の女性が口々に挙げた感想です。
まあ、こういった感想は筆者が試合開始前日から大分サッカーのよさを語り、当日も大分側に座って観戦するというやや大分贔屓の姿勢だった事もあるかもしれませんけどね。福岡サッカーのいいところとしては、アレックスと古賀の攻撃スピードとホベルトの守備力を挙げていましたが、まさかアレックスも古賀も出れないとは気づいておりませんでした(笑)
しかしながら、彼女らは福岡市民ですので試合にはアビスパ福岡の応援で来たはず。だって会社で大分のいいところを挙げても訝しげでしたしw。それなのに大分の方がおもしろかったと言わせるところ、そして素人にまで走力について指摘されるところに福岡の停滞原因が現れているのではないでしょうか。
攻撃に関しては...ボールポゼションは一進一退だったのですが、攻撃のツボをつくスピードがまったく違いました。大分の場合は例えばサイドで展開をしていてその逆サイドの選手が動き出しをはじめると素早くそこへボールが渡ります。(渡そうとします)
例えば、左サイドで根本とトゥーリオが作っていたときに右サイドの高橋が福岡のサイドのスペースをついて走り出すとすぐにボールが渡されます。攻撃の切り替えが早いし、スペースへ動き出しをはじめた選手をいち早く使おうという意思もありますし、これが流れるような攻撃といった感覚を覚えさせたのだと思います。
大分の2点目もラファエルが前線で起点になったときに、福岡の守備陣は大分の左サイドにばかり目が行って右サイドのスペースがまったくのおろそかに。右サイドからは梅崎くんと松橋が流れ込んであの得点につながりました。
福岡は守備において佐伯が完全に2人のストッパーのカバーリングという形ではなかったような。ややフラット気味に構えていたのかな?そこでファーストアタックに行くのがストッパーと重なっていたような気がします。チーム全体として裏へ抜けてくる選手、サイドから突破を計る選手(松橋や梅崎)のケアがうまく行っていませんでしたし、中央にぽっかりできるボランチとDFラインの空間も気になりましたし、急造ですので3バックでありがちなサイドのスペースの埋め方も決められていませんでしたし...。
攻撃に関してもFWの2人の動きがかぶってしまう場面が多かったんですよね。飯尾がポスト的な役割をすることも多かったですし、そうやって飯尾が引いてきたならバロンは開くなり、前にでていくなりといろいろ選択肢はあるのでしょうが、同時に引いてきたりするのでボールの動きが煮詰まってしまって。もちろん、逆のパターンもしかりです。惜しむらくはバロンの前半の好機。これが決まっていたら...と思いますが勝負事にタラレバは禁物ですね。
あと、一瞬の判断力ですね。久藤や城後がいいポジションにいてもそこを飛び越えてくさびを入れようとしてボールを奪われたり、有光がサイドからいい突破をして決定的なチャンスを迎えたのですが、ラストパスをだせるのが遅れてしまったり。中に選手がいなかったんですかね。とにかく、せっかくトップ下をおいて、ボランチも攻撃的な選手をおいたのにそこをうまく使えてなかったので攻撃としてはやはり組み立てに難がありますよね。前がかりになって使えずに中途半端にボールを奪われるのでカウンターに格好の餌食になっていました。
福岡の迷走を現していたのは、前半の終了間近。左サイドからフリーキックのチャンスを得たのですが、キッカーが決まらなくて城後が
「誰が?蹴るの?オレ?」
みたいなジェスチャーをしていて、変わろうとしても誰もボールのところによって来ずに結局最後は城後が蹴りました。試合での約束事が決まっていないんですよね。古賀もアレックスもいないのはもちろんわかっているはずですよね。しかしフリーキッカーさえも決まっていないとは...。
最後にやっぱり明確だったのは走力と基本技術。大分はよく走っていました。全員攻撃、全員守備というのを実践しておりましたし、常にボールにくらいついておりました。サイドでも積極的に突破を図っていましたし、またそういった機会を多く作っていました。
福岡は簡単なパスミス、トラップミスが多かったですし、走力についても明確に劣っていました。ただ単に体力的に走れないのではなくて、どこに走ったらいいのか分からないというのも見え隠れしてました。カウンターのチャンスで後ろからの押し上げがないのでボールが停滞していました。大分はサイドにボールが入ったときにそれを追い越す選手が必ずいたのですが、福岡は北斗や布部がボールをもってもそれを追い越す選手がほとんどいませんでした。
最後に。大分は勝っていたからというのもあるかもしれませんが、福岡に選手交代があると全体がまずは自陣にひいていました。相手の出方を探りたかったからかもしれません。ある程度攻撃をさばけてくると、今度は引いていて押し込まれるばかりではいけないのでFW陣がカウンターを意識して再び前方にポジションをとる。それをチーム全体が意識してやっているところに組織での戦いというのを感じぜずにはいませんでした。
福岡は監督交代と選手の補強が今のところいい方向に生かされておりません。これからどのように修正をしていくのでしょうか?道のりは険しそうです。

コメントする