サガントス・オフィシャルサポーターズ制度について

2006年8月 7日 12:56
サガン鳥栖が現在サポーターとして活動しているグループ、もしくは個人を登録する制度を始めるとのことです。 → ◆(PDFファイル)

おそらくこのサポーター登録制度の会社側のメリットとしましては、書いているようにサポータが増えるという事よりも、会社側がサポータ団体を管理がしやすくなることにあると思いますね。サポータの管理と言う面を考えると、団体とそのリーダー、そして団体員の個人情報の登録は会社側にとっては非常にメリットが大きいのではないでしょうか。

サポータが問題を起こしたときには口コミや見ている人の判断であの人はどこのグループだというのは分かりますよね。それぞれのグループで独自のグッズを作ってそれを身に付けているところもありますし、あの人はいつも○○さんと一緒に見ているといったことでも分かると思います。

グループが判明したらそのグループとして登録しているリーダーを呼んでくわしく話を聞けばいいわけです。登録者については会社は氏名、住所、連絡先、生年月日や職業まで掴んでいます。そこでリーダーが隠したとしても、もし後からグループの人間として登録している人間だと判明したらグループ長の管理責任も問われます。

オフィシャルサポータの目的で書いているようにサポータグループの特長や連絡先紹介のみでしたら、団体のリーダーの連絡先と団体紹介のみでいいはずですよね。団体のメンバーまで登録させようとするところに何かそういった管理的なものを感ぜずにはいられません。

また、サポータの紹介の場を提供したいのであれば現在サービスを行っているSNSを大いに活用すればいいと思います。SNS内に新たにサポータ団体ページのようなものを作成してそちらのページでメンバーを募集したり、サポータ団体紹介を行ったりというのを各団体のリーダーに推進する。まずはこういった事から始めてみてもよかったかもしれませんね。

サポータ登録制度の目的として書いている「クラブから発信する情報が行き渡る。」こそオフィシャルサイトやSNSで解決できる問題なのではないのかなとは思います。まさかクラブからサポータ団体のリーダーに情報を伝えてそれを連絡網を利用してみなさまに伝えてくれというような物ではないですよね。そういった事までサポータ団体に要求をしだしたらちょっと方向が違うような気がします。

ところで、現在、SNS、絆、オフィシャルサポータ制度。いろいろなサービスがありますが、それぞれの目的と住み分けがはっきりと出来ていないような気がします。場を提供してくれるのは非常にうれしい限りですがサービスが重複しているところが多くなっていないでしょうか?

筆者としては現在、SNSと絆でログインが違っているのも少し抵抗があるんですよね。シングルサインオンでやればいいんじゃないかなーと思っちゃったりします。ログインしたら各自の状態によってSNSまでのサービス提供だったり、絆までのサービス提供だったり。サポータ登録していたら、サポータ用のサービス提供があったりという提供にすればどうかと。

結局、SNSと絆の違いを大枠で言うと、無料だったらサポータ同士のコミュニケーションであり、有料だったら更に選手や関係者ともコミュニケーションできるよという違いだと思うのです。それだったら現在提供されているサービスを融合して運営できないかなと思うわけです。

SNSの最新日記一覧にて(もしくは絆ニュース一覧みたいなページにて)

「新居選手のニュース」

というのがあってクリックすると

「絆メンバーに入会すると閲覧することができます 登録はこちら → ☆」

っていうメッセージが表示される。

...これっていやらしいですか?(笑)

でも筆者は、細かいところでは違いがあるかもしれませんがSNSと絆の違いってこんなもんだと思います。

これだったらニュースが見たくなって絆メンバーに入りたくなりますよね。矢野の移籍なんてソースは本人のニュース配信が一番早かったらしいですし。絆プロジェクトの中で何が行われているかというのをSNSの中で少しでも垣間見せることによって絆メンバーが増えていくような気がします。

...ってなぜか絆の営業面を考えてしまっていますがw

それにしても、SNSで個人情報を登録し、絆で個人情報を登録し、そしてサポータ登録制度で個人情報を登録する。年間パスを買っていたらそこでも個人情報を登録。これだけ様々な個人情報を有して一体どのようにして管理し、一体どのようにして個人を分別して、どのように営業面としての分析を行おうとしているのでしょうかね。

最後に、現在、サポータ団体に所属されている方ってみなさんどのような経緯で入られました?筆者が思うに、必ずその団体の人に知り合いがいたと思うんです。職場、学校、ネット、きっかけは様々かもしれませんが、どこかの場所で友人となった人がいて、その人がサポータ団体に所属していて、そして一緒に応援をするという形になった人がほとんどだと思います。

知り合い同士の紹介からできていった団体だと仲間になるにも打ち解けやすいと思います。サッカー観戦は仕事の世界ではなくて趣味の世界なのです。感性の似た者同士でないと集団として一緒に行動する事はできないですよね。友人同士でやっているからこそ、意見を統一しやすいというのもあるかと思います。

個人サポータは団体の概要や連絡先を教えていただけるとのことですが、そういう経緯でリーダーの方に連絡をしてこられた以上は団体としては例えどのような人であっても断るわけにはいきませんよね。そうやって仲間として迎え入れるのですが、人数が多くなったりするとどうしても考え方が違う方が多くなるので団体の中でもいろいろと問題が起こってくると思います。

団体が大きくなって人間の数が増え、考え方が違う人間ができて方向性に関する話し合いが発生し、そしてゆくゆくは団体分裂というのは世の中ではよくある話です。サッカーを見る(応援する)のはあくまで趣味の世界ですから基本的には自分が楽しみたい。趣味の世界だからこそ、楽しむことが前提にあるからこそ、自分の考え通りにいかなかったらいろいろと我慢できなくなるんですよね。

ちょっとネガティブすぎましたかね。でも団体が大きくなったときの行く末の分裂と言うのをこの目で何度も見てきただけに心配になりました。

サガン鳥栖の団体のリーダーとなっていらっしゃる方やその方の片腕となって支えていらっしゃる方々は、今回のようにメンバーとして登録してもらうとその情報を預かるものとして

『好きなもの同士、仲間同士で集まって鳥栖スタジアムでサッカーを見て(応援して)帰る。』

という事だけではなくなってくるかもしれません。

もちろん、いままでもサッカーを見に来てる時間帯以外にもいろいろな行動をされていたでしょうけど、それ以上にまた活動量が増えると思います。是非とも頑張って欲しいですね。

このオフィシャルサポーターズ制度というものは概要だけで、その戦略がまだはっきりとしていません。もしかしたら素晴らしくよい制度になる可能性もあると思いますし、もしかしたらただ登録するだけで終わってしまうかもしれません。これからのこの制度の発展が楽しみですね。

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