柏戦、審判に対するリスペクトを

2006年5月19日 01:28
先日の柏戦、誤審とも言われかねない裁定によりましてキンユジンに二枚目のイエローカードがでて退場してしまいました。この件に関してはこれ以上深く追求しないようにしたいと思います。

しかしながら、その後のジャッジに対しても観客の皆様からは必要以上なブーイングがでておりました。たまたま、どちらのサポではない某サイトの管理人様の隣にいて、熱い戦術話を交わしつつの観戦でありまして、いつもよりも中立な立場で試合を見ておりました。微妙なファールの度に罵声があがっていたのですが、くだんの裁定以外に関しては「いまのはとられてもしょうがない」もしくは「いまのはファールでしょう」、もしくは「難しい裁定で微妙だけど、J2レベルの審判では通常のジャッジ(笑)」といったものが大方であったと思います。

そしてむしろ、ジャッジのミスに助けられたのもありました。後半に柏ゴール裏のサポの目の前で柏の選手がクロスをあげたときに万歳ジャンプをした鳥栖のDFの手にあたってしまいました(ように見えました。)通常ならばあの触れ方ならば間違いなくハンドの反則でPKをとられていたと思います。ところがファールはとらずにPKもなし。1998年ワールドカップ予選 イタリアVSチリの後半終了間際にロベルト・バッジオが蹴ったボールがPKであるならば、先日の柏戦のそれは間違いなくPKです。あの場面でPKを取られていれば、3-0となり試合は終わっていました。

ロスタイム終了間際の鳥栖のゴールに対しても、展開が開始される前に柏側にオフサイドがありました。しかしながら主審は鳥栖がボールを展開するのを見届けるとアドバンテージでそのまま流しておりました。私は審判の心得はないのですが試合を数々見てきまして、通常のファールを流してアドバンテージを取ることに対して、オフサイドをアドバンテージで流す回数の方はあまり見たことないですし、判定するのも難しいのではと思っております。それでも流してくれたことが最後の同点ゴールにつながったわけなんです。

この試合を通じて私が一番懸念に思ったのは、くだんの裁定で熱くなりすぎた観客が、その後の微妙なジャッジに対しても

「殴れ!」

「叩け!」

「怒れ!」

と選手たちに声援(?)を送っていたこと。

実際に審判を殴ったらどうなるのでしょう? 本当に選手たちにそんなことを願っているのですか?

審判を殴ったら間違いなく今年度は出場停止。状況と程度にもよりますが永久追放だってありえるでしょうね。筆者はあのイエローの後にキンユジンが審判を両手で小突いたので、その事で更なるお咎めがないかと少しハラハラしておりました。

ありえない裁定に一番に不満に思っているのは選手たちなんです。その選手たちが当該の対象者であるキンユジンに対して

「殴れ!」

「叩け!」

「もっと怒れ!」

と言っていましたか?言っていないですよね。選手たちは自分の気持ちを押し殺してユジンをなだめていました。義希はイエローカードの対象は私であるというような抗議もしたと思います。

確かにJリーグの審判のレベルが高いとは思えません。この試合の主審もレベルが高かったとは言えないと思います。しかしながら鳥栖に勝って欲しい、鳥栖を勝たせたい、という気持ちが審判に対して向いてしまって人間としてありえない言葉を投げかけるのは如何なものかと。スタジアムの観客席という相手からの反論が届かない場所からだったからそういう言葉を投げかけているのではないですか?これが1対1で審判と面と向かっているときにその言葉を審判にいえますか?

人間である以上は、熱くなって感情がでてしまうのはやむを得ません。筆者もサッカーの試合を見に来てストレスをためて帰るのはまっぴらです。だから審判のジャッジに納得行かない場合はブーイングを行う。そしてそれでも更にジャッジに揺らぎがあって納得いかないようでしたら、こちらも更なるブーイングを。こっちの方が時には「殴れ!」「怒れ!」よりは威力を発揮するかもしれませんよ!

選手たちのプレーや私生活が青少年に影響を与えると言うような話題だって時には起きるのです。それならば選手たちと共に戦っている我々だってスタジアム内では同じ事ではないのでしょうか?

鳥栖スタジアムにサッカーを見に来られる皆様方、ジャッジに対して納得いかない事も多いかとは思いますが、是非とも審判に対するリスペクトの方もよろしくお願いします。

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