ウクライナ VS 日本

2005年10月13日 15:48
両チーム共に攻守の切り替えが早く、スピーディで楽しい試合でした。お互いにワンタッチのプレーが随所に現れてそれがスピーディさを感じたところでしょうか。両チームとも前半から飛ばしていたような気がします。前半の途中から中盤がないような感じでカウンター合戦になってしまったのは否めませんがそれはそれで楽しかったです。

ウクライナは中盤でのチェックが早かったですね。日本がボールを持つとサイドの方へ追いやるような囲い方をすぐにしてきました。最初のプレスをかわされると組織を整えてパスコースを限定する守備に切り替え、状況に応じた形で非常に組織的な守備を感じました。攻撃ではボールを奪って思ったよりもパスをつなぐサッカーで、縦へのグラウンダーの楔を簡単に入れてきますね。そこをワンタッチではたきながらあいているスペースを探すパスワークがあったので日本もボールを奪う的を絞りづらかったでしょう。楔を受けた選手が前を向いてドリブル突破を図ってくる脅威はなかったですが、ボールを失わないという強みはウクライナの前線にはありましたね。

また、キックの質が正確なのでサイドチェンジが非常に有効に通っていました。運動量はさほどあるようには感じませんでしたが、それぞれの選手がポジショニングをしっかりとしていて非常に組織的だったように思えます。なるほど、シェフチェンコという飛び道具があればアクセントとしてかなりはまるでしょうね。東欧の選手は個人技がありますが、それはドリブルだけではなくトラップやパスの質も個人技として確立されているなと思いました。

日本のディフェンスは坪井、モニワと言ったところがサイドにおびきだされるシーンがあってそこは少し怖かったですね。攻撃にしかかるとどうしてもサイドバックの選手が上がり気味になってしまうのでそこのカバーをセンタバックが常に気にしていなければならないわけでして、最終的にはそこでつぶせていたのでよかったのですがこういった守備ではセンターバックがかわされると非常に危ないので、できればボランチとして守備力のある選手を配置したいところです。4バックだとこういう形で中の守備が瞬間的に薄くなるのはしょうがないのですけどね。難しいところです。

日本の攻撃はとにかくシュートがなかったですね。雨も降っていましたしミドルの位置からもっともっと狙ってもいいかなと思いましたが。ペナルティエリア付近まで行くことがなかなかできませんでしたので、少しでもチャンスがあればいかにフィニッシュに向かうことができるのかというのをもっと考えたらよかったような気がします。

中田浩二が退場してからは日本は守りながらのカウンターになったわけなんですが、中田英が抜群のキープ力でせっかくキープしても、周りの上がりが遅かったり、中田英がボールを渡した後に受けた選手が簡単に前へ蹴ってボールを失ったりするのでそこはもったいなかったですね。もちろん得点を取るためのスピードのある攻めも大事ですが、キープして全体を押し上げていかないと攻められるばっかりできつい時間が続きますからね。それにしてもよく耐えたと思います。あのPKはなかった事にしましょう(苦笑)

中田英は守備に攻撃にすごくがんばっていたと思います。あのキープ力と攻守の切り替えの速さはチームにとってすごく頼もしいでしょう。守備にも体を張っていましたしね。ひとつ気になったのは稲本が本調子ではなかった事かな。ひとつひとつの判断力が悪かったような気がします。稲本は試合に出続けていないとこういった感じで調子を落としがちな選手ですのでチームに戻ってからが少し心配ですね。

最後に。今日は実況と解説のあの両者が少しおとなしかったですね。前回の実況でよっぽど苦情でも来たのでしょうか(笑)

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