勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし 。

2005年10月25日 15:38
昨日福岡サポの友人から試合内容についての電話もかかってきたことですし、少しだけ福岡戦を思い出したいと思います(笑)福岡戦のことを思い出すと言いながらもまずは前節の柏レイソル早野監督のインタビュー(J's GOAL)より引用。

>Q:勇気というキーワードは、どんなプレーに?

>「アウグストのサイドで1対1の状態になったとき、先に仕掛けていくというところ。
>それが仕掛けるのをやめて横パスをとられている。じゃあなんのためにそこまでいったのか。
>そこはファウルもらってでも勇気を持って縦にはいっていってフィニッシュをとる、という勇気が必要。
>あがっていったところではゴールを目指さなければいけない。
>コンビネーションもあるが、個人としてそこはゴールを狙ってほしい」

この言葉...
鳥栖の選手にもそっくりあてはまらないですかね。大実のペナルティエリアでのプレーもしかり、シュナがキャッチではなくてパンチングを選択した場面が多かった事もしかり、早野さんの言葉のようなサイドの攻防もしかり。

大実がペナルティエリア内でバックパスを行った場面と同じような場面が今節のJ1の試合でありました。その試合では角度のない位置からシュートを打ってしっかりと決めました。誰だったかな?失念しちゃったな。FC東京のササだったかな?浦和のマリッチだったかな?角度のないところから思い切りの良いシュートでゴールに突き刺しました。新潟のアンデルソンリマは角度のないフリーキックでシュートをはずして、笛が鳴る前のアクシデントでフリーキックがやり直しになって今度はクロスを上げるだろうと思ったら、またシュートを打ってはずしました。シュートは打たなきゃ入らないですよね。ま、リマみたいにひとりよがりで打ちすぎてはずされるのもつらいですが(笑)

キーパーに関してはセーフティファーストという言葉と相反するので一概にはパンチングが逃げるという言葉が当てはまらないかもしれませんが、何となくJ1参入決定戦の福岡VS川崎戦、いわゆる『神を見た夜』を思い出してしまって。川崎の浦上があまりにも調子よくて好セーブでキャッチをずばずば決めていたのですが、フェルナンド(?)のクロスをキャッチミスしてしまって久藤に決められてしまった所から浦上が少しおかしくなったんですよね。丁寧に、丁寧に、ミスしちゃいけないと意識してしまって、普段何気なくできていることができなくなってしまったみたいな感じで語ってらっしゃいました。ミスしてはいけないという意識が先に走ってしまったとしたら、安全なプレーに終始してしまいますよね。その安全に行きたいという心理状態が結局は最後の山下の同点ゴールにつながってしまったと思います。シュナもそんな心境だったのかな。キャッチに行けるような場面でもパンチングしてましたからね。ただ、キャッチできていたら福岡の波状攻撃が止まった部分もあるだろうし、鳥栖の攻撃に転換できていたというのもありますので残念なシーンでもありました。

常々言ってますが、サッカーは精神面だけで勝てるスポーツではありませんが、精神面がないと勝てないスポーツでもあります。『心技体』すべてが充実しているチームがよりよい力を発揮して勝利へ近づいて行くんですよね。試合では前日に練習していたグラウシオのマークとセットプレイ対策がまったく何の効果を表しませんでした。特にグラウシオの2点目はミスと集中力の欠如からの失点。千代反田の2点目はマークをはずすという同じ過ちの繰り返し。やらなくてもいい点数を与えた事による弊害は大きかったですね。心も技も体もまだまだだったということでしょう。

我々サポータも反省しないといけないところは多しですね。さすがに4点目を取られた時は意気消沈してしまいました。選手達を鼓舞するのが役目ならば、勝っている時以上に負けているときは大音量で応援をしないといけないですよね。後半の最後の方はサポータの雰囲気も明らかに悪い方向に変わってしまいました。反省です。

最後に。鳥栖に対してあまり批判めいた事を書いたことはありませんが、一つだけ違和感を感じてしまった出来事があったので記したいと思います。それが良い事か悪い事かという判断というよりも、その場にそぐわない空気を感じてしまっただけの事ですのであまり深くは捕らえないでください。

試合が終わってから、試合に出なかった選手によるクールダウン(?)が行われていました。鳥栖スタジアムでも試合が終わった後には試合に出なかったベンチ入りの選手はランニングをしております。博多の森でもそれが行われていたのですが、その時はコーチ陣と選手による"鳥かご"が行われていました。"鳥かご"という言い方はもしかしたら私が所属したサッカーチームだけの言い方かもしれませんが、4人がワンタッチからツータッチでボールを回しているときに1人が中に入ってカットを行うという練習でよく見る光景ですね。その"鳥かご"を試合後にアウェーゴール前でコーチ陣と選手が笑いながらやっていたんですよね。"鳥かご"自体はミスがあったり、バランスを崩したり、中の人がへばってきたりすると、通常のパス練習と違って楽しくてつい笑みがでてしまうのも分かります。しかし、ダービーでの敗北で打ちひしがれたサポータの目の前でコーチと選手が笑いながらのボール回しをやっている光景に一種のしっくり来ない空気。違和感を感じてしまいました。気持ちの切り替えが早いと前向きに捕らえるにしては余りにも...でしたね。

私がサガン鳥栖SNSサイトの自己紹介ページに書いている文言はこちら。

『戦術?個人技?大物助っ人? いやいやサガンの一番好きな所は最後まで戦い抜く気持ち!』

まだシーズンが終わったわけではありません。来年もダービーを開催してリベンジするためにも是非ともJ1の舞台をあきらめずに最後まで戦い続けて欲しいと思います。そして筆者もまだダービーのビデオ見ていないので、ビデオを見て技術面、組織面、プレーの質において福岡に劣っていた部分をしっかりと感じ取りたいと思います。

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