福岡 VS 札幌

2005年6月19日 12:20

博多の森に行ってきたのですが、札幌会心のゲームでした。

試合は序盤から福岡の方が攻め立てます。
札幌は両サイドがかなり引き気味。3バックの登録でしたが、西嶋はほぼ常に引いていて右サイドの岡田の引き具合によって4バック気味になったり、5バック気味になったり。
西嶋が宮崎を見る形になるのですが試合開始当初はかなり宮崎にやられていました。
前半の序盤に宮崎がぬけだしてキーパーと1対1になり、林の好セーブによって点にならなかったのですが、そのときも西嶋が宮崎のフェイク一発にやられて飛び出しをやすやすと許してしまっています。
このときはこのまま二人のマッチアップだったら西嶋はちょっときついかもなと思っていましたが、試合が進むにつれて宮崎の動きになれたのか西嶋もなんとか宮崎に対処できるようになります。

札幌は後ろの守備がそのようにサイドのスペースを消していたのですが、その1列前の田畑がよくボールを拾っていました。上背もあるのでロングボールを跳ね返すこともできるし、福岡にボールを奪われたときのチェックも早くて、下がり気味の最終ラインの前でのチェックへ行く守備として非常に効いていたと思います。田畑をドリブルで交わそうとした選手が何回止められたでしょうか?かなりいいボランチなんですが、惜しむらくは、田畑にもう少しパスセンスがあれば、というところでしょう。でもまあそれはうちのイイヲ様とまったく同じなわけで(笑)

また、札幌は前に中山、中盤に田畑、後ろにソダンと高さで対抗できる術があるので安易にロングボールでピンチに陥ることはなかったですね。とくにソダンは制空権を握っておりました。林に全然負けていませんでしたね。

しかしながら、札幌も攻めが単調でしてもったいない場面が多かったです。前半はかなりロングボールが多い展開になっていました。ホームである福岡の勝ちたい気持ちがプレスを先に先にとさせていたのかもしれません。そのプレスに屈して長いボールを出すことが多くてなかなか攻撃ができませんでした。

福岡は思ったよりも林にボールが収まらなかったのが最後まで響いたと思います。出し手というよりは、受け手の方が悪かったかな。攻め立てていたのですが、中盤でボールを支配して、宮崎や古賀のスピードで力づくで押していたという感じだったでしょうか。最後のクロスの精度がなかったこともありますが、やはりFWへのボールの収まりが悪かったのでリズムよい攻めではなかったですね。札幌が下がり気味で中盤があいていたのでボールを支配できていたのですが、中央の守備が堅かったのでなかなか崩せませんでした。セットプレイでおしこもうとする場面もありましたが惜しくも札幌の粘りで決められないというのがもったいなかったです。

そして後半、札幌は打って変わって中盤でつないでくる来て攻撃へと転じます。そして先制点は札幌。中盤でボールを奪って右サイドでフリーだった砂川にボールが渡ると、中の人数が札幌の方が完全に余っていました。一番遠い位置にいた岡田に渡ってヘディングが決まって先制点をあげました。

その後に福岡が攻め、札幌も守備を堅くしてカウンターで応酬のような形でした。福岡は攻めたてますが最後のところでなかなかフィニッシュが決まりません。

そんな中、札幌はカウンターをしかけるのですが何よりも前線の二人の動きが素晴らしかったです。ボールを奪うと同時に走り出すのですが、そのランニングがかならずお互いスペースを空ける様にクロスに走ったり、一人が縦、一人が引く動きをしたりとヤンツーさんの教えがかなり浸透しているようでした。福岡の守備陣がそれについていけないときがあって、そうやってサイドのスペースを作ったときに岡田や砂川がスペースに入り込んでからの前を向きながらのサイドチェンジがかなりいいボールが飛んでいました。

札幌の2点目はセットプレイだったのですが、まず札幌から見て左サイドで福岡がファールを取られました。そのときにスタジアム全体がかなりまったりしてたんですね。審判の笛もなんとなくファールを取った感じで。あーファールなんだと思っていたらソダンと池内が上がってきて、福岡の選手もしょうがないみたいな感じでまったりとセットプレイの準備をしている感じがして、なんかゆったりだなぁと思っていたらこれもファーサイドへあがったクロスから池内が決めました。ホントに不思議な感覚の一瞬でした。

福岡は最大のチャンスは川島がゴール前までドリブルで突破して、クロス(パス)を山形に送って絶好の形でシュートを打つのですが、打ち損ねてキーパーの正面。これが決まっていたら1点差になって追い上げムードだったのでしょうが決め切れなかったですね。あれは決めておかないと厳しいですね。事実、そのあとに札幌が3点目をあげて試合を決めました。

札幌の3点目もツートップ二人だけで崩して非常によかったです。中山がボールを受けてドリブルでひきつけて相川の飛び出すタイミングで絶好のパス。かなりしびれました。
最後に、上里もセンスいいですね。左足の精度がよくてミドルシュート、セットプレイと小気味よいプレーが目をひきました。

確か札幌が湘南に3-0で勝ったときも「よく守った札幌」という表現を使ったと思いますが、今回も同じフレーズを使わせてもらいます。3点差で勝ったチームに対して適切な表現なのかはわかりませんが、「札幌はよく守った試合」だと思います。

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